Category : Game of Thrones S7 ep1 Dragonstone


リバーランズ



ツインズの広間、なぜか今夜二度目となる晩餐の宴に集まったウォルダー一族。
何も疑う事なく飲んで騒ぐフレイ家の者達に酒を注ぎ、乾杯の音頭を取るウォルダー。
そして皆が酒を飲むのを確認すると、ウォルダーは話し始めた。
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自分で言うのもなんだが、ワシはさほど良い人間ではないかもしれん
だがワシはおまえたちを誇りに思っているぞ。
家族であり、ワシを支えてくれた。
レッドウェディングではスターク達を殺してくれたな・・・・そう・・・よくやってくれた
お前たちは勇敢だ・・・腹の子と共に妊婦を切り刻み・・・五人の子の母親の喉を切り裂いた。
城に迎え入れた客を殺したのだ・・・
だがお前たちは全てのスタークを殺したわけではない。
残ってたんだ・・・・それがお前たちのミスだ・・・
お前たちは根こそぎ刈り取らねばならなかった。
狼が一匹生き残っていたら、羊達に安全はないぞ。


酒を飲んだフレイ家の者達が次々と倒れていく中、ウォルダーの顔を剥いで姿を見せたアリア。
怯える侍女にアリアは優しく囁く。

誰かに何か聞かれたらこう言って・・・・北は覚えている、フレイ家に冬が来たと・・
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ツインズから南下し、リバーランズの森を馬で行くアリア。
聖歌隊のような綺麗な歌声が聞こえてきたので近寄ると、それはラニスター兵だった。
ラニスター兵達はすぐに剣を取ることもなく、威嚇するわけでもなく
アリアを焚き火に招き入れ、食事はどうだと親切に誘った。
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あんた達の食べ物を奪いたくない
俺たちが君にごちそうするのさ、南へ行くのかい?
キングズランディングへ・・・
なんて女の子だ
そんなに酷いのか?
君次第だがまあ・・クソと豚の血まみれの通りを望むのならな。
俺はずっとレッドキープや、ベイラー大聖堂、ドラゴンピットを見たいと思っていたが
やっと叶うと思ったらレッドキープには近寄ることもできやしない
ベイラー大聖堂は消しとばされ、ドラゴンピットはただの廃墟さ。
あそこに住んでる連中は人の皮が銅貨二枚になるんなら、迷わず剥ぐやつらだ。
この世界で最悪の場所だ・・・

あんた達はリバーランズで何をしてるんだ?
ツインズのフレイ家で問題があったんで、治安維持のために来たのさ。
さあ焼きあがったぞ、ゲストから食いな

遠慮しとくよ、あんた達にだって十分な量じゃないだろ
母親に知らない人には優しくしろって良く言われたもんさ、そうすれば向こうも優しくしてくれるってな

道徳心のあるラニスター兵に驚きを隠せないアリア。
焼きあがったうさぎをむしって食べ、再びラニスター兵の話を聞き続ける。
ラニスター兵といえども北部人と同じ普通の男達で
家を出る事を夢に見、いざ家を出れば故郷を恋しがり
残した家族や生業を心配し、ささやなかで平穏な人生を望む者達だった。
ラニスター兵の手作りだというワインを飲み、打ち解けたように笑顔を見せるアリア。

ところで何で君みたいな少女がキングズランディングなんかへ行くんだい?
・・・・・・女王を殺しにね・・・・・

もちろん冗談にしか捉えられず、ラニスター兵とともに笑うアリア。
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リバーランズを北上するハウンドとブラザーフッド達。
吹雪く中、なんとか一晩過ごせそうな廃屋を見つけ馬を止める。
しかしハウンドはソロスに悪態を付き、小屋に近づく事をためらう。
そこは以前ハウンドがアリアと共に食事をもらい、一晩世話になった挙句に金を奪った時の
男と小さな娘が住んでいた小屋だった。
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小屋に火はなく、暗く静かな廃墟となっていた。
そしてハウンドはベッドの上で寄り添うように朽ちた、男と娘の遺体を目にした。
足元のナイフ、そして血に覆われたその遺体を見て、父親は飢えで苦しむ娘を見るに耐えず
楽になるために二人で命を断ったのだろうとドンダリオンは言う。

俺はお前を知ってから随分たつがな・・・ドンダリオン
いつだってお前の事はどうしようもないつまらない奴だと思っていたんだ。
お前は悪いやつじゃないし、嫌いでもない・・・好きじゃないが最悪でもない。
だがお前に特別な何かを感じた事がない・・・
なぜ光の神はおまえみたいな奴を蘇らせ続けるんだ?
俺はもっと使えそうな連中を沢山見てきた・・・奴らは首を吊られたり切られたり・・・
どこかの戦場で戦死したり・・・連中は誰も蘇りはしなかった。
なぜお前なんだ?



