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キット ハリントン Christopher Kit Harington

1986年 12月26日生まれ
曽祖父は12代目のハリントン準男爵(世襲称号だが貴族ではない)
母親は脚本家

2003年から2005年までウスターシックスフォームカレッジで演劇を学び
2008年にセントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ
(2005年から大学になった有名な演劇学校)を卒業している

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さて、君はゲームオブスローンズという成功したといえる作品に出たわけだけど
出演前と後で君の人生は変わった?

キット:そうだね、変わらなかったと言えば嘘になる
主にシーズン1が放送されて、なんていうかよりたくさんの扉が開いたかな
みんなが僕のやってる事をもっと知ってくれる
いかに世界中で視聴されて受け入れられてるかって事だね
僕はまだ若手だしキャリアも浅い、扉に向かって進んで行く時期だけど
今はこの作品が僕の人生だし後数年は続く、ゲームオブスローンズは今の僕の全てだよ
素晴らしいよ、今のところは最高の人生さ



それ程までにゲームオブスローンズに時間を費やしていたら
他の新しい発見の妨げにならない?

キット:一年の内で撮影は6ヶ月ほどだよ、残りの6ヶ月は自由だ
映画でも舞台でもなんだって自分の好きなようにできるよ
みんな君みたいに言うんだよ「いつ契約したの?いつまでの契約?」って
”6年だよ”って言うと皆決まってこう言う「それってキツくない?束縛でしょ!」
でも僕は”いや全然気にならないよ”って答える
HBOは控えめに言ってもアメリカで最高のテレビ局だ
そこでのドラマに出演できてうまくやれてる、成功したと言えるよ
6年は役者として、そしてそれに関わる他の事もできる
とても良い環境だしその事にとても感謝してるよ




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ゲームオブスローンズ以前にやった舞台の仕事について教えてもらえるかな
舞台に戻りたい?

キット:セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマで主に演劇のトレーニングを、卒業してからそのまま1年間”戦火の馬”をやった
それはとても上手くいってその後ゲームオブスローンズのパイロット脚本を貰った
それからロイヤルコートシアターで他の舞台をやってそれ以降はテレビか映画
舞台にはいつも戻りたいと思ってる、僕は英国の役者で舞台で芝居を学んだ
それもまた僕だし、どちらもうまくやれたらいいなと思ってるよ
ゲームオブスローンズをやってるのもその内の一つだ
お金が貯まれば安いギャラでも舞台の仕事もできる
役者ならそうあるべきと思うな




君の初のスクリーンクレジットとなった、これほど壮大な作品に出て
驚愕したんじゃない?わからない事だらけで

キット:恐ろしかったよ、千人の人の前に出るより怖いと思った
言わばゲームオブスローンズは2000人が係わる舞台なんだ、とても奇妙だよ
役を貰ってとても嬉しかったけど数ヶ月後セットに立った時は怖かった
映画は初めて、撮影も初めて、演劇学校でも経験はなかった
自分が何をしてるかもわからなかった、俺は間違った事をしてるって思い込んだよ
でもそれからもっと映画というものを撮影し学んで行く内に映画や役者達への
新たな敬意を持つようになった

舞台とは異なるやっかいさがあってとても技術的に難しい
他のどんな舞台をやってた時よりもゲームオブスローンズでは寝れない夜を過ごした
どんな映画の仕事でもこれは繰り返されるだろうね
撮影が終わって公開を待つだけになるともうどうにもできないんだ
怖いよ




最初にジョンという役に魅力を感じたのは何かな?

