〓 キングズランディング 〓


貧しき者、悩める者を愛してるフリをしていた時・・・
彼らを哀れんではいても、愛してはいませんでした。
彼らは不快だったでしょうね・・・”

愛し難いものです、貧しき者は私たちを嫌う・・・彼らは幻を剥ぎ取った私達そのものですから。
上等な服を着ていない私達がどんなものかを見せてくれる・・
香水のない私達がどんな匂いなのか・・・


罪を認めて改心したマージェリーは、熱心に七神教の教えを学び
その日も地下聖堂で修道女のように本を読みふける。
ハイスパローはマージェリーにトメンとの子作りをすすめ、そしてオレナの投獄を匂わし
オレナに新しき道を示すように、とマージェリーにうながす。
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久しぶりにマージェリーと話す機会を得たオレナだったが
マージェリーには長身のセプタ・ウネラが監視役と同行していた。
なんとか孫と二人で話がしたいオレナ、しかしマージェリーはウネラを帰らすどころか
彼女は真実の友で相談相手だと擁護する始末。

お婆様はハイスパローと神に背き兵を挙げたわ
あなたのためによ
神はお婆様とお父様を罰せたわ、でもしなかった・・・慈悲がかけられたの
それでおまえの弟はどうなの?慈悲はあの子にもかけられたのかしら?
ロラスは罪を認めて悔い改めるしかないの、そうすれば神は彼が家に帰るのをお許しなさるわ・・・
彼が名前と称号を捨て悔悟者.として生きるのなら・・

気でも狂ったのあなた・・・?
あの子はハイガーデンの跡継ぎ、そしてタイレル家の未来なのよ

やり直せるわ
愚かな狂信者としてね・・
自由な人としてよ・・・
今すぐハイガーデンに帰りましょう・・・ここにいなければいけない法律もないわ
私は王妃なの、これが我が王に仕える私の努めよ・・・家に帰って頂戴・・お婆様。
あなたを置いては行かないわ・・・絶対に・・・
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マージェリーはハイスパローの思惑通りに動き、オレナに半ば強制的な帰郷を持ちかける。
すっかり信仰心の塊になり変わってしまった孫娘、しかしマージェリーはオレナの手を握り
ウネラの死角で紙切れをオレナに渡した。
部屋を出たオレナが紙切れを開くと、その紙にはタイレル家の象徴である薔薇が描かれていた。
マージェリーはハイスパローに心酔し回心したわけでもなく、心はタイレル家にあり
考えた上でそうしているのだと密かにオレナに伝えた。











孫たちを残していくのは本意ではないが、オレナはマージェリーの深慮に任せ、王都を去る事に決めた。
しかし同じハイスパローに対抗する側の戦力が王都からいなくなると焦ったサーセイは
なんとかオレナを引きとめようと話す。

別にあなたに関係ある話じゃないわよね
ロラスが牢獄で腐るのもあなたのせい、ハイスパローがこの街を支配してるのもあなたのせい
私達の二つの名門貴族家系が崩れようとしてるのもあなたのせい
あなたの愚かさのせいでね・・・・

その通りね・・・私は酷い間違いを犯した・・・それを悔いない日はないわ・・
私が狂信者の兵を呼び込んでしまった・・・でも今は私達は共に戦わなければ・・・お互いのために・・

あなたの事を今まで会った最悪の人間かと考えていたけど・・・・この歳になると記憶が曖昧ね・・・
でも下劣さではダントツで突き抜けてるわ・・・・
私の孫達が牢屋へ引きずられた時の、私を見るあなたのニヤけ方・・・覚えてるかしら?
私は覚えてるわ・・・絶対に忘れはしないわよ

あなたは孫娘を・・・私は息子を愛してる・・・・それだけが真実・・・私達があの子達を守らないと
私はできる限り早くこの嫌な街から出て行くわ、あの裸足の狂信者達に投獄される前にね。
まだいくらか自分が賢いと思ってるのなら、あなたもそうしたほうがいいわよ。

無理よ・・・息子を置いてはいかない・・
ならどうするつもり?もう協力者はいないわよ。
ハイスパローに仕組まれ、あなたの兄は行ってしまったわ・・・
親族にも見放され、人々はあなたを軽蔑している。
数千の敵に囲まれ・・・あなたは彼らを一人で殺すつもりかしら?
あなたは負けたのよサーセイ・・・それだけは私にとって不幸中の幸いだわ

