Category : Game of Thrones S7 ep2 Stormborn

ドラゴンストーン島



デナーリスがドラゴンストーン島に上陸したその夜、島は激しい嵐の中にあった。
物心ついた時には既にエッソスで、デナーリス自身に当時の記憶は無く
やっと生まれ故郷に帰ってきたという部分での思う所はあれど
居心地の良さや懐かしさを覚えるようなものはなかった。
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ヴァリスは今の七王国でサーセイを支持する者は多くはないとデナーリスに説明するが
ヴィセーリスも同じようにウェスタロスではターガリエンの復興を民が待っていると聞かされ
その話をまるで疑いもせず、ウェスタロスに戻ればすぐに王になれると信じていた。

ドラゴン、アンサリード、ドスラキ、グレイジョイ艦隊、今持てる軍勢を全て投入すれば
キングズランディングを大殺戮の果てに焼け野原にするのは可能だろうが
今のところデナーリスの選択肢にそれは無かった。
すでにドーンのエラリア・サンド、リーチのオレナ・タイレルはヴァリスの事前交渉により
デナーリスの傘下に入る事を承諾しており、焦らずとも七王国奪還の道は着実に進んでいた。

しかしデナーリスはヴァリスに歩みより、改めてヴァリスのこれまでの経緯に触れる。
デナーリスの父である狂王に仕え、そしてロバートにも仕えた。
王国の裏で暗躍し、ヴィセーリスを次の王の候補として支援していた事や
その為の道具としてデナーリスを使い、引き換えにドスラキの軍を利用しようとした事。


誰が私を殺せと命令を出したの?
・・・・・・・ロバート王です・・・
暗殺者を雇ったのは?私を殺そうと殺し屋をエッソスに送ったのは誰?
陛下・・・私はそうせざるを・・・
保身のためでしょ
ある王が気にいらなければ、次の王を仕組む・・・どういう類の従者だと言うわけ?

王国が必要とする類の者です・・・
不適合者に手放しの忠誠を尽くすべきではない・・・私の目の黒いうちは、そうするつもりです。
私は名家の生まれでもなく、素性もしれません。奴隷として売られ、生贄として去勢されました。
子供の頃は路地やスラム、廃屋で暮らしました・・・
私の本当の忠誠心がどこにあるのか知りたいですか?
王でも女王でもありません、民なのです。
独裁者の下で苦しむ民、そして秩序の下での繁栄、あなたが得ようとしている民の心にです。
もしあなたが見境の無いの忠誠心をお求めなら・・・その意思は尊重しますが・・・
グレイワームに私の首を刎ねさせるなり、ドラゴンのエサにするなりして下さい。
だがもし私を生かすのなら私はあなた仕え、この身を捧げましょう・・・
私があなたを選んだのですから・・・


誓いなさい、ヴァリス公。
もし私が民を失望させたとあなたが思ったとしても、隠れて陰謀を企てないと・・・
今日みたいに私の目を見て、そして私が何をどう間違えたか私に言うのよ・・・

誓います・・・我が女王陛下
私も誓うわ・・・・もしあなたが裏切ったなら・・・・生きたまま焼き殺す・・・
それでこそドラゴンの母です

ジョラーが2度も追放された事からすれば、スパイや暗殺者の大元だったヴァリスは
デナーリスに八つ裂きにされてもおかしく無かった所。
しかし民や国家の平和のためというヴァリスの無心の公益性が汲まれたのか
デナーリスの狂気がヴァリスを殺す事はなかった。
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そんな時、ドラゴンストーン城に光の神の女司祭が一人訪ねてきた。
それはジョン・スノウに北部から追放されたメリサンドルで、直接面識は無いものの
ヴァリスやティリオンはメリサンドルという女がスタニスの助言者だという事は知っていた。
ヴァリスへの疑心感を払拭できたと思えば、次はスタニス・バラシオンの手の内の者の訪問。

