〓 アリン谷 〓


アリン家の筆頭旗手であるロイス家の城、ルーンストーン。
ロイス家当主、ヨーン・ロイスに預けられていたロビン・アリンは、ルーン・ストーンにて剣や弓などの
基礎訓練を受けていたが、幼稚で我侭な性格のためか上達の見込みはなかった。
そこに継父であるベイリッシュが久しぶりに現れ、笑顔で抱きつくロビン。

ベイリッシュがサンサを安全なフィンガーズ(谷の端にあるベイリッシュ家の小領地)へ連れて行くと言うので
ヨーン・ロイスはロビンを預かり、旧友ネッド・スタークの娘であるサンサを見送った。
しかしその後、サンサがウィンターフェルのラムゼイ・ボルトンと結婚したと知らせを受けたヨーン。

ベイリッシュが言うには道中でボルトンの大軍とはちあわせしたと言う。
そして自分とサンサがフィンガーズへ行く事を知っていた者が情報を流したのでは?と
逆にヨーン・ロイスをボルトンと通じる裏切り者のようにまくしたてる。

我が領地で私の名誉を汚すのなら、貴様自身が剣を交えねばな・・・
あなたは谷の諸侯だ、谷の君主ならここにいらっしゃいます。私にとって重要なのは彼の裁きだけです。
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「なら彼を月の扉から投げ捨てようか?」
ベイリッシュからのお土産の隼に目を輝かせながら、ロビンはヨーンの処刑を提案する。
ロイス家が代々筆頭旗手としてアリン家に仕えてきた事をロビンが考慮するはずもなく
判断基準もなく、隼に夢中なロビンはベイリッシュにヨーンの処分を相談する。

ロイス卿は長い間谷に仕えてきました。
彼は名高い戦歴をもっています・・・彼の忠誠が信用に足るものなら
彼は来る戦いで軍指揮を取れるでしょう

私の忠誠は絶対です・・我が君・・・・
彼にもう一度機会を与えましょう、いかがですか?

処刑好きのロビンは少し考えた後、不満気にロイスを許した。
もはや谷とロビンはベイリッシュの手中にあり、逆らう事は死を意味する。
それを理解し、ヨーンは逆らわず生きる道を選んだ。


いい知らせがあります。
サンサはウィンターフェルを脱したと、北部の友人から聞きました。
彼女は兄が総司令官をしている黒の城へ向かったのでしょう。
ですがボルトンが追う限り、彼女は安全とは言えません。

彼女は僕の従姉妹だ、助けなきゃ・・・
私もそう思っていたのです。
お聞きになられたかな、谷の騎士を集めなさい・・・参戦する時が来たのです


狙いはウィンターフェル、北部、サンサ
ついにベイリッシュは自らの軍を持ち、またさらに梯子を上がって行く。
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〓 メーリーン 〓


「和平は味方ではなく、敵と結ぶものだ」
かつてネッド・スタークにベイリッシュが言った言葉をつぶやくティリオン。
各奴隷都市の奴隷主人達をメーリーンに招き、会談による平和的解決を考えていたが
元奴隷のグレイワームとミッサンディはそれを快くは思わなかった。
つい最近奴隷体験もしたティリオンは、元奴隷の気持ちもわかった気になっていたが
子供の頃から奴隷だった彼らのそれは全く別物かもしれない。

ピラミッドの最上階にある部屋に招かれた奴隷主人達。
しかし女王はおらず、そこにいるのはドワーフと宦官だった。
主人達の要求はあくまでもデナーリス達の奴隷商の湾からの撤退
グレイワームと睨み合う元主人達をなだめるティリオン。