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〓 北部 〓


ジョンに命を救われ、野人達は来る死人達との戦争でジョンと共に戦う事を決めた。
しかしウィンターフェル奪還のための戦争は人間同士の争いで、死人達は関わらない。
野人達の一部はその事でジョンに協力する義理はないと言い、ただでさえ少なくなった
部族が無くなるのを恐れていた。
もはや人間同士のいざこざではなく生き残るための過程としての北部奪還だが
ジョンはあくまで無理強いはせず、野人達の意思に任せると言う。
しかし野人も含め生き残るために、ジョンが選んできた選択でジョンは一度仲間に刺し殺された。
ここに野人達がいくらかでも生き残っているのもジョンが命を懸けてそうしてきたおかげだと
ターマンドは仲間達に力強く説き、巨人も含め野人達の決意は固まった。
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ウェスタロス北部に浮かぶ島、ベアアイランド
ナイツウォッチ前総司令官ジオー・モーモントは息子に家督を譲った後、ウォッチに入った。
息子のジョラーが人身売買でエッソスに流されると、ジオーの妹マージが跡を継ぎ
マージが五王の戦いで死んだ後は、マージの娘のリアナが領主となっていた。

わずか10歳のリアナ・モーモントだが、その血に違わぬモーモントらしい頑強さを持ち
時折メイスターに助言を聞きながらも、一人の領主として自らの言葉で
協力を求めにきたジョン、サンサを迎えて話をする。
ジョンがスタークでないこと、サンサは結婚してボルトンになったこと
その上でモーモント家が何故、他人の戦争でさらに死なねばならないのか、と
厳しい口調で言い、ジョンとサンサは言葉を無くす。


宜しいですかなお嬢さん、あなたの気持ちはよくわかります。
私はダヴォス・シーワース、ごく最近の家なものでメイスターもご存知ないでしょう。
その若さで沢山の命の責任を負う身・・・ご自分では自分の立場が見えるはずもない・・
私も自分がこのような立場になるとは思ってもいなかった・・・
私はカニ漁師の息子で以前は密輸業者でした、そして今は領主のお嬢さんにお目通りをしている。
私がここにいるのはこの戦争が他人の戦争ではないからなのです。
これは我々の戦争です・・・

あなたの叔父、モーモント前総司令官はジョンを自分の従者としました。
彼はジョンを自分の後継者に選んだ、彼が正しき事ができる勇気を持っていると知っていたからです。
自分の命をかけても・・・
二人ともが本当の戦いが、家同士の間のいざこざではない事を知っていたのです
これが生けるものと、死せるものとの戦争だと。
間違えてはいけない・・・・死せるものはやってきます。
ボルトンがウィンターフェルを手にしている限り、北部はバラバラです
一つでない北部ではナイトキングに太刀打ちできないでしょう。
御自分の民を守りたいのでしょう・・・わかりますとも
しかし隠れる所はどこにもないのです、戦わねばならない・・・そのためには一つにならねば。

モーモント家は1000年もの間スタークに忠誠を誓ってきた・・・
その誓いは今も変わりはしない・・・
62名出そう、我らは大貴族ではないが勇ましいぞ
ベアアイランドの男達は皆、本土民の10倍の戦力を持っている。

彼らにあなたの半分程の勇ましさでもあれば、ボルトンもこれで終わりですな
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ごく最近まで鉄諸島人に奪われていたグローバー家のディープウッドモット
グローバー家もかつてはスターク家の忠臣で、五王の戦いでは旗手として先陣を切った。
しかしロブ・スタークは死に、ディープウッドモットは鉄諸島人に奪われたままで
それを奪い返すのを助けてくれるスターク家ももはや無かった。
今やっとグローバー家が奪い返す事ができたのは、ボルトン家の協力があったからで
当然ながら今のグローバー家はボルトンに弓を引ける立場ではなかった。
そして野人と共に戦うというのも受け入れられず、ジョンとサンサは文字通り門前払いにあう。







野人2000
ホーンウッド200
メイジン143
モーモント62
大した数字は集まらなかったが、これ以上協力を求めまわる時間もなく
ジョンはウィンターフェルへと軍を進ませる事に決めた。
少ない戦力、統制がとれてるとは言い難い野人達、そしていつの間にか参謀役のように
なっているダヴォスも信用できないサンサは、密かに手紙を書きどこかへ送る。
ベイリッシュか、あるいはブラックフィッシュか・・・
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〓 リバーラン 〓