「長い夜は、選ばれし王子のみが打ち倒せる」と、スタニスにも言っていた神のお告げを
メリサンドルにはデナーリスにも言うが、デナーリスはもちろん王子ではない。
しかしミッサンディが言うには古代ヴァリリア語ではその名詞に性別の括りは無いとの事だった。

光の神に選ばれし者が与えられた役をこなす
メリサンドルはその例として北の王ジョン・スノウの名前を出した。
ナイツウォッチ総帥のジョンが野人を壁の南側に引き入れ、野人と北部人は力を合わせて
人類の敵に立ち向かおうとしている事。
死の軍団をその目で見、光の神の力で蘇ったジョン・スノウはまさに選ばれし王子。
メリサンドルはジョン・スノウを呼び、直接話を聞くべきだとデナーリスに強く薦める。
魔法の事はわからないがジョン・スノウは信用できる人間だとティリオンも言い
彼が北部の統治者なら良い味方になるとデナーリスに助言した。

いいわ、北部にカラスを送りなさい。
女王が貴方をドラゴンストーンに招きます・・・・そして忠誠を誓いなさい、と

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ドラゴンストーン島にエラリア・サンドとオレナ・タイレルも到着し
いよいよ七王国奪還へ向けての会議に入るデナーリス達。
王都に総攻撃をかければ一日でカタがつくと、エサを前にした犬のように猛るヤーラ。
ドラゴンを使えば可能かもしれないが、市民を巻き込んだ壮絶な殺戮劇となるのは確実で
それはなるべくなら避けたいティリオン。
その流れでエラリアとオベリンとティリオンのややこしい関係に話が逸れるが
デナーリスは口論をやめさせ、自分は王都を焼き尽くすために来たのではないと言う。
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それが聞けてよかったわ”
もちろん私の孫より愛された女王なんて考えられないけど。
平民に愛され、貴族にも愛されたわよ、でもあの子はどうなったかしら?
灰よ。
平民であろうが貴族であろうが、結局みんなただの小童でしかないのよ。
彼らがあなたを恐れない限りは言う事なんか聞きやしないの。


力を持っていながらも使うタイミングを逃し、サーセイの暴走を止められず
家族を全て失ってしまったオレナの重い忠告。
しかしデナーリスはあくまで王都に攻め込み落とす気は無いと断言し
王都周りの都市を手中にして包囲し、補給線を絶つことで敵軍の弱体化を狙うと説明する。
さらには外敵から国を守るという大義名分をサーセイに与えてしまうのを回避するために
王都包囲戦ではアンサリードやドスラキ族は使わずウェスタロス人のみで戦うと言う。
海側からはグレイジョイ艦隊でドーンの兵をキングズランディングまで運び
そしてタイレル軍は反対側から王都を包囲する。
ならエッソスから連れてきた軍勢は?となるが、ティリオンはアンサリードを
自らの故郷でもあるロックのキャスタリーロックを奪うために使うという。
ラニスターの本拠地を外敵であるアンサリードに落とさせるというティリオンの采配の意味
その覚悟を聞き、エラリア達はそれ以上何も言えず作戦を承知した。
そしてオレナと二人きりで話がしたいというデナーリスを残し、全員は部屋を出て行く。

私への好意でなく、サーセイへの恨みからあなたがここに来た事はわかってるわ。
でも誓ってもいい、彼女には自分のした事を償わせる。
そしてウェスタロスに平和を取り戻すの。

平和ですって?”
あなたのお父上の代にそんな物があったと思ってるのかしら?その先代も?代々?
平和は続かないのよ、お嬢ちゃん。
年寄りから一つおせっかい事を言っていいかしらね?
あなたの手、彼は賢い男ね。
私は山ほど賢い男を見てきたけど、私はその誰よりも長生きしてるわ・・・なぜだかわかる?
私は彼らの話は聞かなかったの。
ウェスタロスの諸侯達は羊よ、あなたは羊かしら?
いいえ違うわ、あなたはドラゴンなの・・・ドラゴンになりなさい。


