〓 リバーランズ 〓

ボルトン家の家臣のロックによってジェイミーの右手首は切り落とされ
その手は茫然自失のジェイミーの首に、首飾りのようにぶら下げられた

利き手を失くし、以前のような軽口も無くなったキングスレイヤー
ロックと兵達はそんなジェイミーを道中ずっと揶揄し続ける

食事も水も与えられず、肉体的にも精神的にも参ったジェイミーは
馬上に跨っている力もなくなり道端の泥の上に落ちた
水を求めるジェイミーの頭に水をかけ、嘲笑う兵達
ロックがジェイミーに水筒を渡すが、水筒には馬の小便が入っていた
渇きの限界だったジェイミーはそれを飲み込み、そして吐き出す
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ジェイミーは隙を見て兵の一人から剣を奪うが
利き手を失くし弱りきった体ではどうにもならず、ロックと兵達に遊ばれるだけだった
泥の地面に押し付けられ、今の自分の無力さにジェイミーは絶望した
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その夜、与えられた小さな堅いパンの欠片も食べようとしないジェイミー
生きる気力も無くしかけてるジェイミーに話しかけるブリエン
お前は死なない、生きるんだ・・復讐するために
復讐などどうでもいい・・
少しの不幸な目にあった位で諦めるのか?
少し・・不幸・・・利き腕だ・・俺の全てだ・・
これも現実世界の一つだ・・人々はいつも大事な物を奪われている
それでお前はメソメソ泣いて終わりか・・女の腐ったような奴だな


ブリエンにそう言われたジェイミーは、以前のように反論はしなかったが
ただ黙ってパンの欠片を食べ始めた

お前が助けてくれた事はわかってる・・・
あいつらにタース島のサファイアの話をしたんだろう
サファイアの島と呼ばれてるのは青い海のせいだ・・・知ってたんだろ・・なぜ私を助けたんだ?

レイプされかけていたブリエンを助けるためにジェイミーが作った嘘の話
しかしジェイミーはブリエンの問いには答えず、黙ったままだった
あるいは何故助けたのか自分でも不思議に思っているのか
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〓 キングスランディング 〓

ティリオンがヴァリスの部屋を訪ねた時、ヴァリスは大きな木箱を開けようとしていた
タイミングが悪かったかと思うティリオンを、ヴァリスは気さくに迎え入れる
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ブラックウォーターの戦いでマンドン・ムーアにティリオンを襲わせた者
その命令を下したのは姉のサーセイでほぼ間違いないと思っているティリオン
ならば復讐のために確実な証拠が欲しい
そこで沢山の小鳥(間者)を持つヴァリスなら何か証拠を持ってると思ったティリオン
しかしヴァリスは情報を集め伝えるだけで、それを証明するような事はできないと言う


ヴァリスは大きな木箱を開けながら、ティリオンに自分の昔話を始める
奴隷だった子供の頃に旅一座の役者としてエッソスの自由都市を旅していたヴァリス
一座がミアを訪れた時、主人はヴァリスをある魔術師に売った
魔術師はヴァリスに体の自由だけを奪う薬(感覚は残る)を飲ませ
歌いながら曲がったナイフでヴァリスの性器を切り取った
魔術師は火鉢で切り取った私の性器を焼き、それは青く燃えました
私は魔術師の呼びかけに、炎の中から答える声を聞いた・・
今でも夜に思い出す・・魔術師でもナイフでもなく、あの炎から聞こえる声を・・
神か悪魔か、魔術師のトリックか・・わからない

その日から私は魔術や、それを学ぼうとする者が嫌いなのです
スタニスと赤い魔女(メリサンドル)との戦いで、私はあなたに協力的だったでしょう?
あれも一つの復讐のようなものです


そうだ、復讐はしないといけない、俺を殺そうとした奴に
その為にはそれなりの権威が要るんだ


その気持ちを抑えてはいけない・・今のところは・・
しかし権威の大部分は自制の問題でもあるのです
事が終わった後、魔術師は私を窓から投げ捨て殺そうとしましたが
私は生きて復讐するために、魔術師に助けてくれと懇願した
性器のない残った体を売ったりして、やがて私は腕のいい盗人になりました
そして盗んだ手紙の内容は、財布を盗むより価値があると悟った
一歩一歩、不快な任務をこなしてミアのスラム街から、王の小議会までたどり着いたのです
雑草のように育つ権威がレッドキープに到るまで、私は根気強く手入れをしました


