Category : Game of Thrones S7 ep4 The Spoils of War


ハイガーデン



ハイガーデンを攻め落としたジェイミー率いる王国軍。
軍はハイガーデンは勿論、リーチの各農家の備蓄している穀物も回収しつつ
戦利品である大量の金を乗せた荷馬車を引き連れ王都へと長い列を進めていた。
ブロンは貴族となった今も、傭兵時代と同じように仕事が終わればすぐにその分の金を要求し
ジェイミーは戦利品の一部からかなりの重さの金袋をブロンに渡す。
大きな戦果と言えるが、ジェイミーはオレナの死に際の告白に頭の整理がつかず
ブロンにあっさりそれを見抜かれるほど浮かない顔をしていた。

十分な金と地位を手に入れたブロンは、以前からずっと立派な城と妻を欲しがっていた。
そして城を拝領するのを条件にジェイミーを助けていたが、結局城はまだ与えられず
そもそも大きな国取り戦争が始まろうとしている今、のんびり領地を治めて暮らす時でもなかった。
ハイガーデンから奪った金はそのまま鉄銀行への借金返済に充てられ、ラニスターはその家訓通りに
火の車状態の王国の借金を返す事になる。
ラニスターへの貸しがそのままのブロンを横目に、国家規模の借りを返しに荷馬車は進む
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レッドキープ




鉄銀行への借金を2週間後に完済すると約束したサーセイ。
鉄銀行にとっては利子を転がしたい気持ちもあるが、とにかくこれだけの規模の借金の
一括返済という話は鉄銀行にとっても前例のない事だった。
素っ気ない表情のサーセイに笑顔を向ける鉄銀行の使者だが、目の奥は笑ってはおらず
ただ金と数字、そして状況を見て利益だけを追求する感情の無い機械だと自負する。

ハイガーデンを落として金を奪い、それを王都へと運ぶ任務にジェイミーを行かせたサーセイ。
それだけサーセイにとっても、この返済がこれからの命運を握るほど重要なものだったからで
借金だけでなく、これからのさらなる展望に鉄銀行の協力は欠かせなかった。
デナーリスと同様に、サーセイもまたエッソスの傭兵の力があれば大きな戦力増強になると思い
カイバーンに命じてエッソスの傭兵会社、ゴールデンカンパニーと交渉も初めていた。

ゴールデンカンパニーはまた鉄銀行の取引先でもあり
見込みのない債務者からの債権回収など、穏やかでない仕事は彼らに委託された。
あくまでビジネス、取引相手に情は無く、金という名の信用だけで成り立っており
サーセイの展望に協力を惜しまないと言う使者も、それはあくまで返済後の話。
約束の不履行に対しての制裁に容赦はないと使者の目は語る。
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ウィンターフェル



ある夜、ブランの部屋を訪ね、ブランにダガーを渡すベイリッシュ。
そのダガーからベイリッシュの暗躍は始まり、スタークは離散して崩壊した。
ブランの暗殺未遂、戦争の火種となったキャトリン、そしてネッドを陥れた後はベイリッシュが保持していた。
ブランを手懐けようと優しい言葉で語りかけるベイリッシュ、しかしブランはまるで聞いておらず
ただそのダガーを手に取り、遥か昔の所有者のビジョンでも見ているかのようだった。
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混沌は梯子・・・

ブランの様子に構わず喋っていたベイリッシュだが、ブランが発したその言葉に硬直する。
レッドキープで一度だけヴァリスに語った自分の野心の言葉、その一節を口にしたブランに
しばらく見せていなかった余裕の無い素の表情が出るベイリッシュ。
しかし丁度部屋を訪ねてきたミーラと入れ違いに、何事も無かったかのようにベイリッシュは去った。
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行くのかい?
あなたを残しては行きたくないけど・・・でも戦争になれば家族と一緒じゃないと・・・
あなたは今きっと安全だし・・・もう私は必要ないから・・・

そうだね・・・
そうだねって・・・それだけ?
感謝してるよ
感謝・・・?
面倒をかけた
弟はあなたのために死んだのよ・・・ホードーもサマーも・・・私だって死ぬ所だった・・ブラン・・・
違うんだ・・・もう・・・
ブランドン・スタークならこう感じるだろうというのは覚えてる・・・でも今はそれだけじゃないんだ

