Category : Game of Thrones S7 ep3 The Queen's Justice


ドラゴンストーン島



ドラゴンストーン島に上陸し、ティリオンと再会したジョン。
お互い紆余曲折あり、それなりの立場や修羅場を得て生き延びた事を察し、再会に顔が緩む。
ダヴォスとティリオンも初対面ではあるが、ブラックウォーター湾の戦いでは相対し
ともにギリギリの所で生き延びた。
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出迎えは穏やかだったが帯剣は許されず、上陸用の小舟も引き上げられた。
サンサとは形だけの結婚で、そういう仲でなく関係もなかったと前置きし
ジョン達を先導して城への細道を登っていくティリオン。
すると突然すぐ上空をドラゴンが訪問者に悪戯するように鳴きながら通過し、慌てて伏せるジョンとダヴォス。
初めて目にしたドラゴンに、まさに口を開けたまま呆然とするジョン。
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城へ登ってくるジョン達から隠れるように、城から離れて崖上からその様子を見ていたメリサンドル。
ジョン・スノウの事をデナーリスに進言したのは誰でもないメリサンドルだというのに
その逃げるような行動に疑問を感じ、そのことについて尋ねるヴァリス。

私の役目は終わったわ・・・私は氷と炎を一つにした。
王達の耳に囁く仕事はもう終わったの

そうでしょうか・・・我ら普通の民が権力を味を知ってみなさい
我らは人肉の味を知った獅子となりましょう。
これほどの甘美は他にはありません

私達はもう普通の民ではないでしょう。
私はもう北の王や彼の助言役とは良い関係じゃないの

なぜです?
私が犯した過ちのせいで・・・酷い過ちだった・・・私はここにいても邪魔にしかならないわ。
ではどちらに?
ヴォランティスへ
一つ宜しいですか・・・あなたはもうウェスタロスには戻らないほうが良い、危険だ。
でも、私は戻ってくるわ・・・もう一度だけ。
この見知らぬ土地で私は死ぬの・・・・あなたと同じように・・・


メリサンドルの不安や迷いはもう完全に消えていた。
以前のようにあやふやで無く、自分の役割と最期をハッキリと火の中に見たのか
シリーンの事での自責はあれども、ただその時に向けて淡々と使命を全うしようとしていた。
そして同じく自分の死を予期なく宣告されたヴァリス。
光の神の存在をその目で見たヴァリスにとっては、メリサンドルの言葉は笑い飛ばせる物ではなかった。
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玉座のある広間に通され、デナーリスに謁見するジョン。
七王国の正統な王だと主張するドラゴンの女王デナーリスと、独立した北部の王を主張する北の王ジョン。
何を話すにもまずそこの立場の確認から始まる。

300年前、当時の北の王トーレン・スタークは征服者エーゴンに永遠の忠誠を誓った。
それから300年後、狂王エイリスはジョンの祖父と叔父を焼き殺し、王朝は崩壊した。
その事についてはデナーリスが当時のターガリエンの代わりに正式にジョンに謝罪した。
父親の罪を子に課さない、それは先日ジョン自らが離反した諸侯の子を許したのと同じで
その道理ならばジョンはデナーリスに狂王の罪は問う事はできない。
だがジョンは罪が継承しないのと同じで、誓いもまた継承はされないと
デナーリスに跪いて忠誠を誓う事を拒んだ。