ヴァリスが木の箱の蓋を開け、ティリオンはその中を見る
そこにはかつてヴァリスを去勢した、老いた魔術師が口を縫われて入れられていた
貴方は復讐をしたいでしょうとも、その時はきっと訪れます・・その気持ちを抑えれるなら・・

ヴァリスなりの友への優しさなのか、復讐を急ぐティリオンのために
その異常なまでの忍耐強さで復讐を成し遂げた人生を見せ付けた
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ベイリッシュの娼館で働くロスは、ヴァリスのスパイとしても働いていた
ティリオンの従者、ポドリックの噂の真相をロスに聞くヴァリス
ロスが娼婦達に聞いた限りでは、ポドリックのモノはとてつもなく大きく
その内容は言葉では説明できないと言っていたらしい

娼婦がポドリックから金を受け取らなかった事は、娼館の損失になるが
娼館の主のベイリッシュはアイリーへの旅の準備が忙しく、気にもしなかった
ベイリッシュがサンサに近づき、何か企んでる事を懸念していたティリオン、ロス、ヴァリス
今回のベイリッシュの遠出で、サンサは彼の手から離れると思っていたヴァリスだが
ロスから渡されたアイリーへの船旅の積荷目録の中に羽毛ベッドが2台あると知って
ベイリッシュはサンサを同行させ、まだ利用するつもりだと気付いた
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結婚式場となるベイラー大聖堂の下見をするジョフリーとマージェリー
大聖堂には歴代のターガリエン家の墓もあり、二人はそれを見て回る
ジョフリーは過去のターガリエン家のおぞましい人物、歴史が大好きなようで
嬉しそうにマージェリーに聞かせながら案内し、マージェリーも楽しそうに聞いていた
大聖堂には同じく下見をしていたサーセイとオレナもいた

最後のターガリエンこと狂王の墓を見たくないか?
レディマージェリーはそんな物見たいわけがないでしょう?
嬉しそうにマージェリーを案内するジョフリーを見て、少し妬いたサーセイ

あら全然大丈夫です、まるで歴史を巡っているみたいで
お墓を見るのはとても楽しいですから


マージェリーがそう言うのを聞いて、また嬉しそうに案内するジョフリー
一方サーセイはマージェリーの偽りのしおらしさに苛立つ
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歴代のターガリエンの墓ともなっているベイラー大聖堂だが
ターガリエン家を倒し、新たに王となったロバートバラシオンの遺体は
ロバートの生前の命により、故郷のストームズエンドへと送られた

ロバートの死因は不運だったと、オレナは悔やむ言葉をかけようとするが
酔って狩りをすれば事故にあって当然とばかりに
サーセイは今となっては亡き夫の死を悲しむ素振りも見せない

オレナも自身の息子、メイス・タイレルの無能さを語り
息子というものは母親の言葉など聞こうともせず、自由勝手にするだけと嘆く
有能な女より無能な男が仕切る世界、社会構造に不満を吐くオレナ
サーセイもその話に何かを思いながらも、それも神の意思なのでしょうと呟く


ジョフリーとマージェリーの距離はますます近くなり
ジョフリーは時に我を抑え、マージェリーの意見に耳を貸す事さえ出来るようになっていた
大聖堂の外から民衆達の声が聞こえ、マージェリーは言う
見にいきませんか? 彼らに愛を与えれば、何千倍にもなって帰ってきますよ
貴方のキングスランディング防城戦での活躍を彼らは知っています
彼らは貴方を敬愛しているのです


マージェリーがそう言うと、ジョフリーは少し緊張しながら門を開けよと兵に命じた

開かれた大聖堂の扉に歩いて行く二人
それを見て慌ててジョフリーを呼び戻そうとするサーセイ
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姿を見せた二人を見て、民衆は興奮してジョフリーとマージェリーの名前を叫ぶ
ジョフリーはぎこちなく手を振り、その声に答える

その光景を見たサーセイは、自身の手から完全にジョフリーが離れて
マージェリー及びタイレル家の手中に落ちたと気付いた
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タイウィンの部屋に訪れたサーセイ
タイウィンは相変わらず忙しそうに手紙を書いては封をしている