ブラックフィッシュに奪い返された川に囲まれたリバーラン城
城を包囲するフレイ軍の陣の残念さを見て、呆れるジェイミーとブロン。
ジェイミーは自分の無くなった右腕の代わりとしてブロンに期待するが
いち傭兵としては凄腕でも、指揮官としてはあまり自信のない?ブロン。
というよりはドーンに行く前に約束していた城、領主の座、高貴な美しい妻
その報酬をまだ貰ってない事がブロンを乗り気にさせなかった。
ラニスターは仮を返す、そう言われたのも昔の話とウンザリ気味のブロン。

ウォルダー・フレイの息子、ローサー・フレイは門前の跳ね橋の前に処刑台を作り
エドミュアの首に縄をかけたり、喉元にナイフを突きつけては
甥を殺されたくなければ降伏しろと大声で叫ぶ。
しかし城壁の上のブラックフィッシュは顔色一つ変えず、見透かしたように言う。
「やれ、そいつの喉を切れ」

みっともない包囲陣形、稚拙な脅し
ジェイミーはローサー・フレイとブラックウォルダーからすぐに指揮権を奪い
薄汚れたエドミュアを風呂に入れて食事を取らすように言う。
そして早速ジェイミーは手紙を送り、ブラックフィッシュに話し合いを申し込む。
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跳ね橋が下り、橋の上で二人だけで会談するジェイミーとブラックフィッシュ。

キングスレイヤー・・・来ると思っていた・・
我が姪との誓いを果たすためにな・・・サンサとアリアが見えんがね


ブラックフィッシュは人質など気にもせず、徹底抗戦の構え。
一方ジェイミーは五王の戦いは終わったのだから、無駄な血を流すのはやめ
降伏してくれたら、自分の名誉にかけて兵達の命だけは助けるとブラックフィッシュに言う

おまえの名誉にかけてだと?
【誓い破り】との交渉はまるで流砂の上の建築のようだ。
私が生きている限り戦争は終わらんぞ・・・ここは私の家だ・・・
この城で生まれ、そしてここで死ぬ覚悟もできている。
おまえが攻めて来ようが、兵糧攻めをしようが、我々には優に2年の蓄えがある・・・
おまえに2年も余裕があるかキングスレイヤー?

兵の命を助けようとする気がまるでないんだな!
どういうつもりで話し合いに応じたんだ?

退屈な包囲だ・・・おまえの人となりを見てやろうと思ってな
見れたわけだ
そうだな・・・とんだ期待はずれだ・・・
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〓 ヴォランティス 〓


ユーロンから逃げるように鉄諸島を出たヤーラとシオン。
ヴォランティスに停泊し、丘に上がれば酒と女でハメを外す海賊気質の鉄諸島人。
しかし色々あったせいで酒も女も受け付けなくなったシオンは、一人落ち着きがなく
ヤーラに酒を勧められても断り続ける。

お前は鉄諸島人だぞシオン・・・多少酷い目にあったのはわかるが
多少だと?
だが負け犬のように怯えるお前を見るのはもうウンザリだ・・・ほら飲めって!
よく聞け、私はお前が必要なんだ。
フリをしてるだけのクソ野郎じゃなく、本当のシオン・グレイジョイを、だ・・・
そいつを私のために連れて来れるか?
お前は逃げ出した・・・聞いてるか?
逃げ出し、そして戻らなかった・・・私達がお前に正義を与えてやる。

俺に正義が下ったら、丸焦げの俺の体がウィンターフェルの城門に吊られるよ・・・
なら正義はもういい、復讐だ・・・・さあ飲め
聞け・・・もしお前が再起できないほど壊れてるのなら・・・ナイフで手首を切れ・・・もうおしまいだ。
だがもしまだお前がシオンでいるのなら・・・お前が必要だ・・・
メーリーンへ行き、私達はドラゴンの女王と手を結ぶんだ・・・そして鉄諸島を取り戻す・・・


一緒に来てくれるのか?という問いに、ゆっくり顔をあげて頷くシオン
その目はさっきまでの怯えた負け犬の目では無かった
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〓 ブラヴォス 〓