徐々に怒りが顔に出るデナーリスに、同等の協力関係を申し出るジョン。
3匹のドラゴンと屈強な軍隊も持つ自分に何故協力者が必要なのか?と苛立つデナーリスに
自分も含めそれぞれが王を主張しあう権力闘争など子供の遊びだとジョンは言う。
そしてジョンは人類の敵、死の軍団やホワイトウォーカーについて説明し
ナイトキングを倒さない限りは七王国の統治など無いと言うが
デナーリスはそんな神話や伝説のような話など信じず、私は自分の信念だけでここまで来たのだと
ジョンに迫り怒りを露わにする。
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まあ信じられないでしょうな。
わかりますとも、荒唐無稽な話にきこえるでしょう。
だがデナーリス・ターガリエンがこの国までたどり着いたのも運命なら
ジョン・スノウが北の王になったのもまた運命だ。
あなたはウェスタロスに初めてドスラキ族を連れてこられたな?
彼は初めて野人達と同盟を結んだ北部人だ。
彼はナイツウォッチ総帥で北の王だ、だがそれは生得権ではないのです。
彼にはそんな物はない、ただの私生児だ。
北の荒くれ者どもが彼を自分たちのリーダーに選んだのです。
彼を信じたからだ・・・あなたが信用しないその話を。

彼はそれを目の当たりにし、人々を守るためにそれと戦った。
人々のために命を危機に晒し、人々のためにナイフで心臓を刺された。
彼は自分の命までもを・・・

遺恨は捨て、協力しあわねば我々は死ぬ。
誰の骸骨が玉座に座ろうがどうでもいい事だ

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人情味溢れるダヴォスの語りが熱を帯び、魔法で蘇った等の少し行き過ぎた話に差し掛かる。
しかしあまりに突飛な話は逆効果と思ったのか、ダヴォスを止めるジョン。
デナーリスに跪いて忠誠を誓い、共にラニスター王家を倒して
死の軍団と戦えば良いじゃないかと言うティリオン。
しかしデナーリスが初対面のジョンの話を信じられないのと同じように
ジョンにはデナーリスが父親の名前だけで玉座を主張する少女にしか見えない。
祖父と叔父の敵である狂王の娘に忠誠を誓えば、北部の諸侯達の心は離れ
北部の結束は揺るぎ、崩れるだろう。
理由はどうあれ忠誠を誓わないのなら反逆と見なすとデナーリスが口にした時
ヴァリスからの緊急の知らせで話は一時中断となった。













グレイジョイ艦隊はユーロンの艦隊に襲撃され、数隻を残してほぼ全滅。
エラリアやヤーラ達は生死不明で捕虜にされた可能性もあった。
デナーリスは失った船団の代わりに自らかドラゴンに乗り、ユーロンを沈めると言い出すが
リスクが高すぎてもちろんティリオン達に止められた。
そしてすでに行動中のアンサリード達も、グレイジョイ艦隊と同じように察知されてる可能性が高く
沈められた艦隊の二の舞いになるのではと心配するミッサンディ。
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グレイジョイ艦隊の全滅と、一度に二つの同盟国を失った事で頭の痛いティリオン。
自分の失策を思い返しながら崖を歩いていると、そこには自分と同じように行き詰った顔のジョンがいた。
交渉は失敗し、船は奪われて足止めされ、八方塞がりに陥ったと嘆き
一体どうすれば人類の危機が訪れているという事を信用してもらえるのかと苦悩するジョン。

北部が備えるべき時に、狂王の娘からの召喚、異国からの侵略、期待はずれの交渉結果
皆の言う通りやはり北部人は南へ来るべきじゃなかったと改めて思うジョン。
しかしジョンが人々を救うために必死なように、デナーリスもまた異国で人々を救ってきた。
古く悪しき制度から人々を開放し、割に合わない時間と力を割いてここまでやってきた。
もっとお互いを知り、話し合うべきだと言うティリオン。
そしてティリオンはジョンからドラゴングラスの話を聞いてデナーリスに伝える。
デナーリス自身はそんな物がある事さえ知らなかったドラゴングラスという火山岩。
存在も知らなかった不必要な物を提供する事で、同盟を結べる可能性のある相手との
関係性が一歩前進するならそれにこした事はないと言うティリオン。

海を眺めながら再び二人きりで話をするデナーリスとジョン。
お互いの主張は変わらず進展もなかったが、デナーリスは怒りを殺して
ジョンにドラゴングラスの発掘と武器の製造を許し、さらにそれに伴う人員や物資の提供も先立って承諾した。
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キングズランディング