いつの時代も権力や財を持つ者もいれば、持たざる者もいた。
それはこの世の理であり、私はそれを変えに来たわけじゃない。
金を稼ぐのに奴隷はいらない、ウェスタロスでは数百年の間奴隷制度がないが
私は君たちの誰よりも裕福に育った。
我が女王は奴隷制度の廃止によって過ち認識した・・
それに変わる仕組みを提供しなかった事をだ。
そこでだ、女王陛下から提案がある。
メーリーンに奴隷制度が復活することは二度とない、だが他の奴隷都市には
新体制が整うまでの時間を与えよう。
一夜で奴隷制度を廃止する代わりに、習慣を止めるため7年の猶予を与えよう。
奴隷所有者も補填を補えるだろう、勿論適正な価格だ。
それと引き換えに・・・サンズオブハーピーへの支援も打ち切りにしてくれ。
受諾してくれる事を願うよ、友よ・・・これ以上の条件はないと思うがね。


顔を見合わせる奴隷主人達。
条件を言い終えたティリオンはすぐに会談を打ち切り
用意していた娼婦達を呼び主人達の接待をさせた。
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その頃、王座の広間では慌ただしく元奴隷達が集まっていた。
デナーリスはいつまでも帰らず、いきなり現れたドワーフは敵である奴隷主人達を招くなど
彼らの不信感は元々信用してない新参のティリオンを通り越して
彼らのリーダー的立場であるグレイワームやミッサンディにまで及ぶ。

その場ではティリオンの顔を立てるため、和平案も一つの手だと
私心を隠し元奴隷の仲間達を諭す事になったグレイワームとミッサンディ。
しかし本音ではティリオンの案に賛成してるわけではなかった。
沢山の犠牲を払ってきた戦い、今になって主人達との和解、そして7年の猶予。
ティリオンは現実的な和平案を練ったが、奴隷にとって7年は長く
そして何よりグレイワームが懸念するのは奴隷主人達の本心の事。
ウェスタロスで沢山の恐ろしい人間を見てきたティリオンだが
こと、人間を使う事に置いては主人達は長けている。
その事を身に染みて知るグレイワームとミッサンディだからこその気がかり。
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〓 キングズランディング 〓


その日マージェリーは牢から連れだされ、地下聖堂のハイスパローに会う。
今ここで釈放されたなら何をしたい?と聞かれ、弟や夫、家族に会いたいとマージェリーは答えた。
それだけ聞けば素直な愛情ともとれるが、騎士の弟、王の夫、裕福な権力者の家族を求めることは
すなわち金や力を求める事に等しく、それは罪へと繋がるとハイスパローは言う。

私の父は靴修理の職人でした。
彼は私が若い頃に亡くなり、私が彼の店を継いだのです。
彼は平凡な男で平凡な靴を作ったが、仕事次第でより売れる事に私は気付きました。
上質な革、装飾、細部の作り、そして時間をかけた。
特に時間です・・・一足に沢山の時間を費やした。
あなたも職人の人生1年分を着ていたにちがいない。
高貴な者達は私の時間で足を覆うのが好きで、その為には金を惜しまなかった。
私はその金で彼らのそんな人生を自分自身で味わった
その度に私は夢中になり、何かしら自分自身が向上してると感じました。

そしてある日、墓地を歩いている時、それが無意味な物と気づいた。
そして正しき道へと歩みだした・・・・・ストレンンジャーの書、25節・・・

「星形七角形」をご存知でしたか
セプタ・ウネラが読むのよ・・私に。

ええ、ええ・・彼女は人に読んで聞かせるのを好む・・
惜しいのですが墓場ではありません。それは宴でした。
ビンテージワインを買い、それと若くかわいい少女達も・・・そして友人を招待して楽しんだのです。
ワインを回し、女性をまわし、やがて我々は潰れた。
私は夜明け前に目覚め、立つのもやっとでした。
みなソファや床、彼らの上質な服の山のそばで倒れて寝ていた。
彼らの体の本質がむき出しで横たわっていました。
今でもにおう・・まとわりつくお香と香水、そして既に腐り始めていた上等な料理・・・
そして私は完全明確に理解した・・・自分の罪を・・・
所持していた金、飲んだワイン、抱いた女性・・・
自分の地位を維持する、終わりのない悪あがき・・・それが物語の一部・・・
私が何者だったのか、自分に知らしめる物語です。
陽の目を見ることは無い嘘の集積、私が這い上がり離れようとした人々。
通りの物乞い、貧乏人、彼らはかつての私より真実に近かった。