ジェイミーを探し出すために、私達はできる事全てをやってるかしら?
もっとジェイミーを助けるために本気で動いて欲しいと遠まわしに言うサーセイ
しかしサーセイに言われるまでもなくタイウィンはそうするつもりだった
一族の恥と思っている次男のティリオンが、ケイトリンに捕まった時でさえも
すぐにタイウィンはマウンテンをリバーランに送りこみ、戦争を始めた
ましてや長男で後継者でもあるジェイミーならなおさら、出来る限りの事をやると言い切る
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話は終わっても、席を立とうとしないサーセイ

私こそが貴方にとって信頼の置ける存在だと思った事はないですか?
ジェイミーでもティリオンでもなく私が・・
家や遺産についての細かな教えを、何年も真面目に聞いていたのは私だけでしょう?
私こそが最も貴方の遺産を受け継ぐべき人間じゃないかしら?


タイウィンは特に反論もせず、穏やかに相続の話を聞き続ける
サーセイは自分の意見が受け入れられたと思い、続けて話をする

タイレル家が問題なの

タイレル家の協力があってスタニスを倒せた、彼らがお前やお前の子達の命を救ったんだ
マージェリーはジョフリーの心を掴んだ・・彼女はジョフリーの操り方を知ってるの
それは良かった、お前があの小僧の操り方を知ってたら尚よかったが
私はお前が女だからという理由で信用しないんじゃない
お前は自分が思ってる程賢くはない・・・だから信用しないんだ
あの小僧がお前や皆に威張り散らしてるのは、お前がそうさせてしまったからだ


なら・・あなたの好きなように彼を止めてみせればよかったのよ・・
そうするさ

タイウィンはサーセイを後継者にするつもりはさらさら無く
サーセイはマージェリーを陥れるつもりが、自分の無能さを証明してしまっただけだった
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マージェリーのいとこ二人と、庭園で時間を過ごすオレナ
いとこの一人が刺繍の出来をオレナに見てもらう

また同じような金色の薔薇ね、個性的だわ
薔薇の模様のお皿で食事をして、薔薇の刺繍のシーツで寝るのよ
私の部屋の便器も金色の薔薇の絵が描いてあったわね、臭いがマシになるのかしらね
薔薇はもうウンザリよ、ごめんなさいね

「強く育て」だって、どこの家のよりもマヌケな標語だわ
「冬来たる」・・印象的だわ、「我、種を撒かず」・・強そうだわ・・
どっちも用心すべきね、ダイアウルフもクラーケンも凶暴な獣なのよ

でも金色の薔薇の印で「強く育て」・・ハァ・・怖くて震えちゃうわよ・・

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オレナが家の紋章と標語について愚痴っていると、ヴァリスが庭園にやってきた
ヴァリスとオレナは庭園を歩きながらサンサの事について話す

もしロブ・スタークが戦争に敗れ、死ぬような事があれば
スターク家で唯一生存がはっきりしているサンサが北部の鍵となる
ベイリッシュがサンサを手中に入れ結婚すれば、北部の勢力を操る事になるかもしれない
地位も金も領地もあるベイリッシュが唯一持ってない軍力
ベイリッシュがそれを手に入れたならば、王国は灰と化すかもしれない
それほどヴァリスはベイリッシュが王国で最も危険な男だと確信している

一方でヴァリスはベイリッシュとの政略ゲームを楽しんでる面もあったが
ベイリッシュを危険視しているのと、サンサを助けたいと思う気持ちは本当だった

ヴァリスはネッドを救う事は出来なかったが、ネッドには感服させられた
なので、せめて哀れな状況で世間知らずな彼の娘サンサを助けてやりたいと思い
そのためにオレナに協力を求め、オレナもヴァリスの意図をすぐ理解した
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その後、オレナはすぐに動いた
ブラックウォーター湾の崖の上で、祈りを捧げていたサンサに会いにきたマージェリー
サンサの警護、監視役のラニスター兵を追い払って、女二人で話をする
何を祈ってたの?私も今朝セプトで祈ったのよ
家族の健康と幸せと、戦争の終結と、冬がすぐ終わりますようにって、ちょっと古臭いかもね

私のいとこのアラナは、私が出合った中で最も美人だったわ
彼女は女神みたいなのに、当時12歳の私はガリガリ
彼女は私を豚顔と呼ぶの、この鼻のせいなのね
広間で私のそばを通る時に、彼女は豚みたいに鼻を鳴らすの フゴッ フゴッって
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だから私は彼女が酷い皮膚病になりますようにって祈ったの
一週間後、彼女はドロドロの痘瘡に感染した