あなたはあの洞窟で死んだのね・・・

過去を知り、未来を予知し、来たる冬と脅威に大きな役割を担う三つ目のカラスとなったブラン。
ジョージェンもホードーも決まっていた自分の役割とブランのために生き、そして死んだ。
サイトであらゆる過去と未来を見たブランが背負っている運命はそれの比ではないのか
余りに達観しすぎたブランとミーラの間には、人間らしい別れもできない程の距離感があった。
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ついにウィンターフェルに戻って来たアリア。
だが長く行方不明だったアリア・スタークは世間では死んでる事になっていた。
衛兵は突如現れたアリア・スタークだと名乗る女をしぶしぶ通し
その事を城代のサンサに伝えに行こうとするが、衛兵が目を離した隙にアリアは消えていた。
サンサは衛兵から話を聞き、すぐに地下墓地へと向かう。

スターク女公とお呼びしましょうか?
そうね・・・衛兵から逃げなくてもよかったのに
逃げてない、使えない奴らだ・・・・悪くないね、スターク女公殿下
ジョンがあなたを見たらきっと心臓が止まるわよ
この像、父に似てないね・・・顔を知ってる者が彫らないと
父の顔を知ってる者は皆死んだわ・・・
私達がいる

ジョフリーを殺ったって聞いたけど?
そうしたかったわ
私もだ・・・誰かが奴をやったって聞いて腹が立った・・・奴は常に私のリストの最上位にいたのに
リスト?
私が殺す奴のリストだ

どうやってウィンターフェルに戻ってきたの?
長い話だよ・・・サンサもきっとそうだろ
そうね・・・楽しい話じゃないわ
私もだ・・・だが私達の物語はまだ終わりじゃない
そう・・・まだ終わりじゃない
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アリアはその後ブランにも会い、彼が自分の近況や殺すリストの事も知っていたので驚く。
そしてブランはベイリッシュから貰った曰く付きのヴァリリア鋼のダガーを
惜しげもなくアリアに渡す。
体が不自由で使えないから、というよりはダガーとアリアの未来を見たのか
それが最初から決まっていた事のようにアリアにダガーを譲った。
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ブランを乗せた車椅子を押して城内に戻るサンサとアリア。
それを離れて見ていたブリエンは、娘達を探し出して守るというキャトリンとの約束を
期せずしてだが、その一つの任を果たせた感慨を得ていた。
一度はどちらにも拒まれ、複雑な思いで旅を続けてきたが
その苦しさを共に歩んできたポドリックの労りの言葉に、素直に感謝するブリエン。
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来たる戦いに向け、日々厳しくポドリックに稽古をつけるブリエン。
そこにアリアが現れ、自信ありげにブリエンに稽古を申し込む。
自分の半分ほどしかないアリアの言葉に笑うブリエンだが、アリアもまたスタークで
ブリエンにとっては主人と同じ、頼みを断れる相手では無かった。

ブリエンの持つ稽古用の剣に対し、アリアのニードルは作りは良いがあくまで主に護身用の華奢な剣身。
それでも生意気に挑発してくるアリアにブリエンは剣を振り下ろすが、アリアは軽々と身をかわして
ブリエンの喉元にニードルを突きつける。
かつての師、シリオフォレルと同様に踊るように華麗に戦うアリア。
流石に力で押されると厳しいが、ハウンドにさえ勝ったブリエンと五角以上の勝負となった。

誰に教わったんだ?
誰でもない
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ドラゴンストーン島



キャスタリーロックを落とすために向かったアンサリードからの戦況報告が来ず
晴れない表情のミッサンディを見て、グレイワームとの仲を察するデナーリス。
ジョンに呼ばれて浜辺を歩き、向かった先の洞窟の中には黒く光るドラゴングラスがあった。
存在さえ知らなかったドラゴングラスが一面に埋まった洞窟に目を見張るデナーリス
しかしジョンが見せたい物は洞窟のさらに奥にあった。
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壁全体に不思議な模様が刻まれた場所、そこはウェスタロスに元からいたとされる森の子達の遺跡だった。
ウェスタロスに初めて渡って来た人類とされる最初の人達もいわば侵略者で
原住民である森の子達との間で激しい戦争をしていた。
しかし冬とホワイトウォーカーの脅威を前に、森の子達と最初の人達は戦争を止めて協力し
共に戦ってホワイトウォーカーを撃退したという伝説があった。
壁の絵にもその事は描かれ、そして脅威であるホワイトウォーカーの姿も描かれていた。