夜が明け、沈没を逃れたグレイジョイ艦隊の生き残りの船は
波間に漂っていたシオンを発見して引きずり上げた。
低体温症でガタガタ震えるシオンからヤーラが敵に捕まったと聞いた船長は
それを見ててなぜお前はここにいるのか?と呆れて背を向けた。
ユーロンを恐れ、ヤーラを見捨てて逃げ出した事を見抜かれ、デッキに放置されるシオン。
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その頃、キングズランディングの城下町ではユーロンが捕虜のヤーラ、エラリア、タイーンを引き連れ
民の歓声を浴びながら派手な凱旋パレードをしていた。
サーセイの贖罪と時と同じように、生活の鬱憤を晴らすように捕虜を罵ってはゴミを投げつける民衆。
ユーロンは拍手を浴び、ご満悦でレッドキープまでの道のりを楽しんだ。
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エラリアとタイーンにつながれた鎖を引いてサーセイの前に差し出し
これでサーセイはオレの物だと言わんばかりの態度のユーロン。
しかしサーセイはシンプルな賞賛の言葉をかけただけで、ユーロンの真の欲望が叶えられるのは
戦争に勝利した時だけだと冷たくに言い放つ。
しかしユーロンは全く気にせず、むしろお預けをくらった分だけ余計に情熱は増したようで
サーセイの事でジェイミーを挑発すると、歓声を浴びながら広間を去っていった。
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エラリアとタイーンは猿轡をされ、暗く堅牢な部屋の壁に鎖でつながれた。
そしてサーセイはエラリアの恨みの根源であるオベリンの死を思い起こさせるように
久しく見せなかった笑みも時々浮かべながらエラリアを挑発する。

ミアセラが奪われた時・・・・私の唯一の娘が・・・
あなたにはそれがどんなものかわからないでしょうね・・・実際子供を失わないかぎりは・・・
乳母にさせればよいと言われても、私はあの子に自分の乳を与えたわ・・・
他の女の腕にあの子を抱かせたくなかったの。
私には母はいなかったけど、あの子にはいた。
あの子は私のものだったのに、あなたはそれを奪ったの・・・何故あの子を殺したの?

今となってはもうどうでも良い事・・・・
あなたの娘も綺麗ね・・・茶色い瞳・・・・その唇も・・・完璧なドーンの美女・・・
さぞ自慢の娘でしょうね、ええわかってるわ、好きになったりなんかしてはいけない・・・
でもそれでも・・・私達はただの人間・・・・愛する人を愛すの・・・

残念だけど猿轡のせいで何を言おうとしてるかわからないわ・・・苛立って堪らないでしょうね・・・
私達は皆選択をする・・・・あなたは私の娘を殺す事を選んだ・・・
その選択をした時、自分が強者だと感じたでしょうね・・・今もそうかしら?

寝れなかった・・・全くと言っていいくらいね・・・
ベッドに横たわり、天蓋を見つめ、そして敵を殺す方法を想像するの・・・
私の娘を殺したエラリア・サンドをどうやって壊してやろうか・・・
オベリンと同じようにグレガー卿にあなたの頭蓋骨を破壊させようか・・・
詩的かしらね、でも早い・・・早すぎるわ。

あなたの娘の頭蓋骨を、とも考えたわ・・・・この娘は本当に美しいわね・・・
このかわいい顔がアヒルの卵みたいにクシャっと・・・いいえ、それも違う・・・”


サーセイはそう言うとタイーンに口づけをし、エラリアの方を振り返って微笑む。
カイバーンの分析により、ミアセラがどういう方法でどういう毒で殺されたかはサーセイは知っていた。
そしてエラリアがミアセラを殺したのと同じやり方で、タイーンに毒を仕込み
エラリアがそうしたのと同じように解毒剤を飲んだ。