キット:パイロット台本を貰って読んで思った”何だこれ?”って
とても独創的で際立ってて、そしてとても奇妙だった
本は読んだ事が無かったからとても理解し難くて戸惑ったよ、最初はそんな感じかな
彼は私生児としての呼称を付けられ幼い頃から家族とは区別されて育った
ダイアウルフも彼だけが白いアルビノのダイアウルフだったりね
役者としてやりがいのある部分が彼には沢山あるからとても楽しみだよ
その世界で私生児である事が彼を確立する、また高貴な生まれである事を背負うんだ
そういうわけで彼に興味を持ち始めたよ




じゃあそれから本は読んだの?
キット:うん読んだよ、原作の資料があるのは嬉しいよ
そういうのがあるとまず頭から入っていけるし、最新のはまだ読んでないけど
全部読んで少し行き過ぎたら巻きもどさなきゃいけないけどね
”そうか、まだシーズン1なんだな”って





原作の中のジョン・スノウは君のお気に入りかな?
キット:答えにくい質問だな、僕は役を貰ってから原作を読んだ
もちろん全部を読むんだけどやっぱりジョンの章を楽しみにしてたと思うよ
自分の役に何が起こるか知りたかったんだろうね
でも彼が僕のお気に入りのキャラになったかどうかはわからないな
とにかく本を読んで彼には魅力的なストーリーラインがあると思った
ジョンは北へ行きホワイトウォーカーという物と相対することになる
母親は誰なのかという謎もあり、それらは彼の物語を魅力的にしていく
でもティリオンの章もまた待ちきれなかったね





ジョン・スノウは物語から分離されてるけど、もっと話の筋に近寄りたい?
キット
:こういうのもいいんじゃないかな、デナーリスもそうだし
メインストーリーからは分離されてるけど人は沢山いるし政治からも分離されてる
テレビの放送でカットごとにあちこちに連れてかれるようで面白いよ
ゲームオブスローンズにはそれが必要なんだ、ジョンとデナーリスのパートがね
主要筋の政治的な陰謀から離れられる、そうやって分離された物語も楽しんでるよ
そのうちもしかしたら・・多分彼は抜け出せなくなっちゃう・・のかな?








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ロケーションではハズレくじを引いたと思う?

キット:みんなそう言うんだよ(笑)
まあとにかくHBOのテレビドラマシリーズのメインキャラの役を獲得したんだ
でもどういうわけか皆はクロアチアやマルタのビーチの太陽の下、薄着の女の子もいてね
そして僕の方はベルファストでひげ面の男達ばかり!そういう点ではハズレくじだね・・
良い点で言えばシーズン2でアイスランドに行った
そこで撮影したこのシリーズの部分はとても素晴らしいんだよ
アイスランドは最高にロマンティックで今まで行ったことがない美しい所だったんだ
だからハズレくじを引いたとは言えないかな
でもまあ周りに女の子はいないんだけどね・・その事はいいか・・




撮影中で一番キツかった瞬間は?
キット:ある日、シーズン1の終わりに差し掛かる所だったかな
この作品では時折役者として要求されるであろう事を越えた事を要求される
言うべきじゃないかもしれないけど、僕達は終わりに向かうにつれて切迫していた
作業を終わらすために1日24時間撮影していた事もあった
状況は悪かったけどそこには意味はあったよ
このシリーズには驚愕して僕はとても疲れてた、でもそこに意味はあった
実際の過程は派手じゃないかもしれないけど、これが撮影の仕事なんだってわかった
スタッフはちゃんとやってくれるけどこっちがボロボロの時はキツかったよ





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他のスターク家の子供達と同じようにジョンにもダイアウルフのゴーストがいる
ゴーストとの撮影は簡単にうまくいった?

キット:いや、うまくいかなかったんだ
スタッフは子供や動物と仕事した事さえなかったって言ってたよ
子役達は申し分なく素晴らしかった、プロ意識もあって一緒に仕事できて最高だった
動物達は彼らなりにできる事をやったがやっぱり動物だった
作品ではちゃんとやってた様に犬の扱い方は一応教えてもらってた
僕が11テイクうまくやれても犬はダメだったりする、そして12テイク目に
僕が失敗したら犬が成功してたりする、でスタッフはそのテイクを使うんだよ
犬を叩きたいけど、でもそれ以上に犬が好きでもあって本当にやり辛い
言いたくはないけど犬と一緒に仕事するのは簡単ではなかった
次回からはCGIになるんだけどね、助かったよ





この作品はファンタジー作品としてはニッチな市場を持ってる
これほどまでに成功した理由は何だと考える?