デナーリスに眠る狂気を焚き付けるようなオレナの助言。
後継者を失い王座を争うレースからは脱落したタイレル家だが、何かしら隠された含みがあるかもしれない。
あるいは失った孫娘と歳の近い娘への純粋な助言なのか。
ともあれ我が子に帝王学を教育するようなオレナの語りは
母親を知らないデナーリスにとっては嬉しい物だったかもしれない。
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その夜、グレイワームの部屋にミッサンディが訪ねてきた。
必ず戻ると誓うグレイワームの幸運を祈り、別れの言葉は言わずに出ていこうとするミッサンディ。

ミッサンディ・・・君に別れを告げるのは簡単な事ではない・・・
わかってるはずだ・・・君は私の弱みなんだ・・・
アンサリードが若い内に奴隷主人達は彼らの弱さを探り出す・・・
ある少年は犬を恐れ、ある少年は高い所を嫌い、またある者は海を恐れた。
主人達は少年を犬と一緒に寝かせ、崖を登らせ、水の中へ投げ入れた。
彼が泳ぎを会得すれば良し、溺れてもそれで良し。
どちらにせよ強いアンサリードとなる。

だが私には恐れる物など無かった。
私は大きくもなければ、誰よりも強いわけでもない、ただ常に勇敢だった。
君に・・・・君に会うまでは、ミッサンディ・・・・
今、私は怖い・・・


二度と帰れないかもしれない、もう会えないかもしれない。
グレイワームが別れを恐れた以上、アンサリードとしての強みが無くなった事を意味する。
奴隷でも無ければ、死を恐れない兵でもない。
どこにでもいる普通の兵士のように恐れを抱き、戦地へ旅立つ男。
普通の男のように好きな女にキスをし、女は恐れる男を体で励まし慰めた。
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ウィンターフェル



ドラゴンストーンから届いた手紙を読んだジョンとサンサ。
あまりにも大胆な話をもちろん疑う二人だったが、その手紙に添えられた最後の言葉は
「ドワーフなんてものは父親からすれば私生児と同じだ」と
ジョンとティリオンの間だけで交わした言葉がそこに書かれていた。
二人で壁まで旅したジョンだけでなく、王都で密接な関係にあったサンサも
共にティリオンに対しては良い感情を持っていたが、それでも手紙の内容は罠のような話だった。
世界に名のしれたドスラキ族、死を恐れないアンサリード、そして3匹のドラゴン
それらの力を有するデナーリスと手を組めば、死の軍団にさえ対抗できるかもしれない。
サンサもダヴォスも危険すぎると即答したが、それでも現状の北部の力だけで
死の軍団に対抗できるかと言われれば、とても手に負えないという現実もわかっていた。

もしこれが誰かの罠で、再び北の王がいなくなれば
北部は総崩れとなり、ホワイトウォーカーに蹂躙されるのを待つだけとなるだろう。
自室で考えに考え、それでも答えの出ないジョンにサムから届いた手紙。
それでジョンは決意を固めた。
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すぐにジョンはウィンターフェルの広間に諸侯たちを集め、サムがドラゴングラスの在処を見つけた事
そしてその場所があるドラゴンストーン島のデナーリスから召喚された旨を説明し
そして手紙に書かれている通り召喚に応じると諸侯達に言う。
デナーリスはジョンやサンサの祖父や叔父を焼き殺した狂王の娘
そしてティリオンはネッド・スタークを殺したラニスターの生き残り
サンサを始め諸侯達は即座に反対し、いつもはジョンの援護をするリアナ・モーモントでさえも
北の王は北部にいなければ、と北部の芯が揺らぐ事を恐れた。