人類でさえないという森の子達、そして侵略者である最初の人達。
言わば相容れないはずの双方が力を合わせでもしないと、対抗できないほどの脅威が
ホワイトウォーカーというものだったのだろう。

彼らは共通の敵に対抗するために共に戦った。
敵対し、不信感があったにも関わらずだ・・・・力を合わせ・・・
俺たちも生き残るためにはそうしなければ・・・奴らが真の敵だ

私の軍とドラゴン無しではあなた達は負けると言うのね?
ああ・・・無理だろうな
戦ってあげるわ・・・あなたと北部のために・・・・私に忠誠を誓うのなら
我が民は・・・南部の支配者を受け入れようとはしない・・・色々ありすぎた・・
受け入れるわ・・・自分たちの王が受け入れるなら。
彼らがあなたを指導者として、守護者として選んだ・・・
プライドより生き残る事の方が重要じゃないの?

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洞窟を出たデナーリスは、届いたばかりのキャスタリーロックの戦況報告を聞く。
城は奪取したが帰る船は燃やされ食料も無く、敵の思惑通り孤立したアンサリード。
そして裏をかくようにハイガーデンは落とされ、同盟国のタイレル家も事実上消滅した。
打つ手全てが失敗し、同盟国も失い、ティリオンへの不信感と共に怒りが湧き出るデナーリス。
無駄な血を流さずに綺麗な戦争をしようとした結果がこうなってしまい
やはり自らがドラゴンに乗って攻めるリスクを負うべきだと思い直すデナーリス。
そしてデナーリスは唐突にジョンの考えを聞く。

私はどうすべきだと思う?
俺の出る幕じゃ・・・
私は戦争の真っ只中、そして苦境に立たされている・・・どう思う?
俺はドラゴンが存在するなんて思いもしなかった・・・
あなたに従いついてきた者達は皆、あなた起こした奇跡を目にした者達だ。
それと同じように更なる信じがたい事を起こせばいい。
このクソみたいな世界しか知らない者達に新たな世界を作って見せてやればいい。
だがドラゴンを使って城や街を焼けば・・・それじゃ他の奴らと一緒だ

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ドラゴングラス採掘は認められ、同盟の話はそれなりだが交渉は良い方向に向かっていた。
そしていつの間にかジョンとデナーリスの距離が近づいていた事を勘ぐるダヴォス。
二人が城からの階段を降りる道でミッサンディと話をしていると、海の向こうから一隻の
グレイジョイの船が帰ってくるのが見えた。

小舟で上陸してくるグレイジョイ船団の生き残り。
浜辺に向かったジョンが目にしたのは、シオン・グレイジョイだった。

ジョン・・・いたのか・・・・サ・・サンサは・・・無事か?
お前があいつを助けた事・・・・それだけがお前を殺さない理由だ・・・

胸ぐらを掴んで迫るジョンから目を逸らす事しかできないシオン。
サンサを助けた事は事実だが、それでも過去の愚行は言い訳のしようもなかった。
さらに今回は姉を見捨てて逃げた後ろめたさもあり、後悔は積み重なるばかり。
シオンはデナーリスに姉を助けるための協力を求めにきたが
しかしデナーリスは既にそこにはいなかった。
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ローズロード



キングズランディングからハイガーデンを通り、オールドタウンまで続く主要道路ローズロード。
ブラックウォーター河を渡れば、すぐそこはもう王都キングズランディング。
ハイガーデンから運ばれた金は厳重な警備と共に王都に入ったが、穀物も含めた荷馬車と兵の列は
細く長く伸び、日暮れまでに間に合うかどうかも微妙な所だった。
奇襲があった場合も対応が遅れる事を懸念し、ランディルは落伍兵にムチを打ってでも急ぐべきだと提案するが
ジェイミーは攻城戦と長旅の披露で疲れている兵を見て、まず適切な警告をしてからだと返す。
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いつまで経ってもランディルの息子のディコンの名を覚えないジェイミーを笑うブロン。
ディコンはいかにも育ちの良さそうな典型的な貴族の子といったタイプで
サムと違って腕は立ちそうではあるが、初陣の緊張がずっと顔に出ていた。

ハイガーデンでは活躍したそうじゃないか?
光栄な事で・・・
おいおい、おまえさんの親父はここにはいないぜ
・・・・これまでずっとタイレル家に誓いを立ててきたのです、共に狩りをした顔見知りもいました・・・
彼らの事は残念だが、レディオレナが女王を裏切りターガリエンの娘を支持した結果だ
あんな臭いだとは想像もしてなかった・・・
死ぬ時はクソを漏らすもんだ、お坊ちゃま学校では教えて貰わなかったか?
俺がそれを学んだのは5歳の時だったかな・・・・