”あなたの娘はこの牢で死ぬ。
そしてあなたはここで彼女が死ぬのを見ているの・・・
あなたは一生ここでこのまま・・・食事を拒んだら無理やり喉に流しこんであげる。
あなたは娘が腐っていくのを見るためにここで生きるの・・・・
あの美しい顔が朽ち・・・・骨と塵になるまで・・・
自分がした選択についてよく考える事ね・・・
数時間毎に松明を替えさせるわ・・・その時を見逃さないように・・・


二人は牢の中で鎖に繋がれて触れることもできず
猿轡のせいで喋れず、お互いに最期の言葉すら言えない。
ただ見つめ合い、無念の唸り声と涙を流した。
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部屋に戻ったサーセイは一つの復讐を果たした興奮が収まらず
ジェイミーが嫌がる素振りを見せてもお構いなしで、獣のようにジェイミーの体を求めて貪る。
しかしノックがあればさっと起き上がり、ベッドにジェイミーを残して女王の顔に戻るサーセイ。
以前なら誰を殺してでも秘密にしなければならなかった二人の関係も
王都に政敵のいない今、侍女にそれをみられようとも気にしないサーセイ。
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侍女が伝えに来た訪問者、それはブラヴォスの鉄銀行からの使者だった。
建前の挨拶から儀礼的な会話を続ける使者の話を遮り、使者の目的である
王国の借金の話を急かすサーセイ。
ロバートの浪費から始まり、戦争を重ねて王国の借金は増えるばかりで
頼りだったタイレル家も敵となり、敵に囲まれて王国は孤立状態。
鉄銀行は敗色の濃いい王国から、デナーリスに乗り換えて投資する事も考えられた。

しかしサーセイはラニスター、ラニスター家は借りを常に返してきた実績がある。
一方でデナーリスは鉄銀行の融資先でもあった奴隷商売を禁止し
そして開放した奴隷や野蛮人を従え、それは女王というより革命家のそれに近く
鉄銀行の常識が通用する相手ではないかもしれない。
デナーリスはまともな顧客にはならないと前置きし、サーセイは2週間の猶予を申し出る。
そして使者がブラヴォスに帰る時には、借金は完済されていると約束した。

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ウィンターフェル



サンサはメイスターを従えて歩き、来たる冬と戦争に備えて準備をしていた。
ウィンターフェルに貯蔵庫を作り、今のうちから北部の各地の穀物を集めて貯めておけば
戦火に追われて何も持たずに逃げてきた人々もかくまえると言うサンサ。
そしていつの間にかウィンターフェルの戦術指南役のようになっているヨーン・ロイスには
冬でも戦えるようにと鎧に毛皮をつける防寒対策を指示した。

サンサは城代としてすべき役をこなし、そして北部の民はそれに従い
ただ一人を除いて北部は団結し、同じ目的のためにそれぞれが動いていた。

私はここにいる誰よりもサーセイの事を知っています、もしサーセイに逆らえば・・
あなたはここにいる誰よりもサーセイの事を知らないのね
私が言いたいのはつまり・・・
私の母、父、そして兄を殺したあの女は危険だ、と? 有り難い助言を感謝するわ。
二つに一つ、事が起きます、死者達が人間を倒した場合
我々が抱える問題は全て終わりを迎えます。
もしくは人間が勝った場合・・・どうなります?
北とも南とも戦ってはいけない、どんな戦いであれ・・それを念頭に・・・。
誰もがあなたの敵であり味方だ、全て予測できる出来事は連動しています。
そうやって生きれば何に驚く事もありません・・・・起こる事全てはどこか既視感あるものとなるでしょう。

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ベイリッシュの哲学に一瞬心奪われるサンサ。
その時、兵がサンサを呼びに来た。
サンサは急いで城門の方へ向かうと、そこにはソリに乗せられたブランがいた。