ドロドロの痘瘡?
北部ではないのかしら?肌がオートミールのようになるのよ
そしてやがて顔が崩れ落ちて、苦しみながら死ぬの

そんなの酷いわ
フフッ
あぁっ・・信じちゃったじゃない!私ったら馬鹿みたい

そんな事ないわよ
ねぇ、私達友達になりたいの・・良い友達になれるわ
ハイガーデンにいらっしゃいよ、きっと気に入るわ
満月の夜には盛大な仮面舞踏会もあるの、みんな毎月がんばって作る衣装は見物よ


私も・・そうなれれば嬉しい、でもクイーンが私を首都から出すとは思えないわ
(現在のサーセイは若いジョフリーの代役、補佐での摂政としてのクイーン【女王】の地位)

私もジョフリーと結婚すればクイーン(王妃)になるのよ
そして・・もしあなたがロラスと結ばれたら・・ねっ、あなたの住む家はハイガーデンになるの
私達は姉妹になるのよ、素敵じゃない?


憧れの花の騎士ロラスと結婚できて、華やかなハイガーデンでの生活
優雅で気さくなマージェリーと姉妹に、と夢のような話に感激するサンサ
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〓 クラスターズキープ 壁の向こう 〓

クラスターズキープに駐留させて貰ってる代わりに、仕事をさせられるウォッチ達
愚痴りながらも豚の糞処理をするグレンとエド、しかし強姦の罪でウォッチになったラストは
もはや司令官への信用がなくなり、もはや自分で生きる道を見つけるしかないと呟く

サムはギリーの生まれたばかりの男の子に感動して近寄ろうとするが
息子の事で頭が一杯のギリーは、サムの相手をしてる時間は無かった
そしてギリーに預けていた母の形見の指サックをつき返された

クラスターは男の子は育てずに処分するので、ギリーの息子もすぐに奪われるだろう
ギリーは母としてどうにか息子を助けたいと焦っていた
サムはそんなギリーに何も言えず、助ける事もできなかった
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足を負傷していたバネンというウォッチが死んだ
ウォッチ達は火葬される彼を囲み、司令官は弔事を述べる
誓いを守り、任務を全うし、勇ましく戦い
そして今、彼の監視任務は終わった”And Now His Watch is Ended”

クラスターは好きなだけ飲み食いしてはウォッチ達をこきおろす
そんな中バネンは負傷した足と、十分な食事を与えられない現状で弱って死んだ
ウォッチ達のクラスターへの不満は募るばかりで
雪の中で飢え死ぬよりは・・・と考えるのは今やラストだけではなかった

飢えたウォッチ達は、焼かれるバネンの匂いにさえ食欲をそそられていた
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母屋では相変わらずウォッチ達に、自分の偉大さを誇示し続けるクラスター

感謝はしている、負傷者が回復次第ここを出て行こう
と司令官がクラスターを立てつつ、ウォッチ達の怒りも収めるのも限界だった

お前らが出ていってくれたら、俺も感謝するんだがな
負傷したやつらはもう死ぬだけだ、なぜ首を切って楽にしてやらんのだ?
お前がやりたくないんなら奴らを置いていけば、俺がやってやるぞ


誰の首を切るだと・・老いぼれ・・

クラスターの度を越えた煽りに、もう黙っていられなくなったスチュワードのカールとラスト
そして外に出ていろ、と言う司令官の命令に大人しく従う者ももういない
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外は寒く食べる物も無い・・
俺の嫁達がパンをやっただろ
パンのクズだ・・・それよりお前の隠し貯めてる物が食いたいね・・
気に入らないなら、外へ出て雪でも食ってろ・・俺は自分の女を食わしていかにゃならんのだ!
つまり食料を溜め込んでるって認めるわけだな?
俺様はここでは神だ!
お前はガメついクソヤローだ!