それはハウンドに言われるまでもなく、常日頃からドンダリオンの頭にあった。
なぜ自分なのか、何のためなのか、光の神は自分に何を求めてるのか。
ただ光の神は自分が生きてる事を望んでいる、わかっているのはそれだけだった。
納得がいかずさらにドンダリオンに問いただそうとするハウンドを止めるように
ソロスは火をおこしたばかりの暖炉の傍にハウンドを呼ぶ。
死ぬべき者が死なず、生きるべき者が死んでいくのを見てきたハウンドは
自分がソロス達とともに光の神を信じるための確かな答えを欲しがってた。
そしてハウンドは暖炉の火の中に答えを見た。

氷だ・・・氷の壁だ・・・海に面した壁
城がある・・・・矢じりのような山・・・・無数の死体の群れが通り過ぎた・・・

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その夜中、ソロスは妙な音に気づいて目を覚ます。
剣を取って外に出ると、ハウンドが雪の降る中で墓穴を掘っていた。
ソロスもスコップを手に取り、ハウンドと一緒に親子の遺体を埋葬すると
ハウンドはうろ覚えの七神教の祈りの言葉を口にし
自分のせいで死なせてしまった親子に謝罪の言葉をかけた。
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壁の向こうから迫る暗い闇と雪煙
その中に紛れるようにゾンビ馬に乗り南下するナイトキングとホワイトウォーカー達。
その後に続く無数のワイトの死の軍団、そしてその中には何体もの巨人もいた。
ブランはサイトでナイトキング達の進行、状況を監視しつつ
ミーラはブランのソリを引き、ついに壁の門の前までやってきた。
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ジョンに後を頼まれ、ナイツウォッチ総帥となったエドは
二人が北部の貴族、リード家のミーラ、そしてブランドン・スタークだと言われ
壁の向こうから来た予期せぬ訪問者の正体を疑う。

あなたは最初の人達の拳にいた、ハードホームにも。
死の軍団を見たでしょう・・・ナイトキングも。
彼らは向かって来てる、人間たちを殺すために・・・


ブランがそう言うとエドはハードホームでの恐怖を思い出して唾を飲み込む。
エドはすぐにブランとミーラを門の中に入れ、これから来るあの恐ろしい軍団に
自分が対抗できるのかどうか、不安そうに壁の向こうを見つめる。
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ウィンターフェル



ウィンターフェルの広間でこれからの事を皆に指示するジョン。
ホワイトウォーカーに有効な武器はヴァリリア鋼で作られた武器とドラゴングラスだけ。
希少なヴァリリア鋼は数を集めるのも、それを加工するのも不可能なので
全てのメイスター達は資料を徹底的に洗い、何としてもドラゴングラスを探し出し
働ける物は総動員で、槍でも矢でも使って採掘せよと伝える。
そして更に、武器を持てる者は幼い少女であろうと全員で武器を手にし
北部が一丸となって備えなければ、この戦いに勝ち目は無いと強く訴えた。

男たちが戦ってくれている時に、私は暖炉のそばで編み物をするつもりはない。
私は小さいかもしれない、そしてまだ少女かもしれない
だが私はあなたと全く同じ北部人だ、北部を守るのにあなたの許可は要らない。
我らはベアアイランドの少年少女、全ての男女の訓練を始める。


ジョンを北の王と認めた諸侯達も、見たことのない死の軍団や人類の危機という話には
今ひとつ現実味に欠け、身分や歳や性別に関係なく戦うのかと反感を持つ。
しかしまだ12歳のリアナ・モーモントが率先してジョンに同意した事で場は纏まった。
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各諸侯が準備を整える間は壁だけが頼りとなる。
しかしもう何百年もの間、ナイツウォッチは弱体化の一途を辿り
主要以外の城は放棄され、今や黒の城にさえも十分な人員はいない。
ターマンドはジョンの要請に答え、東端のイーストウォッチへ行く事を承諾する。
何世紀にも渡って争いを続けてきたナイツウォッチと野人達だが
野人である自分が壁を守るという冗談のような話を面白がるターマンド。