ウィアウッドの木の下で、二人で話すサンサとブラン。
しかし数年ぶりに会ったブランはまるで別人のようで
自分の事を三つ目のカラスだと言った。

僕は全てが見れる、誰かに起こった事、今から起ころうとしていることも。
今は一部分、かけらだけ・・・・もっとよく見えるようにならないと。
長い夜が訪れる時までには間に合わせないと・・・
姉さんのこれまでの事・・・酷い目にあったね・・・
この城で・・・美しい夜だった・・・今みたいに雪が降って・・・
白いウェディングドレスの姉さんはとても美しかった・・・・


ラムジーと結婚させられた夜の事を語りだしたブラン。
今やシオン以外誰も知るはずのないあの夜の事がフラッシュバックし
その場から逃げ出すように城へ戻るサンサ。
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シタデル



禁止されている手術を夜中に行い、ジョラーを治療したサム。
アーチメイスターの再診断中、ジョラーは白々しく気候のおかげで偶然治ったのだろうと言うが
皮膚を剥離し、軟膏を塗った形跡があり、手術が行われたのは明らかだった。
ともかくジョラーの感染は収束したと診断され、退院を許された。
ジョラーはサムを命の恩人だと言い、再会を誓って別れを言い
そしてサムは自ら手を差し出し、強力な感染症が完治した証の握手をした。
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お前が治したのか?誰が治療しろと言った?
彼の治療をするのを禁じたのは誰だった?
それなのに治療したのか?
私がこれを禁じたのは成功率が極めて低く危険だからだ、特にあの歳ではな・・・
お前は自分や他の者に感染を広めてたかもしれんのだぞ。
このシタデル全てを台無しにする所だったんだ。
だがそうはならなかった、細かいケア、難しい手順
重い治療の鎖をぶらさげてる多くのメイスターも成し得なかった事だ。
だがお前はやった・・・どうやったんだ?
あの男はお前のおかげで生きながらえた、誇っていいぞ。
来なさい・・・ここにある原稿や巻物はダメになりかけている。
おまえにはこれの写しを書いてもらおう・・・・褒美を期待したか?
おまえのへの褒美はただちにシタデルを追放されずに済んだことだ。
さあ始めなさい、紙ダニには気をつけろ、奴らは肉も好きだからな

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キャスタリーロック



ウェスタロスの西部のロック、その崖の上にあるキャスタリーロック。
一度も落とされた事は無く、タイウィン自らが育てた兵の練度は高い。
アンサリードは上陸し、城壁に梯子を立てかけて上るが、城壁からの攻撃の優位は当然で
ラニスター兵の投石と弓矢によって次々と倒れていくアンサリード達。
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しかしティリオンが過去に自らが作った地下トンネルがあり
潜入部隊ははそこから侵入して城門を開け、後はアンサリード本体が
流れ込む水のように城内に押し寄せた。
ラニスター兵は装備も堅く、良く訓練されていたが、士気は圧倒的にアンサリードの方が高く
やがてキャスタリーロックはアンサリードが制圧した。
しかし予想していたよりも遥かに守備隊は少なかった。
グレイワームはその事が気がかりで納得がいかず、何かがおかしいと察し
そして海の方を見ると、そこにはユーロンの艦隊に次々と燃やされていく自分達の艦隊があった。
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ハイガーデン



キャスタリーロックにいるはずのラニスター軍はその時ハイガーデンにいた。
ジェイミー率いるラニスター軍、そしてタイレル家を見捨て王国側についたランディル・ターリー
その連合軍が今まさにハイガーデンを落とそうと展開していた。
リーチで一番と言える歴戦の英雄ランディルが王国側についたのもあり
ロラスを失い、指揮官のいないタイレル軍はもはや王国の連合軍の敵ではなかった。
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城内は緑と金で溢れ、略奪の真っ只中とは思えないほど長閑で
豊かな土壌と城は落ちてもなお、その絢爛さを留めていた。
ジェイミーはその城の中を進み、そして一人残されたオレナ・タイレルと対面する。