それであなたは何をしたの?
彼らを探しに行った・・・靴も履かずに・・・扉を出て帰らなかった。

素直に話を聞いていたマージェリーに更生の見込みを感じたのか
機嫌よく話を終えたハイスパローは、マージェリーとロラスの面会の許しを与えた。
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ロラスは暗い牢の奥で死んだように倒れ、以前の姿とは変わり果てていた。
長い幽囚でロラスの精神は弱り果て、泣き震えながら、ただこの地獄の終わりを切望する。
家の未来や、誰の勝ち負けなどどうでもいい、ただこの悪夢から解放されたいと
子供のようにマージェリーに泣きつくロラス。
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サーセイがトメンの部屋へ向かうと、中から聞こえる老人の話声。
ハイスパローやカイバーンのせいですっかり影の薄くなったパイセルは
なんとかトメンに取り行って居場所を作ろうと、聞かれてもいない助言を喋り続けていた。
サーセイはすぐにパイセルを追いだし、自分を相手にしない小議会のケヴァン達の代わりに
トメンに話を聞いてもらおうとする。
しかしトメンはマージェリーが囚われている以上、やはりハイスパローと敵対するのは危険だ、と
母親の屈辱の贖罪と同じ事がマージェリーに起こる事を心配していた。
サーセイはマージェリーへの嫌悪感や嫉妬が顔に出るのを抑え、それはそれとして
やはりハイスパローはいずれ王に仇なす危険な存在だとトメンを説得する。
トメンがそこまでハイスパローを恐れるのは理由があり
母には内緒でハイスパローと会ったこと、そこで話した事をサーセイに打ち明ける。
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王の手の部屋で会議を待つケヴァンとオレナ。
そこに再びサーセイとジェイミーが現れ、また同じように席を立とうとする二人。
しかしサーセイはトメンから聞いた、マージェリーにも自分と同じ屈辱の贖罪の日が
迫っている事をオレナに話す。
自分たちがいがみあってる間に、ハイスパローはどんどん力をつけ
現実にサーセイの威厳は地に落ち、それは王妃にも及ぼうとしている。
敵対し、嫌いあっていても、時に敵と協力することも手だとタイウィンは言った。
オレナはロラスとマージェリー、ケヴァンはランセル、どちらも子供や孫を奪い返したく
そこで利害が一致した3組は手を組む。
タイレルの兵を王都に入れ、子供たちを奪い返してハイスパローを始末する電撃戦
市民を巻き込んでのスパローズとの壮絶な市街戦も想定されるが
普段は温厚なオレナも孫達のため、自分のためになら非情な即断もいとわない。
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〓 鉄諸島 〓


沢山の物を失い、裏切り、再び鉄諸島に帰ってきたシオン。
亡き父に代わり、パイク城の君主の椅子に座るヤーラは振り向きもせず
亡霊のように現れたシオンを冷たく迎える。
ヤーラは弟を奪還するために父の命令に背き、命がけでどレッド・フォートに乗り込んだが
リークと名乗る弟だった者に拒絶され、多数の精鋭を失う結果となった。

なぜここに来た?
他にどこに行けと・・・
父が死んだと聞いて、王位を継げるとでも思ったか?
違う・・それを聞いたのは船が着いた後だよ・・・
お前はキングズムートの直前に姿を現した
知らなかったんだ
今更どこの鉄諸島人がお前が王になるのを望むと思うんだ?
王になんかなりたくない
なら何だ?
姉上の言うことを聞くべきだった・・姉上だけが・・
もうそんな事はどうでもいい・・・泣くのをやめろ!・・・私を見ろ!
何が望みだ・・・言え・・