もし壁が破られたと想定したなら、最初に死の軍団と対峙する事になるのは
最北部のアンバー家のラストハース城、そしてカースタークのカーホールド城。
ともに古くから同盟を結んでいたスターク家を裏切り、ボルトン家についた家だが
両当主は先日の戦いで戦死し、今は残された子達が当主となっていた。

北部を脅かしたボルトン側についた裏切りを重く見る諸侯からは
二つの城を壊して消し去るべきだという意見まで出るが
これからの戦いのために城は残し、新たな諸侯を領主として配置したほうが良いという
サンサの案の方に同意する声が多かった。
自分を虐待したラムジーと手を組んだアンバー家とカースターク家を
そのままにするつもりは無かったサンサ。
しかしジョンは両家との同盟は何代にも渡る古くからの物であり
そのうち1代が気の迷いを起こしたからと言って、絶やす程の事はないと言い
サンサの反論を押し切るように、これは決定事項だと言い切る。

そしてジョンはわずか10歳のネッド・アンバーと、16歳のアリス・カースタークを呼び
皆の前で跪かせて再度スターク家への忠誠を誓わせ
再び両家を北部の仲間として迎え入れる事を諸侯たちに知らしめた。
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君は俺の妹だが、今の王は俺なんだ
王冠でも被ってみる?
諸侯達の前で俺の決定に意見するなんて、俺の立場が無いだろ
あなたの決断にはもう意見したらいけないって言うの?
仕方ないだろ・・・でも・・・
ジョフリーも誰にも意見させなかったわ、彼は良い王だったかしら?
俺がジョフリーのようだと?
あなたはジョフリーからは程遠いわ、他の誰よりもね
ありがたいね

あなたはうまくやってるわ、ほんとよ。彼らは心からあなたを尊敬してる・・・・・でも
フフ・・・父が言ってただろ?  『でも』の前の言葉は戯言だと
私にはそんな事言わなかったわ
娘の前で悪態をつくような人じゃなかった
父は私達を守ろうとしてた、本当はこの世界がどれだけ汚いか知ってほしくなかったのね。
でも父は私を守れなかった、あなたもそう・・・・そんな事はしないでいいのよ

わかったよ、もう君を守ろうとするのはやめるから俺の立場も考えてくれ
あなたの立場を潰そうなんてしないわよ!。
あなたは父より賢くならならないと・・・ロブ兄さんよりも・・・
彼らを愛してたし、寂しいわ・・・でも彼らは愚かな間違いを犯したの。
そして彼らは首を失った・・・

俺はどうしたら賢くなれると?君の助言を聞く事でか?
そんなに嫌なの?

サンサとジョンが話していると、メイスターが王都から届いた手紙を持ってきた。
サーセイが七王国の女王となった旨の手紙だったが、ジョンは大して気にもせず
ナイトキングを見た自分からすれば、国の勢力争いはどうでもいい小さな事だと言う。
しかしサンサはサーセイを長く間近で見てきた事から、サーセイの執念深さを知っている。
そしてそれは乱世の生き方の教科書のように、良くも悪くもサンサに強い影響を与えていた。
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ウィンターフェルの中庭でポッドに剣を教えるブリエン
そしてその様子を眺めるサンサとベイリッシュ

彼女は1対1でハウンドに勝ったそうです、実に素晴らしい女性だ
何を企んでるのですか?ベイリッシュ公
貴方に幸せになってほしい・・・無事でいてほしいのです
私は大丈夫よ、ここは実家だし友も多い・・・守ってくれるブリエンもいるわ
幸せですか?なぜ幸せではないのでしょう?何が足りないのですか?
今欲しいのは平和と平穏・・・・・いえ、今のは忘れてください
悪くない答えだと思ったんだけど・・・


優しい言葉と目で語りかけてくるベイリッシュ
穏やかな口調とは裏腹に、大きな野望と欲望がサンサを飲み込む機会を伺う。
しかしサンサもベイリッシュやサーセイのような人間を見てきた中で
同じように自分を偽り、相手の真意を探るゲームのやり取りを覚え始めていた。
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キングズランディング