終わったのね
ええ
今度は我が城の広間に嘆きの雨が降るのね・・・うちの兵達はがんばってたかしら?
まあ・・・想定の範囲内でしょう
まあそんなものね、金の薔薇だもの。
あなたの弟とドラゴンの女王は、あなたがキャスタリーロックを守るものだと思ってたでしょうね。

実際の所、キャスタリーロックはもうそれほどの価値はない・・・俺にとってはまあ・・・
だが子供の頃の良き思い出が、女王としてのサーセイの役にたつわけでもない。

だから彼らに落とさせたと?
今だけだ、やつらに城は維持できないさ。
ユーロンの艦隊がやつらの艦隊を焼き、俺たちは城の食料庫を空にしてきた。
結局やつらは城を手放す事を迫られ、ウェスタロスを横断するしかなくなる。

あなたはそれから本隊を率いて空の城に帰るわけね
ロブ・スタークに以前同じ事をされた、失敗からは常に学ぶ事がある
そうね、今のあなたはとても賢いはずよ
父にはいつも覚えが悪いと言われたよ
彼が本当に賢いのなら、なぜ金鉱が空になった時に彼はハイガーデンを奪わなかったのかしら?
まあもうすぐ彼に聞く事ができるわね・・・私の失敗から学ぶ事はもう無いかしら?ねぇ?
どうするつもりかしら?剣で斬る?それはジョフリーの剣よね?
あの子がそれを使う事は無かったけど・・・なんて名前だったかしら?

未亡人の嘆き・・・
ほんとうにどうしようもない小僧だったわね・・・そう思わない?
私は家族を守るために言えないような事もしたわ、私の指示どおりに事が運ぶのも見たりね・・・
彼らの事を思って眠れなかった夜なんて無いわよ、必要な事だったのよ。
それが何であれタイレル家の安全のために必要と思えば、私はそうした。
でもあなたの姉のした事は・・・私の想像を超えていたわ・・・・
あれは私の最大の過ち・・・想像が不十分だったのね。
彼女は怪物よ・・・あなたわかってる?

あんたや他の奴らにとってはな・・・わかってるさ。
だが俺たちが勝利し歯向かう者が誰もいなくなり、人々が彼女の作る世界で平和に暮したとしても
それでも人々はサーセイのやってきた事に気を病むと思うか?

彼女を愛しているのね・・・本当に・・・哀れで愚かね・・・・
彼女はあなたを滅ぼすわよ・・・

かもな・・・・さあ、もうこれ以上あんたと話を続けても何もないだろう?
これ以上の話相手がいるとでも?
私以上に今の話を他所で持ち出さない保証のある人間がいるかしら?
でもまあそうね、あなたが正しいわ・・・・
あなたをこうまでした彼女は、もうあなたの手に負えないのね

ああ・・・そういう事だな・・
彼女は病的ね、その拡散に一役買ってしまったのは後悔してるわ・・・あなたも後悔するわよ
さあ、もうこの辺でいいだろ
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サーセイはオレナの始末方法も考えていた。
鞭打ちしてレッドキープの前で斬首か、生きたまま皮を剥いで城壁に吊るすか。
しかしジェイミーは毒薬を取り出すと、オレナのワインにそれを注いだ。

苦しむ?
いや、楽に死ねる

オレナは一言確認すると、何の躊躇もなく一息にワインを飲み干し
そして死が訪れる前に最期の告白を始めた。

あなたの息子みたいな死に方は嫌だったの・・・
首を掻きむしり、ツバや胆汁を口から撒き散らし・・・・
目は充血し、肌が紫色になって・・・
あなたにとっても恐ろしかったでしょうね・・・・キングズガードとしても・・・父親としても・・・
私だって怖かったのよ・・・・恐ろしい光景だった・・・・
全てが想定通りじゃなかったの・・・
わかるわよね・・・事前に毒の効果を見たわけじゃないし・・・
サーセイに伝えなさい・・・・あれは私がやったのだと・・・

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毒物劇物取扱者合格教本







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