〓 ブラヴォス 〓


フェイスレスメンの本部、白と黒の家で働き続けるアリア
アリアの持ち物を捨てた事で『No One 誰でもないもの』として一歩進み
死体を綺麗にする仕事を与えられた。

しかし、それを何日続けようとも誰も何も説明してくれる事はなく
ウェイフの少女は『時がくればわかる、仕事を続けろ』と言うだけ。
(フェイスレスメンの巫女、アリアの先輩の少女)

おまえは誰だ?と聞かれた時に、ジャーケンが言ったように『誰でもない』と答えたが
どうやらそれも正しい答えとは限らないようだった。
アリアはその問答で自分自身が試されているという事はわかるのだが、全く意味がわからず
きっかけもつかめないまま苛立ちが募るだけ
そしてアリアは逆にウェイフの少女にお前は誰だ?と問い返してみた。

私もあんたと同じようにウェスタロスから来た、あんたと同じ領主の娘よ。
違うのは私が一人っ子だったって事かしら、跡継ぎだったの。
母が死に、父は新しい妻を娶り、女の子を産ませた。
義母は大切な娘の競合者を消そうと私に毒を盛ろうとした・・・
私はそれに気づいて、フェイスレスメンに助けを求めたの。
父はまた寡夫になったわ・・・それから私は彼らに仕えてる・・・
この話は嘘か本当かしら?・・・・私の言ったこと信じた?・・・・・仕事に戻りなさい

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ある夜、アリアが寝ていると突然ジャーケンが現れ
またいつもと同じように『おまえは誰だ』とアリアに問う。

アリア・・・・ウェスタロスから来た・・・・ウィンターフェルが私の故郷・・・・
大領主の末娘・・・・父エダード・スターク・・・・彼は戦争で死んだ・・・・

嘘だ

ジャーケンはムチでアリアを引っ叩く。
意味のわからない問答への苛立ちが限界に達したアリアは逆に開き直り
何度叩かれようが、アリア・スタークとしてのこれまでの経緯を事細かに話し続けた

嘘じゃない!
少女は私に嘘をついている、多面神にも、少女自身にも・・・
少女は本当に『誰でもないもの』になりたかったのか?

もうこんな馬鹿げた問答はやらないわ!
我々がこれをやめる事はない
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ある日アリアが聖堂の床を磨いていると、病気の娘を抱えた男がやってきた。
男は病気の娘のためにすべての金を使い、やれる事はやったが治らず
今でも毎日苦しみ続ける娘の人生をもう終わらせてやりたいと言う。
聖堂には他に誰もおらず、男はアリアに助けを求めた

わかるわ・・・怖がらないでいいのよ・・
私もあなたと同じで病気だったの・・・助からないと思ったけど父は私を見捨てなかった
彼は私を愛してた・・・・世界の何よりも・・・あなたのお父様もそうね・・・
そして彼は私をここへ連れてきて多面神に祈り、私はこの泉の水を飲んだ・・・
この水が私を癒したの・・・
私は自分の人生を彼に捧げた・・・・もう痛いのは嫌よね・・・飲みなさい


アリアは別の人間を演じ、作り話で娘を安心させる
そして泉の水をすくって娘に飲ませ、その少女を死へと導いた
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実際に『誰か』になり切ってみせた事が正解だったのか
ジャーケンはアリアを今まで入れなかった扉の向こう、さらに地下へと連れて行く。
地下は広い神殿のようになっていて、壁や柱すべてに顔が埋め込まれていた。

少女の心はもう決まってるか?・・・・その耳、鼻、舌を捨てれるか?
少女の希望も夢も・・・・愛も憎しみも・・・少女を織り成す全てを・・・永遠に・・・

まだだな、少女はまだ『誰でもないもの』になれない・・・
だが別の誰かになる準備はできている・・
・”
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〓 奴隷商の入り江 〓


海沿いをメーリーンへと歩くティリオンとジョラー
いつまでも村は見つからず、もちろん新しい船もないまま。
歩きつかれて腹も減る程口数が多くなっていくティリオンを煩わしく思うジョラー
ティリオンはジョラーの事をすっかり旅の仲間扱いだったが、ジョラーの方はそうでもなく
デナーリスに謙譲する敵の首としてティリオンを見ていた。
というのもジョラーはティリオンがタイウィンを殺し、エッソスに逃げてきた事を
今聞かされるまで知らなかったのだった。
父に処刑されそうになり、恋人を寝取られ、そして自らの手で父と恋人を殺したティリオン
ジョラーが敵の首と思っていたのは、自分と同じ国を追われた男だった。