あなたたちが俺を王とした、俺が望んだ物ではない。
だが北部は俺の故郷だから受け入れた、北部は俺の一部であり、北部のために俺は戦い続ける。
確率の問題ではない、だが俺たちの勝ち目は薄い・・・
あなたたちは誰一人として死の軍団を見ていない、俺たちだけじゃとても敵わない・・・
仲間が要るんだ・・・・協力な仲間が!
危険は承知だがこの話に俺は乗る
デナーリスは女王だ、北の王である俺だけが彼女に協力の話をつけれる。
故郷も民もふさわしい者の手に託す・・・・君だ
君は俺の妹・・・・ウィンターフェルでスタークは君だけだ。
俺が帰るまで北部は君に託す。


大役を任され、不安まじりだったがやっと認められたのだと感動するサンサ。
再び会えた家族の生き残りであるサンサを置いて行くのは不安だろうが
それでも北部が生き残るためには、全員に理解されずともジョンにはこの選択しかなかった。
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ドラゴンストーンに発つ直前、ジョンは地下墓地にいた。
するとそこにベイリッシュが現れ、ジョンに囁きはじめた。

私が彼の遺骨を運んだのですよ。
ティリオンからの好意の印としてキャトリンに贈りました・・・・
いまや遠い昔の話のようです。
ティリオン公を見かけたらよろしくお伝え下さい。
御父上の事は残念でした、彼とは食い違いもあったが彼はキャットをとても愛していた。
私もそうです・・・・彼女はあなたを気にかけてくれましたか?
そうですか、どうやら彼女はあなたを軽視していたのですね。
父も兄をいなくなった、しかしあなたは北の王として君臨している。
来たる嵐に立ち向かう最後の希望です。

あんたにはこの墓地に来ないでくれ
申し訳ない、あなたとはちゃんと話をしたことが無かったので・・・私の悪いクセだ・・
あんたと話す事など俺には無い・・・
一言感謝の言葉があってもいいのでは?
来たのが私でなければ、君は戦場で殺されていましたよ。
あなたには敵が多い・・・我が王よ
しかしこれだけは誓ってもいい、私は敵ではありません。
私はサンサを愛している・・・あなたの母親を愛してたのと同じように・・・

妹に触れてみろ・・・・俺がこの手で殺してやる・・・

母親の愛、王としてのプレッシャー、私生児の立場、人の弱さを探っては突く
ベイリッシュのまわりくどい挑発に不快感を隠せないジョン。
相手をせずに立ち去ろうとしたが、サンサを愛してるとまで言われ
ジョンは自分を抑えきれずにベイリッシュの首を締めて脅す。
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キングズランディング



レッドキープに集められたリーチの諸侯達。
彼らはタイレル家の旗手ではあるが、同時に王国に忠誠を誓った諸侯でもある。
サーセイは彼らを味方につけるために狂王の悪夢の再来、野蛮な外敵の侵略という部分を強調し
国と民を守るこちらに正義はあるので手を貸して欲しいと言った。
しかしやはりサーセイやラニスター家の今までの所業があるので、反応はすこぶる良くなく
なにより誰も敗戦濃厚な側では戦いたくはない。
相手は強力な軍隊を持ち、そして3匹の巨大なドラゴンを持っている。
しかしその点については解決策があると言う女王の手カイバーン。

タイレル家が王家と敵対した今、それなりの数のリーチの諸侯が集まったのは
リーチの有力者であるランディル・ターリーがそこにいたからだった。
家の名と名誉を重んじ、忠誠心に溢れた貴族の見本のようなランディル。
なんとかランディルに味方になって欲しいジェイミーは丁重に話を切り出す。

すぐにホーンヒルに帰られるのですか?
軍を集結させている所だ、戦争が始まる日も近い
どちら側で戦われるおつもりで?あなたはロバートを破った唯一の男だ。
レイガー・ターガリエンでさえ成し得なかった事です。

リーチまでは長旅になる、ワシはどうすべきかなジェイミー殿
あなたにはぜひ来たる戦争にて、こちらの最高位の将軍になって欲しいのです。
サーセイに忠誠を誓って頂き、私と共に彼女の敵を倒してもらいたい。