鉄諸島の王位は姉上が継いでくれ・・・手伝うよ・・
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〓 ウィンターフェル 〓


ラムゼイの部屋に呼び出されたオシャ。
シオンがウィンターフェルを占拠した時と同じように、あくまでスタークに脅されていただけで
彼らに忠義は無く、嫌々仕えていただけと話す。
そして手慣れたやり方といった具合にラムゼイの上に跨り下半身をまさぐる。
だがラムゼイに抱かれながらも、オシャの目はテーブルのナイフを見ていた。

喋りがうまいな、気に入った。
おまえはシオン・グレイジョイよりもはるかに喋りがうまい。

そうかい?
やつを喋らすには苦労したよ・・・だがやつは全てを吐いた・・・
スタークの少年達の事・・・・誰が彼らの逃亡を手伝ったかも・・・その女のやり方も・・


オシャは狙っていたテーブルのナイフを手に取ったが
それよりも早くラムゼイのナイフはオシャの喉を突き刺していた。
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〓 黒の城 〓


どこへ行くつもりだ?
南だ
何のために?
避寒だ

ジョンは荷造りをしながら、エドの問いに笑顔で答える。
共にハードホームでの恐ろしい戦闘を経験し、壁とウォッチの重要性を理解してるにも関わらず
なぜ今更辞めれるのかの納得がいかないエド。
しかしジョンにとってはそれよりも仲間達に刺され、実際に殺された事で
とてもではないがこれ以上続けられないと反論する。
そんな時、何者かの来城を知らせる角笛が鳴った。

入場してきた鎧を着た大女を見て、口を開けたまま凝視するターマンド。
そして馬を降り、落ち着かない様子で野人だらけの城を見回したサンサは
腹違いとはいえネッドの処刑以来の家族、ジョンとの再開を果たした。
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暖炉の前でスープを飲み、ジョンと昔話をして久々の笑顔を見せるサンサ。
お互いが、そして家族の誰もがウィンターフェルを離れるべきではなかったと
後悔してもしきれないのは二人共同じ。
ジョンは私生児という事もあって必ずしも良い思い出ばかりではなく
サンサやキャトリンに冷たくされた事もあったが、今となればそれさえも懐かしく感じ
仲が良いとは言えなかった二人が今は素直に再開を喜びあっていた。

どこに行くつもりなの?
俺たちがどこへ行くか?だ・・・
もし俺が君を見捨てるなんてしたら、父の霊がやってきて俺は殺されてしまうよ

私達どこへ行こうかしら?
あんな事があった以上、もうここにはいられない”
行く場所は一つよ・・・家に・・・
ボルトンに引っ越すように掛け合ってみるか?
奪い返すのよ

ジョンに命を救ってもらった借りのある野人達、彼らの助けがあれば
ウィンターフェルを奪還できるかもしれないと考えるサンサ。
サンサの言う通り野人は助けてくれるかもしれない、しかしウィンターフェルを離れてから
ジョンは敵や仲間も含めて殺し殺され、そして最後は仲間に殺された。
もう戦いはうんざりだとジョンはサンサに訴える。

北部を奪い返さない限り、私達が安全になることはないわ・・・
あなたに助けて欲しい・・・でも必要なら自分でやるわ・・

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ジョンを蘇らせたメリサンドルは、ジョンがスタニスに代わる
火の神に選ばれし約束された王子だとし、ジョンについていく事を決めていた。
黒の城の騒動に巻き込まれたため、スタニスの事どころではなかったダヴォスだが
それを聞き、思い出したようにスタニスに一体何があったのかメリサンドルに問う。