君も残念だったな、君の父親は立派な男だったよ
何故俺の父を知ってるんだ?
壁に行った時に会ったんだ、彼はウォッチ達一人一人の背景を把握していたよ
自分が指揮する部下たちの事を真摯に気にかけていた・・・
「彼らはどうしてウォッチ送りに?」と・・・そんな彼はもう見れないんだな・・・
・・・・あぁ・・・・・知らなかったのか・・・・すまない・・・・


父親のジオーがウォッチの造反で殺された事も今始めて知ったジョラー
グレースケールの伝染、タイウィンの死、父の死、と続くショックの連鎖
しかし今その動揺を受け入れ考えている余裕はなく、メーリーンへと進むだけ
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ティリオンの尽きない質問に答えつつ、旅を続けるジョラー
湾内に浮かぶ船を見つけ急いで隠れるが、時すでに遅かった。
海賊達に捕まった二人は、まずジョラーが体の屈強さを試されるように殴られ
奴隷として十分売れる体躯を持っていると認められる。
しかし魔法力が宿ると迷信があるドワーフのイチモツ以外は無価値とされたティリオン
性器を切り取ろうとする海賊を必死で止めて説得する。

待て!待て待て待て!待て!
使い古しのモノなんか売っても、たいした金にはならんぞ!
そもそもモノだけ持っていっても、それがドワーフのモノかなんてわからんだろ?

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なんとか買い手が見つかるまでは、殺されずに済んだティリオン
海賊達は奴隷売買を禁止しているデナーリスの勢力圏下ではない
ヴォランティスで二人を売ると言う。
その一方でデナーリスが闘技場を再開した事も海賊達の耳には入っていた。

メーリーンの闘技場?そりゃ運が良い、君は金持ちになれるぞ
君たちは七王国で最高の戦士の一人を目にしている・・・彼だ
確かに少し年は取ってて、日に当たりすぎたせいか少しくたびれてるが
見ればわかるさ、彼は百戦錬磨の戦士だ・・・
ラニスポートの馬上大会では王殺しのジェイミー・ラニスターを落として優勝した


海賊はティリオンの言うは信じなかった。しかしジョラーがドスラキの戦士を
一人で倒した事を話すと、海賊の顔色が変わった

嘘じゃない、やつの名はコト・・・カール・ドロゴのブラッドライダーだった男だ
俺を奴隷商の入り江に連れていって、剣を握らせろ。
俺の真価を見せてやる・・・

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〓 キングズランディング 〓


サーセイの手紙を受け、北部から王都へと戻ったベイリッシュ。
サーセイは自分がこの国の実権を握っているとでも言わんばかりに、空き部屋となった
王の手の部屋で待っていた。

侮辱されたのは私のほうなのよベイリッシュ公・・
ロラス卿は私と婚約していた・・・それなのに少年と交際していたのよ

伴侶選びには妙な話が尽きませんね
全くだわ・・・・例えばライサ・アリンも・・・不可解な女だったわ
悪かったかしら・・・・あなたはまだ喪中だったわね

ライサは良い女でした・・・思いやりがあり・・
彼女はそんな女じゃなかったでしょ、でも彼女の息子には気の毒だわ・・
でも助言してくれる新しい父がいるだけ幸運ね・・・

幼くして両親を亡くす事が、どれほど耐え難いか私は知っています
戦争になれば谷の王は我が王のために戦うかしら?
幼きロビン公は私の助言を聞き入れるでしょう・・・
王国への忠誠は常に忠告してきましたので・・・

ならいいわ・・・・・もう他に何もなければ・・・

他にも問題がありまして、急な話ですが伝書烏で送れる話ではなかったので・・
陛下は以前私にアリア・スタークを探すように迫られ、恥ずかしながら失敗しましたが・・・
しかしサンサ・スタークを見つけました・・・生きて、故郷に帰っています・・・

ありえないわ・・・
情報源は確かです、ルース・ボルトンはラムゼイと彼女を結婚させるつもりのようで・・
ルース・ボルトンは父のおかげで北部総督になれたのよ
そう、北の王の心臓を刺した報償としてです
裏切り者に騙された私たちが馬鹿だったのね・・・
彼の息子が最後のスタークの娘と結婚することで、南部を憎む北部勢力と同盟を組む
正当性を彼にもたらすのです