クソヤローだと?・・出ていけコソ泥どもが!雪の中で空腹で眠れ!
二度と俺様を・・クソヤローなんて呼んで見ろ・・その腕を切り落としてやる・・


司令官はラストを外へ連れて行き、一触即発は間逃れたかに見えた・・その時

お前はクソヤローだ・・娘を犯すクソ野人だ・・

怒り狂って向かってきたクラスターの喉にナイフを突き刺すカール
クラスターは血を吐いて倒れ、すぐ息絶えた
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カールはクラスターの妻の一人にナイフを向けて、隠された食料庫を教えろと脅す
司令官は剣を抜き、カールを止めようとしたが、その瞬間、後ろからラストが司令官を刺す

クラスターと司令官が殺され、騒然とするクラスターズキープ
そして母屋の中は、食料を奪おうとする反逆者達と
司令官を殺した反逆者達を許すまいとするウォッチ達の戦いが始まった
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サムはその混乱に乗じて、ギリーとその息子を連れて
深夜のクラスターズキープを逃げ出す
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〓 ディープウッドモット 北部 〓

拷問されていた城から、シオンの脱出を手伝った若者
その若者は再びシオンの前に助けに表れた

若者は鉄諸島のソルトクリフ島の出身でシオンの姉ヤーラに仕えていて
ヤーラの命でシオンを助けるためにあの城に潜入し働いていたらしい
若者はヤーラの待つディープウッドモットへとシオンを連れて行く

シオンと若者はディープウッドに着くと正面から入らず地下道へ入った
若者が言うにはヤーラの兵の中にはシオンを殺そうとする者がいるらしく
直接ヤーラに会うために、二人は地下道から忍び込んだ
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若者が地下道の鍵を開けようとしてる間、シオンは今までの自分を振り返る

羨ましかったんだ・・父はヤーラにこのディープウッドモット襲撃を命じ、俺には漁村で略奪だ
父は俺を信用してなかった、俺をスターク側の人間だと思ってたんだ

俺がスタークになれるわけがない・・ロブ・スタークにはいつもそれを思い知らされた
彼は自分がなるべき人間になるだけでよかった
スタークにふさわしい男だよ、見た目以上に
そんな男がどうやったら俺みたいな奴の兄弟になれるっていうんだ・・北の王だぞ・・

そして俺は・・・鉄諸島人だ・・鉄諸島人だから・・
ウィンターフェルに鉄の代価を支払ったんだ・・
見つからないスタークの子達の代わりに・・農家にいた二人の子供を殺させた・・
ダグマーに子供達の喉を切らせ、燃やさせて・・そうやってウィンターフェルを手に入れた
父を喜ばせるために・・

俺の本当の父はキングスランディングで首を切られたんだ・・
俺は選択を誤った・・全部燃やしてしまった・・


我が息子を裏切り者呼ばわりし、見殺しにするようなバロンより
誠実に育ててくれたエダードとスターク家についていくべきだったと後悔するシオン

全部ではないですよ、さあ貴方の姉はすぐそこです
そう言って若者はシオンを励まし、地下道の鍵を開ける
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若者はシオンを連れて暗い部屋に入っていき、松明に火をつける

するとそこには以前シオンが拷問されていた磔台があった
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連れ戻したぞ、こいつは他の奴を殺しやがったんだ

若者がそう言うと、現れた男達にシオンは捕獲される

こいつがいるべき場所戻しておけ

そう命令する若者、実は男達を従えていたのはこの若者だった
ワケがわからないまま磔台へ戻され、再度拷問を受けるシオン
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〓 リバーランズ 〓


目隠しをされて馬に揺られるアリアとジェンドリー
ブラザーフッドの隠れ家へとハウンドを連行するトロス達に同行していた

トロスは後ろに乗せたアリアに廃糖蜜から作ったラム酒を水の代わりに飲ませる
森の奥ではまともな酒はなかなか手に入らないが、それでも酒は忘れない男達
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隠れ家の場所を知る事によって危険が及びかねないので、二人にもその場所は知らされない
森奥深くの洞窟の中に隠れ家はあり、その中でやっとアリア達の目隠しがはずされた

目隠しのフードを外されたハウンドの前に表れた眼帯の男ベリック・ドンダリオン
かつてリバーランズを襲ったマウンテンの討伐のために、エダードが送った軍の指揮官が彼だった
結果としてはマウンテンは今でも生きていて、エダードはもう死んでしまった
そして今ドンダリオンは民衆の為のレジスタンス組織、ブラザーフッドのリーダーになっていた
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スターク家、バラシオン家に仕えていた兵を集めたようなブラザーフッドの面々を
敗残兵の集まりと笑うハウンドだったが、自身も首都から逃げてきた事を指摘される

エダード・スタークもロバート・バラシオンも死に、仕えるべき主が無くなった男達
彼らはまるで幽霊のように森の中に忍び、弱き者のために戦うブラザーフッドとなった
そして非道残虐の限りをつくすクレゲイン家の男は正に彼らの敵だった
ドンダリオンは神の何おいてハウンドに正義を下すと言う