そこにブリエンが現れ、突如自分がスタニスを始末したと打ち明ける。
そして死ぬ前にスタニスがレンリーを殺した魔術の事も認めた、とメリサンドルを睨みつけて言う。
ブリエンの復讐は続き、そしてダヴォスはシリーンに起こったことをまだ知らないまま
スタニスの死を聞いて唖然とその場に立ちすくむ。
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ナイツウォッチの酷い食事事情に驚愕するサンサとブリエン
しかしそれがウォッチのいつもの食事だと申し訳無さそうに言うエド。
そんな時、黒の城にボルトンの旗をなびかせた使者が手紙を届けにやってきた。

裏切り者の私生児ジョン・スノウ殿
お前は数千の野人が壁を通ることを許し、同胞を裏切り、北部を裏切った。
ウィンターフェルは俺の物だ、私生児、来てみればいい。
お前の弟のリコンは地下牢の中、彼のダイアウルフの毛皮は床の上
見に来い、俺の花嫁を返せ。
彼女を返すんだ私生児、そうすればお前と野人の恋人には手は出さん。
彼女を匿うのなら俺が北に乗り込み、お前の庇護下にある女子供も含めた全ての野人を皆殺しにしてやる。
俺が生きたまま皮を剥ぐのを見・・・

我が兵達がお前の妹を代わる代わる輪姦する様を見せてやる
俺の犬達がお前の弟をむさぼり食う様を見せてやる
それから俺はお前の目玉をくぼみからすくい上げ、後は犬にくれてやる。
来てみろ。

北部総督 ウィンターフェル領主 ラムゼイ・ボルトン

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途中でジョンが読むことをためらうと、サンサが手紙を取り上げ読み上げた。
北部総督をラムゼイが名乗るということは、ルース・ボルトンが死んだ事を意味し
もうラムゼイを抑制する物は無く、彼の凶暴性はさらに高まる。
野人もターゲットに含まれたため、ターマンドは既に戦う気のようだが
野人も女子供が多く、戦力となるのはわずかに2千程度。
訓練された五千の兵、そして堅牢なウィンターフェル城を持つボルトンとの戦争は極めて無謀で
ジョンは黙ったまま絶望的な状況で選択を迫られる。

あなたは残された最後の本当の北部総督の息子・・・
北部の家々は忠実よ、あなたが声をかければ彼らは立ち上がるわ。
あの怪物が私達の家と弟を握ってるのよ・・・
私達がウィンターフェルに戻り、どちらも取り戻さないと


手を握り必死で訴えるサンサに頷くジョン。
迷いはあるものの他に手はなく、再び戦いの中に身を投じる。
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〓 バエス・ドスラキ 〓


ドスラキ族の習慣を知っていたジョラーは、ドスラキ族に連れ去られたデナーリスが
未亡人の扱いを受けるだろうと推測し、ダリオとバエス・ドスラキに向かっていた。
鍛えられた戦士だがその年令は若くはなく、山道ではダリオについていけず
そんな調子じゃデナーリスの夜の相手は無理だ、とダリオに言われるジョラー。
それでもジョラーのデナーリスへの恋心は強く、若いダリオに嫉妬心も隠さなかった。
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バエス・ドスラキの目前まで来たジョラーはダリオの武器を取り上げ、自分の剣と一緒に草むらに隠すが
その時ダリオに腕を見られ、グレイスケールに気づかれてしまう。
バエス・ドスラキでは何人でも武装は禁断で、もし見つかれば10万のドスラキ族に追われる事となる。
夜を待って丸腰の商人を装い、デナーリス救出のために街へ忍び込んだ二人だったが
立ち振舞がどうしても商人には見えなかったのか、あっさりと見破られた。
剣があれば相当な強さのジョラーも、丸腰ではワイルドなドスラキ族に歯が立たず
ナイフを隠し持ってきていたダリオのおかげで、なんとか窮地を脱する。