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ディコンをからかうブロンに顔をしかめるジェイミー、しかし何かを察してブロンの顔色が変わる。
遠くから徐々に聞こえ、そして大きくなる蹄の音、それも広範囲から迫る馬の気配。
ジェイミーとブロンはすぐに馬を走らせて、休憩していた兵達に急ぎ準備させる。
流石に歴戦の戦士なだけあり、ランディルは焦る事なく敵が姿を現す前に盾、槍、弓と3段の戦列を展開し
丘の向こうから来る蹄の音を待ち構える。
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そして丘の向こうからは奇声と共にドスラキの騎馬隊が現れた。
ウェスタロスにもその名を轟かす屈強で残忍な騎馬民族は地鳴りのように丘を駆けて下り
ブロンはドスラキ族のその勢いと数を見て圧倒されると察し、ジェイミーだけは逃がそうとする。
しかしジェイミーはなんとか持ちこたえれると見通しを立て、指揮官として兵を見捨てず
その場で戦う決断をした。
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しかしドスラキ族の後方から巨大なドラゴンが現れ、吐いた炎が戦列の一角を火に包む。
一瞬にして黒焦げになり、断末魔をあげて崩れ落ちる兵達。
そしてドスラキ族はその炎の中を突破して戦列を突き抜け、王国軍の陣形はその穴から
徐々に崩壊し、次第に騎馬隊に有利な混戦となっていく。
ドスラキ族の突進力は凄まじく、さらに上空からはドラゴンの炎が荷馬車を燃やし
その間で板挟みとなって蹂躙される王国軍。
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ジェイミーは弓兵を呼び、ドラゴンを狙わせるが
ドロゴンの鱗は小枝でも当たったかのように矢を弾き返した。
念の為にスコーピオンと名付けられた対ドラゴン用バリスタも持ってきていたジェイミーは
両手の使えない自分の代わりにブロンにそれを撃つように任せ
ブロンはドスラキ族に追われながら、スコーピオンの荷馬車へと向かう。
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そうしてる間にも兵たちはドラゴンに燃やされ、騎馬隊に殺されていく。
ジェイミーも片手で戦うが、戦うために生まれてきたようなドスラキ族は強く
剣の腕は立つディコンに助けられながら何とか持ちこたえていた。
根っからの騎馬民族相手ではブロンでさえ一筋縄ではいかず
落ちた金貨袋を拾う余裕もないほどブロンを追い込むドスラキ族。
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なんとかスコーピオンまでたどり着いたブロンは一発目は外したものの
ニ発目をドロゴンの右翼の付け根に命中させた。
鳴き声をあげ、デナーリスを乗せたままドロゴンは急降下するが
墜落寸前で持ちこたえ、怒りの炎はスコーピオンを燃やして粉砕した。
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地上に降り、ドロゴンに刺さった矢を抜こうとするデナーリス。
ジェイミーはそこで初めてターガリエンの娘、デナーリスを目の当たりにする。
そしてその二人を遠くからティリオンも見ていた。
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やめろ・・・逃げるんだ馬鹿・・・・




兵達が燃やされていく中、すぐ目の前では敵の女王が背をむけている。
ジェイミーは地面に刺さった槍を取り、そしてデナーリスに向かって馬を走らせた。
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馬鹿野郎・・・やめろ・・・やめるんだ・・・




デナーリスの背後から迫るジェイミーを見て呟くティリオン。
生まれて始めて心から忠誠を誓った女王、命の恩人でもある実の兄
そして手負いのドラゴンが今まさに交わろうとする瞬間。
望まない結果にしかなり得ない状況は迫り、ただ自分の立場故に静観するしかないティリオン。
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ジェイミーは槍を構えて突進し、そしてデナーリスもそれに気づいて振り返る。
しかしジェイミーの槍が届く前にドロゴンの口が開き、喉奥から赤く燃える炎がジェイミーに向かって放たれた。
間一髪、横から駆けてきたブロンがジェイミーに体当たりした事で焼け死ぬ事は無かったが
そのまま川に落下したジェイミーは気を失い川の底へと沈んで行く。
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黒曜石(黒曜岩 / オブシディアン)







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