フェイスレスメンの任務を放棄し、逃げ出したアリア。
どこから手にいれたのか、既にウェスタロスに渡るに十分な金を用意し
二日後に出る船の船長にあっさりと話をつけた。

全てから解放され、のんびり夕暮れのブラヴォスの街をぶらつくアリアに
通りがかりの一人の老婆が声をかえた。
振り向きざまに老婆はナイフで切りかかり、さらに何度もアリアの腹部を突き刺す。
老婆の正体は、別の顔をつけてアリアを始末しにきたウェイフの少女で
アリアは彼女を突き飛ばすと、転がるように川へ飛び込み、水面にはアリアの血が広がった。

ウェイフの少女が去ると、アリアは水面に顔を出して川岸へたどりつくが
腹部からは大量の血がとめどなく流れていた。
アリアは全身ズブ濡れで血を流し、死の恐怖に怯えるように街をさまよう。
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〓 リバーランズ 〓


一人の牧師をリーダーとし、教会らしき建物の骨組みを作る人々。
何もない土地に新たに村を興すつもりなのか、ともかく男も女もよく働く
そんな中、数人で担ぐ重い丸太を一人だけで運ぶ大男がいた。
顔の半分が火傷痕で覆われた醜いならず者、ハウンドだった。

牧師が谷でハウンドを見つけた時は死体かと思ったほどで
その体は異臭を放って虫がたかり、足の傷は骨まで見えていた。
しかし牧師が埋葬しようとすると、ハウンドは息を吹き返したように咳をし
助かる見込みは無いと思っていた牧師の予想とは裏腹に、ハウンドは生き延び回復した。
生きることへの執念、何がそうさせたのか?と牧師が聞くと「憎しみ」だとハウンドは答えたが
牧師はそれを否定し、まだ死ぬ時ではないという神の意思だと言った。
牧師は敬虔でもなく、神の事について詳しいわけでもなかったが
ただ人智を超えた神の意思によって人間は運命付けられていると信じていた。
ハウンドことサンダー・クレゲインが瀕死から蘇り、この場にいることも。
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かつては私も戦士だった。
勇敢であることだけが私の全てだった。
だがそれは違った、戦いから逃げなかったのは臆病者と思われるのが怖かっただけだ。
それが全て、私は臆病者だった・・・
どんな命令にも従った、村を焼き、農家の作物を奪い、歯向かう者が出ないように若い奴らを殺した。
小屋から男の子を引きずりだした時の、私達を畜生と呼んだ母親の叫び声を今でも思い出す・・・
だが我々は畜生ではない・・・動物は本能に忠実だ・・・私達はそれさえも裏切っている。
仲間が叫ぶ母親を押さえつける中、私は男の子の喉を裂いた・・・
その夜、自分を恥じた・・・それは私に重くのしかかり
食事も喉を通らず、眠ることもできず、暗い空を見つめ続ける事しかできなかった。
息子の名を呼ぶ母親の声が耳から離れない・・・私は生涯それを聴き続けるだろう・・・


牧師は過去の自分の過ちを語り、それを鑑として仲間達に生き方を説く。
この世界に良き事をもたらす事、やり直すに遅いということは無い、と
仲間達に、そしてハウンドに向けて語る。



そんな時、突然馬に乗った3人の男達がやってきた。
3人ともが剣を差した男たちは、ブラザーフッドのパトロールだと名乗り
そして馬や食料はないかと質問し、牧師が無いと答えると不気味に笑いながら帰っていった。
実際には食料も鉄もあったが、それを守るために戦うという選択肢のない牧師は
見え透いた嘘をついてでも無いと答えるしかなかった。
自分達を守るためだとしても、暴力は拡散するだけの病気でしかないと言う牧師と
それでも戦うしか生きる道はないという考えのハウンド。
解脱的な考えで目の前の危機など無いように振舞う牧師、その一方で
ハウンドは迫る緊張を紛らわすように力任せに薪を割り続けた。
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林の奥に入り、落ちた枝を切り分けていたハウンド
その時、遠くで馬の嘶きと女達の叫ぶ声が聞こえた。
ハウンドは急いで戻ったが、すでにキャンプは荒らされて皆殺しにされ
そして骨組みだけの教会には、異教徒の処刑とばかりに牧師が吊られていた。
ハウンドは牧師を見上げて息を荒げ、そして近くにあった斧を拾い上げる。
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手打鋼付 ハマグリ型木割 500匁 15125



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