ドシュカリーンの中にはデナーリスのような外の世界の人間が混ざる事を嫌う者
そしてデナーリスのように無理やり結婚させられた挙句、若くしてカルを亡くした不幸な娘もいた。
デナーリスがトイレに立つ時、ドシュカリーンの女司祭はその娘を監視役につけたが
外に出て二人で話してみると、すぐに娘はデナーリスと打ち解けた。
ドラゴンについて興味津々の娘と話しながら散歩するデナーリス
すると物陰からダリオとジョラーが姿を現し、娘にはナイフをつきつけて静かにさせた。
しかしデナーリスは二人と今すぐに逃げる気はないようで、娘の喉元のナイフを下ろさせて
逆に何か案があるらしく二人に協力を求める。
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その夜、カル達の会合のkhalar vezhvenが開かれ
女司祭に連れられてデナーリスはカル達の前に立たされた。
女司祭が出て行くとそれまで静かにしていたカル達は一斉に喋り出し
ニヤついた顔でデナーリスに卑猥な言葉を浴びせる。
自分達でこの外国から来た娘で遊ぶか、それとも1万頭の馬と交換したいと言っている
ユンカイのワイズマスターに渡すか、好き勝手に言うカル達。
それを見ていたデナーリスは呆れたように口を開く。

私の意見も聞いてみない?
奴隷として売られたいか?それともラルコにここでヤられるほうがいいか?
いいえ・・・どちらもごめんだわ
お前の望みなど知らん、ここはドシュカリーンの寺院だ
お前がドシュカリーンでない限り、ここではお前に発言権はない
俺たちががお前をドシュカリーンと認めない限りはな・・・

どこにいるかくらいわかってるわ・・・以前もここへ来た事がある・・
ここはドシュカリーンが私の子が世界を制する雄馬になると予言した場所・・・

それでどうなった?おまえは馬鹿みたいに魔女を信じたな
お前の赤子はお前のせいで死んだんだ・・・カル・ドロゴもだ

ここはドロゴが自分の一族を世界の西の果てに連れて行くと約束した場所・・・
どのカルも成し得なかった、木の馬に乗っての黒い海越え・・・
鉄の鎧を着た敵を殺し、敵の石の家を破壊すると約束した・・・
彼はMother of Mountainの前で私にそう誓った・・・

そんなやつを信じるくらいお前はマヌケだったんだ
そして今ここで、偉大なカル達は何について話し合ってるのかしら?
どこの小さな村を襲うか・・何人の少女を犯すか・・何頭の馬を貢がせるか・・・
なんて小さい男達なのかしら・・・
お前たちは誰一人として、ドスラキ族を率いるに相応しくないわ・・・
でも私なら相応しい・・・・だから私がやるわ・・・

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よくわかった・・お前にドシュカリーンはふさわしくない・・・
その代わりに俺たち全員でお前を犯してやる・・・
その次は我らのブラッドライダー達の相手だ・・・
その後でお前の体がまだ残ってたなら・・・馬の相手をさせてやる・・・
この・・・いかれたクソ女め!俺たちがお前に従うとでも思うのか!

お前達は仕えない・・・死ぬのよ

デナーリスはそう言うと、かがり火に手をかけて倒し、寺院に火を放つ。
カル達は出口へ走るが、すでにジョラー達によって出口には閂がかけられており
すぐに寺院は恐怖に脅えるカル達もろとも猛火につつまれた。
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燃える寺院に集まってくるドスラキ族達
やがて完全に炎につつまれた寺院の扉が崩れ、中からデナーリスが姿を現す。
赤々と燃える炎の中に立ち、自分達を見下ろすデナーリスにドスラキ族は畏敬の念を抱き
女司祭を含めた全員が次々と自然に跪き始めた。
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ガルヴィ2015年12月号






コメント
こんにちは。
いつも楽しくブログを拝見しております(*^^*)

こちら、続きは何時更新なさいますか?
今週のep5を見逃してしまい、来週のep6前にストーリーを把握したく・・・お忙しいところ無理を言ってしまい本当に申し訳ないのですが、続きを楽しみにお待ちしております(>_<)
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