彼と彼の息子の皮を剥いでやるわ・・・彼らの下種な旗印みたいに・・・
落ち着いてください陛下
落ち着けですって!サンサは息子の毒殺の協力者、ボルトンは反逆者なのよ
スタニスも反逆者で、彼はウィンターフェルに向けて進軍しています・・・
王国の敵同士戦わせればよいのです、そして戦いが終わった後に
どちらの盗人からでもウィンターフェルを取り返せば良いのです。

ウィンターフェルはここから千マイルも彼方、そして冬になりつつあるわ
なのですぐに叩かなければいけないのです、生き残ったほうの傷が癒える前に・・・
あなたの叔父ケヴァンが軍指揮官なら確実だ、ジェイミーでもいい
それか、私でよければ・・・
谷の騎士達はウェスタロスでも指折りですし、雪や氷での戦闘も訓練済みです

残念だけどベイリッシュ公、あなたは投資や娼館運営の実績はあっても、軍人じゃないわ
あなたはラニスター兵一人のリスクも負わず、国庫からコイン一つ出す事もない
あなたが失うものは?娼館の主人?

もしあなたがそれをやってのけたら・・・?
私を北部総督に任命してください・・・・
今夜、王に勅令を発令するよう伺いをたてるわ・・・
獅子の旗がウィンターフェルに舞うまで、私は息もつかず努めましょう
あなたが約束を守る男かどうかは、サンサ・スタークの串刺しの首を見た時にわかるわ・・
仰せのままに・・・全身全霊をかけて・・・
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ロラスが投獄された事をマージェリーから手紙で知らされ
オレナは大急ぎですぐにキングズランディングへと戻って来た。
王の手の部屋で書き物をするフリをして話を聞こうとしないサーセイに
オレナはハイガーデンから王国への援助の停止、そして同盟破棄を示唆する。

私はあなたのお父上が嫌いだったわ、本当にね。
でも彼を尊敬していた、彼は愚か者ではなかったもの・・・
彼は時には敵対する者同士、壊すより協力せねばならない事を理解していた

ラニスター家に競合者なんていないわ・・・・
ハイスパローは裁判でなく、査問を行う・・・ちょっとした事情聴取よ
ロラスに罪があるかどうか・・・もちろん有罪にはならないでしょう
ロラスは釈放され、我々の同盟は続く・・・・・さあ、こんな残念な話合いはもう忘れましょう・・・
ではごきげんよう、レディ・オレナ・・・


あくまでロラス逮捕の件は自分の直轄ではないと言うサーセイ
間接的にでもロラスを人質に取られ、オレナはそれ以上交渉しようがなかった。
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ハイスパローによる査問は、ラニスター、タイレル家双方の立会いで行われた。
ロラスにはレンリーとの関係、そしてその他の同姓同士での交渉の事を問われるが
何を聞かれようともロラスは断固として同姓愛者である事を否定し続けた。
マージェリーも証人として嘘を言わない事を誓い、ロラスの男色の噂は濡れ衣だと証言する。

しかしさらに証言者として、ベイリッシュの娼館の代理主人オリバーが呼ばれた。
彼は私の事が気に入ったようで、会ったその日に寝室に呼ばれました。
私たちは親密な関係になり、その夜を始め何度も・・・
最近マージェリー王妃も私たちの関係を目にしています・・・彼女は平然としていましたが・・・
彼の太ももの上のほうに母斑があります、ワイン色でドーンのような形のが・・・


ロラスはオリバーに飛び掛ろうとするが、スパローズによって取り押さえられた。
ハイスパローによる査問の結果、ロラスは正式に裁判にかけられる事となり
そして虚偽の証言をしたマージェリーもまた同じく裁判を通告される。

地下牢へと連行されるマージェリーはトーメンに助けを求めるが、トーメンはただ
動揺するだけで何もできない。そんな中、孫たちが投獄され怒りに震えるオレナを見て
サーセイは不敵な笑み浮かべていた。
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〓 ドーン 〓