キット:近頃はテレビや映画に大きな傾向があると思う
我々が置かれてる最近の経済状況からの現実逃避、近頃公開される映画の多くは観る人を
ゴチャゴチャした現実から連れ去っていく
HBOはこういった傾向を見て良質なファンタジーの出番だと思ったんだろうね
人々がこの作品を好きになった理由は混ざり合った二つ
僕はゲームオブスローンズのように現実に基づいたファンタジーを観た事がない
良いも悪いもなくただ人間の失敗があって、選択の間違いがある
非常に生々しいセックスも含まれていて、この作品には制限が全くないんだ
みんなその事に敬意を払ってると思うよ、隠したくないんだ
”おい見ろよこれがファンタジーか、いいな”なんて言われるだろうから
そうじゃないんだ、これはとても残酷な作品だよ
またその一方で現実逃避でもある
その複雑さが皆に好まれてるんだろうね
ハマるには沢山頭を使わないといけない、そしてみんな試されたがってるんだ
いくつの話を覚えているか?ここは何の繋がりだ?いくつの陰謀があるんだ?って風にね
思うにそれら全ての要素が成功の理由さ





ロードオブザリングのような偉大なファンタジー作品に関連する事はあった?
キット:ロードオブザリングとは随分違うと思うよ
完全に作られた世界という点では同じだけどね
違いといえば暗黒、悪魔的な力や正義がない
そういった面なんだけどもっと見えにくい面もあって、誰が良い者で誰が悪いかわからない
全て実際の人間の習性の事なんだよね
幸運にもこのまま全編をやり通せて皆が興味を持ちけててくれたなら
象徴的なシリーズとして受け入れられるだろうね
まあまだそういう事を言うのは早いかな






君はアーサー王役として今度のアーサー&ランスロットに出るけど
ファンタジージャンルばかりの俳優になることに何か思う所はあった?

キット:いやないよ、そういう仕事だし
彼らが僕をゲームオブスローンズか何かで見て、そして僕はアーサー&ランスロット
っていうまた別のファンタジー物のオーディションを受けることになった
彼らがその関係を作ったんだ、若手のうちはそういう経験も積まなきゃいけないし
僕はラッキーだと思うよ
アーサー&ランスロットは素晴らしいしゲームオブスローンズも大好きだ
この二つは似てるようで全然違うんだよね
僕が思うにジョンスノウは直感的で最初に考える事はしない
アーサーは真逆で内向的で考え込むタイプ
そういうのはやってて面白いよね、うん
同じようなジャンルの配役については気にしてないよ
僕は役を貰って自分の仕事をし続けていく、そうやって素晴らしい映画が出来上がる
ウエストエンドの麻薬取引みたいなものだね
それには長髪でヒゲ面の男達が必要なんだ!




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近頃のテレビ作品のクオリティは映画に追いついてると思う?

キット:そうだね、今はテレビが本当に面白い時だと思うよ
映画で出来ない事がテレビ作品で出来てるってみんな気付き始めてるんじゃないかな
映画では2時間程度の枠の中で感情移入して旅をしてそして終わる
テレビ作品のゲームオブスローンズではシーズン1で10時間ある
シーズン2,3も10時間ずつだ、いくつ続いてもそうかもしれない
長期に渡って続くストーリは本当に楽しめるよ、役者としてもね
1時間で全てを視聴者に伝える必要がないんだ
長期に渡って全てのストーリーを伝えそしてキャラクターを成長させる
そのための時間が十分にある
視聴者がテレビ番組を見て全てのキャラクターのために費やす時間もある
変な話ゲームオブスローンズに出る以前は舞台や映画のファンだったんだけど
すっかりボックスセットで観るようになって今はブレイキング・バッドにハマってるよ
本当に沢山手当たり次第にアメリカのテレビドラマを見たよ
しかし本当に最近のアメリカのドラマは驚異的だよ、まさに敵無し




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