女王の敵・・オレナ・タイレルも含まれるな
ワシはターリーだ。この名は安いものじゃない。
我らは誓い破りではないし、策略家でもない・・・敵を背後から刺すことも、結婚式で殺戮もせん。
ワシはタイレル家に忠誠を誓っている

王家にも忠誠を誓ってるはずだ、ターリー公
ワシは子供の頃からオレナを知っている
彼女は偉大な女性だった・・・かつては、だがもう今は衰えた。
彼女は復讐に燃えている、ドスラキ族をこの国に持ち込んだ・・・・
ウェスタロスの歴史で初めての事だ・・・
あなたが我が姉を好かないのは知っている、だが選ばなければならない。
私達と共に戦うか、それとも野蛮な侵略者と去勢された兵と手を組むのか・・・
戦争に勝てば女王は新たな南部総督が必要になる。
それはランディル・ターリーをおいて他には考えられない。

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カイバーンに連れられてレッドキープの地下に降りたサーセイ。
そこにはターガリエン時代には広間に置かれていた歴代のドラゴンの骨が置かれていた。
その中でも最も大きいドラゴン、征服者エーゴンが乗ったとされるバレリオンの頭骨は
300年経ち、骨だけになってもその恐ろしさを醸し出していた。
確かに七王国はドラゴンによって征服されたと言っても過言ではない
しかしそれでもドラゴンは無敵ではないとカイバーンは言う。
デナーリスのドロゴンも闘技場での戦闘で恐ろしい強さを見せつけはしたものの
長槍の攻撃はドロゴンの皮膚に刺さり、血を流していたという。
カイバーンはその情報を聞き、対ドラゴン用のバリスタを作らせていた。
サーセイが引き金を引くと、放たれた矢はバレリオンの頭骨を貫いた。
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シタデル



グレイスケールをの治療のためシタデルまで来ていた男。
感染は広がり、今では体の半分以上が鱗のような皮膚で覆われ
メイスターはもはや為す術はないと言う。
生きるだけなら可能だが、やがて正気を失った化け物となる。
通常のグレイスケール患者はすぐにヴァリリアの跡地へと流されるが
貴族の出で、かつては高名なナイトでもあった男には一日の猶予が与えられた。
ナイトへのせめてもの情け、それは自決する猶予で
サムはせめて家族に手紙でもと名を聞くと、男はジョラー・モーモントと名乗った。
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サムは書庫を調べ、進行したグレイスケールを治したという前例を2つ見つけた。
パイロスと言う名のメイスターにより、治療方法も記録されていたが
そのパイロスもまた手術による感染でグレイスケールによって亡くなっていた。
感染力が強すぎる故に治療する側のリスクも高く、そういう理由の上でその治療法は禁止されていた。

その夜、ジョラーがデナーリスへの別れの手紙を書いていると
ワゴンを押しながら昼間のメイスター見習いの男が部屋に入ってきた。

あなたはジョラー・モーモント・・・ジオー・モーモントの一人息子ですね
私はナイツウォッチのサムウェル・ターリー、黒の城のメイスターとなるため修行中です。
あなたの父上の事は知ってます、私は彼の死に際に一緒にいました。
あなたはここで死んではいけない、ジョラー殿


サムは手術器具や薬を準備しながら手短に話す。
そしてジョラーに気休めの麻酔代わりのラム酒を飲ませると、皮を噛ませ
厚い瘡蓋の隙間にメスを入れて剥がしていった。
膿が吹き出し、ただれた肉がむき出しになって壮絶な痛みに唸り声をあげるジョラー。
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リバーランズ



リバーランズにある十字路の宿では、来たるデナーリスとサーセイの戦いの話で持ち切りだった。アリアがその話に聞き耳をたてながら座っていると、店で働いているホットパイがアリアに気づいた。
突然の再開に感動するホットパイをよそに、アリアは昨日ぶりのような軽い挨拶をし
ホットパイの運んでいた料理を掴み取るとがむしゃらに食べ始めた。
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うん・・・うまいな
コツは生地を作る前にバターを焦がすんだ、手間がかかるし他ではまずやってないぜ
あぁ・・・私もやらなかった
君がパイ作りだって?
ちょっとだけな
また会えるとは思わなかったよ、大女には会ったかい?大きい女騎士だ。
君の姉さんを探してたから君のことを教えてやったんだ
あの人は君に会えたのかな?