しかしブラザーフッド達が例に挙げたクレゲイン家の罪という物は
全て直接ハウンドが関わってはいない物だった
(リバーランズの街の一つ、ママーズフォードでの戦いでのラニスター軍の虐殺
幼い少女までレイプし、赤子を母親の前で切り裂くなどの行為

ロバートの反乱後のキングスランディング略奪の際に
マウンテンがエリア・ターガリエン(マーテル)をレイプし、その子達と共に殺した事)




兄の罪で俺を殺すのか?クレゲイン家の生まれが罪になるのか?
俺はママーズフォードには居なかったし、ターガリエンの子供など見た事もない
俺を殺したいんだろう、さあ殺せ!
だが俺を人殺しと呼ぶんじゃない、そして自分達は違う(人殺しじゃない)みたいな顔をするな


お前は肉屋の息子のマイカーを殺した!剣も持ってない12歳の子供だった

アリアはそう告発したが、その真相は誰も知る所ではなかったため
ドンダリオンは自らハウンドと決闘裁判を行い、それを光の神の裁きとする事にした
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〓 アスタポー エッソス 〓

クラズニスを初めとした奴隷商人達の所有する全てのアンサリード8千人が広場に並ぶ
その中にはまだアンサリードでない訓練中の兵も含められている
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アンサリード8千人と、デナーリスの所有するドラゴンの内、最も大きいドロゴンとの交換
アスタポーの広場にはドラゴンを一目見ようと、金持ちの商人達などが集まっていた

デナーリスは檻から鎖につないだドロゴンを出して飛ばせてみせる
そしてドロゴンを繋いでいる鎖をクラズニスに渡し
クラズニスからアンサリードの司令官の証である金のムチを受け取った
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何事も無くあっさりと取引は終わった
クラズニスはドラゴンに夢中でデナーリスの事など見向きもせず
デナーリスは大事なドロゴンを失ったというのに、悲しい顔一つ見せなかった


我が子同然のドロゴンに背を向け、デナーリスはアンサリード達の前に立つ
前進、止まれ”とヴァリリア語で簡単な命令を出すと、8千人が同時にそれに従い動いた
見事なまでに統制された大軍を手に入れ、満足気なデナーリス
その一方でクラズニスに渡ったドロゴンは暴れて言う事を聞かなかった

ドラゴンは奴隷じゃないのよ

デナーリスは振り返って流暢なヴァリリア語でクラズニスにそう言った

私は古代ヴァリリアの末裔のデナーリス・ターガリエン、ヴァリリア語は母国語なの

デナーリスがヴァリリア語をわからないと思い、今まで暴言を吐き続けていたクラズニス
馬鹿にしていたつもりが、逆に相手の思惑に乗せられていたと知り唖然とする
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アンサリードよ!
主を殺せ!、その兵達も殺せ!ムチを持つものは全て殺せ!
子供は傷つけず、奴隷は全て見つけ次第解き放て!


アンサリードは命令通りに今まで自分達の主だった奴隷商人、そしてその兵達を殺し始める
クラズニスは護衛達に命じてデナーリスを殺そうとしたが、もう全ては遅かった

ドラカリス!

デナーリスが古代ヴァリリア語で「ドラゴンの炎」を意味する言葉を叫ぶと
ドロゴンはクラズニスに向かって火を吐いた

ドロゴンの強烈な火はクラズニスを灰にし
飛び回りながら街壁の上にいた奴隷の主人達を焼き殺していく
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最終的にアンサリードとドラゴンは、アスタポーの奴隷商人、主人達を皆殺しにし
その所有物だった奴隷達を全て解放した

アンサリードよ、あなた達は奴隷だったが今日からは自由よ
行きたい者は行きなさい、止める者は誰もいないの

それとも私のために戦うのか?自由な男として


アンサリード達は一人二人、そして次々と槍を地面に打ち鳴らしていく
完全な奴隷兵として生まれ育ったアンサリード達が、初めての自らの意思を表す
奴隷では無く、デナーリスに忠誠を誓う自由な兵と生まれ変わったアンサリード

デナーリスはもはや不必要になったアンサリードの主人の証のムチを捨て
三匹のドラゴンと8千人の兵を従えて、ウェスタロス奪還へと歩き出した
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