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ウォーターガーデンを仲良く歩くトリスタン・マーテルとミアセラ
緊張関係にある家同士とは裏腹に、無邪気に仲むつまじい二人。
マーテル家当主ドランは現在の家同士の恨みから、二人に刃が向かう事を心配し
警護隊長のアリオ・ホターに二人を守るように指示する。
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倒したドーン兵の服を着て変装し、ウォーターガーデンに潜入したジェイミーとブロン
そして時同じくしてサンドスネークス達もオベリンの復讐のために行動を開始する。
ジェイミーはすぐにミアセラを見つけたが、一緒にいたトリスタンに阻まれてモタついてるうちに
サンドスネークスに見つかり戦闘となる。
ジェイミーは槍使いのオバラ相手に防戦一方、そしてブロンも二人相手では苦戦
ナイメリアはそのスキを見てミアセラの手を引き連れ去ろうとする。

しかしアリオが多数の兵を連れて現れ、ジェイミー、ブロン、サンドスネークスは捕まり
そして謀反の仕掛け人であるエラリアもすぐに捕まった。
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〓 ウィンターフェル 〓


サンサとラムゼイの結婚の日
ミランダはサンサの部屋を訪れ、入浴の手伝いをする。
素性を隠すために黒染めしていたサンサの赤髪を洗いながらミランダは言う

ラムゼイはすぐに飽きてしまうから楽しませ続けなければいけないわ
あんな風にはなりたくないわよね・・・・他の娘達みたいに・・・
言っていいのかしら・・・
鍛冶の娘のキラという娘がいて・・・彼女はあなたみたいに背が高く美しかったわ
でも彼女はとーってもお喋りだったの、それでラムゼイはうんざりしたのね・・・
それから彼女たちがどうなったか・・・・ラムゼイは私を狩りに誘うのよ・・・
犬達に襲われた死体がどんなものか見たことあります?・・・・酷いものよ・・・
あぁ、今日はあなたの結婚式なのに・・・私ったらこんな話を

あなたの名前は何だったかしら?
ミランダよ
いつから彼を愛してるの・・・ミランダ?
彼がいつまでもあなたと一緒だと思ってたんでしょう?でも私が現れ、それも無くなった
私はウィンターフェルのサンサ・スターク、ここは私の家・・・私を脅すなんて無理よ


ラムゼイを奪われる嫉妬に駆られ、サンサを不安がらせようとしたミランダ
しかしサンサは逆にミランダの痛いところを突き返し、気丈に振舞う。
ミランダは思惑が外れて怒りを堪えて部屋を出て行く
しかし部屋に一人になったサンサの表情には隠しきれない不安が残る。
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その夜遅く、綺麗に着飾ったサンサを迎えに来たシオン
しかしサンサはシオンにエスコートされる事は断固として拒否した。
サンサはシオンと腕は組まずに離れ、神の森までの雪道を歩く
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一面雪の中、赤い葉を茂らすゴッズウッド
スタークの家族は誰一人おらず、ボルトンの人間に囲まれた結婚式
そしてその日だけはリークはサンサの介添え人として
そしてスターク家の被後見人だったシオン・グレイジョイとして
サンサをラムゼイに引き渡し、二人はゴッズウッドの前で夫婦となった。
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その後、夫婦の寝室へと案内されたサンサ

父は君がまだ処女だと言っていたが・・?
はい・・・
何故だ?ドワーフが怖かったのか? ハハ
ティリオン公はお優しい方でした、紳士的で・・・私に触れた事もありません
嘘じゃないよな?
本当です
結婚初夜の夫への嘘か、結婚生活の始めにそれはないよな
俺たちはもう夫婦だ、お互い正直になろう・・・な?

はい・・・

ラムゼイはサンサにキスをすると服を脱ぐように命令し
そしてその場を立ち去ろうとするシオンを引きとめた。

そこにいるんだリーク・・・・よく見てろ
2回脱げと言わなきゃダメか?2回言うのは嫌いなんだ


シオンに背を向け、ゆっくりと服を脱ぎ始めるサンサ

リーク・・・見てろと言っただろ・・・
お前は小さな頃からサンサを知っているよな・・・そして今、女になった彼女を見るんだ


ラムゼイはそう言うと、サンサの服を一気に引き千切り
そしてベッドに前かがみにさせ、後ろからサンサを犯し始める。

小さい頃から兄弟同然、妹のように見てきたサンサが犯される光景
シオンはサンサの呻き声を聞きながらその場に立ち、泣き震えていた。

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コメント
小指が何をしようとしてるのかが気になる、基本的にこの物語は小指がいらん陰謀を抱き回し続ける物語ですから。
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