会った

どこか雰囲気の変わったアリアに少し戸惑うホットパイ
エールを流しこみパイにかじりつく姿はどこかの傭兵のようでもあった。

どこへ向かうんだい?
キングズランディングだ
どうして?
サーセイが女王だと聞いた
ベイラー大聖堂をふっ飛ばしたらしいぜ、さぞ凄かったろうな
そうか
そんな事するやつがいるなんて信じらんないよ
サーセイならやる

アリアはそこで初めてジョンが野人達を連れてボルトン家を倒し、北の王になった事を知り
あまりの事に驚いて食事の手が止まる。
アリアはすぐに席を立ち、ホットパイと別れの言葉を交わすとすぐに店を出た。
そして南を目指して旅をしてきたアリアは方向を変え、北部へと馬を走らせた。
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北部に行くほど寒さは増し、息は白くなり震える体を火で温めるアリア。
そうしていると馬の様子がおかしくなり、アリアは何かの気配に囲まれてる事に気づいて立ち上がる。
剣を抜くアリアの前に現れたのは狼の群れだった。
牙を剥き、アリアを囲む狼、そして背後からはアリアよりも大きい狼が現れた。

ナイメリア?
ナイメリア・・・私よ、アリアだ・・・
北へ向かうんだ・・・やっとウィンターフェルに帰れるんだよ・・・一緒に行こう



アリアが剣を置き、声をかけながら近づくと、狼は威嚇するのを止めてアリアを見つめた。
しかし狼は顔をそむけ、仲間たちと共に森の中へ帰っていった。
自分に気づかなかったのか、それとももう主人だと思ってはくれないのか。
再開できた喜びと、見捨てられたような寂しさが入り混じった複雑な感情でアリアは言う。

そんなのお前らしくないよ
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ナローシー



エラリアと娘達を乗せてドーンへ向かうグレイジョイ艦隊。
3人娘達は父オベリンの復讐の事で頭が一杯で、今にも3人で殺し合いをしそうな程
血に飢え、自信にあふれていた。

別の船室ではヤーラとエラリア、そしてシオンが酒を飲んでいたが
ヤーラとエラリアはお互いがバイセクシャルだとわかると、すぐにその気になり
シオンが見てようがかまわず事を始めだす。
しかしその時、轟音が鳴り船に衝撃が走った。
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ヤーラが剣を持ってデッキへ出ると、火の玉が飛び交う中ユーロンの艦隊が現れ
船の横っ腹に衝角を突っ込ませ、橋をかけるとユーロン自ら先頭を切って移乗攻撃を始めた。
デッキが殺し合いの舞台となる中、次々と燃やされて轟沈するグレイジョイ艦隊
ユーロンの海戦の力はヤーラの想像を遥かに超えていた。
オバラとナイメリアは二人がかりでユーロンと戦い、手傷を負わせるが
実力者の二人でさえもユーロンは止められず無残な最後を遂げた。
そして船室で実母のエラリアを守っていたタイーンも数で押され
最後はエラリアとともに捕らえられた。
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ヤーラはユーロンに挑むが、やはり力に押されて捕まる。
ヤーラの首にはユーロンの斧、燃やされて沈む船、殺されて略奪される仲間達
その光景を見てシオンの中のトラウマが蘇る。
ヤーラは涙を流してシオンを見るが、シオンは怯えて目を背け、ガタガタ震えだす。
そして耐えきれずに剣を捨て、夜の海へと飛び込み逃げた。
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