レッドキープのテラスの床に大きなウェスタロスの地図を描かせたサーセイ。
東からティリオンと共に迫るデナーリスの艦隊はドラゴンストーン島に上陸すると予想される。
南からはエラリアサンドとその一族が、西からはオレナ・タイレル
そして北にはネッド・スタークの私生児が北の王を名乗り、ジョフリー殺害の容疑者でもあるサンサがいる
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敵だらけね、私達は反逆者達に包囲されてるわ。
今はあなたはラニスター軍の総帥よ、どう指揮するのかしら?

もう冬だ・・・兵や馬を食わせられなけりゃ戦争には勝てない。タイレルには穀物も家畜もある
タイレルの諸侯達がドスラキの大群と奴隷の戦士達と手を組むかしら?
デナーリスに勝機があればな、誰も負ける側で戦いたいやつなんていないさ
今のところは俺たちがその負ける側のようだな

私は七王国の女王よ
せいぜい三王国ってところだ、君は今がどれだけ危険な状況かわかってない
生存をかけた戦争の真っ只中だと理解しているわ・・・負けはすなわち死。
そして勝った者が千年続く王朝を作るの・・・

誰のための王朝だ?俺たちの子供は死んだ・・・俺たちが最後だ・・・
なら私達のための王朝よ
トメンに一体何があったんだ、あの子は身を投げたんだぞ
何も言うことは無いわ、あの子は私を裏切ったの・・・
私達はいつまで死んで行った者・・・・父や母、子どもたちのために喪に服し続けるの?
私は家族を愛していた・・・そうしてきたわ、でも今は灰となり、生きてるのは私達だけ・・・
私たちが最後のラニスターよ、私達だけなの。

そのラニスターも味方がいなけりゃ生き残れない、どこに味方がいるって言うんだ?
フレイは役立たずの老いぼれだったが、やつらも全員死んでしまった。
誰がやったかは知らないが、俺たちの味方で無い事は確かだ・・・俺たちには味方が必要だ
より強く、マシな味方が・・・俺たちだけじゃ戦争には勝てない

四十年間も父の話を聞いてた私が、何も学んでないとでも思うの?
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サーセイが手を組む相手として選んだのは、鉄諸島の王となったユーロン・グレイジョイ
サーセイはユーロンを王都に招待したが、ユーロンは黒塗りの大艦隊で王都を包囲するように現れた。
元々略奪を生業としていた民度の低い鉄諸島人と手を組むのは愚策だとジェイミーは言うが
サーセイはユーロンの狙いの一つが自分だと気づいていながらも
屈強そうな雄々しい艦隊を見て、手を組む事自体に関してはまんざらでもない様子。

ユーロンは一人でレッドキープの大広間に参上し
ヤーラとシオンに裏切られ、艦隊を奪われたこれまでのいきさつをサーセイに説明する。
サーセイを裏切ったティリオン、そして自分を裏切ったヤーラとシオン
自分はヤーラ達を殺さなきゃ気が晴れないし、女王もティリオンを始末したいだろう
ならば自分達が手を組むのは必然だと、軽い口調と品の無い態度で話すユーロン。

あんたは正統な王じゃないだろ?
グレイジョイは独自の王を宣言して王国に背いた、だが酷い結果だったよな。
そういえばその反乱を初めたのもあんたじゃなかったか。
キャスタリーロックに船で押しかけ、ラニスター艦隊を燃やしたよな?
やってくれたよな、大したもんだよ・・・
もちろんそれでも俺たちは鉄諸島まで攻めこんだ、俺もそこにいたんだ。

覚えてるぜ、俺もお前さんを見たからな
噂には聞いてたんだ、最強の男、誰もやつを倒せない・・・全く信じて無かったがな。
だがお前さんが城壁を破って押し入り、兵を斬り殺し初めた姿は
まあ見事なもんだったぜ、ありゃまるでダンスだ

俺が切ってたのはあんたの親族だぞ
戦場は次第に混み合ってよ、本当に楽しい観戦だったぜ
俺も楽しくグレイジョイを斬り殺したよ
そりゃ良かった、あんたが俺たちを潰してくれてなかったら、俺は流刑にもならなかった。
俺が反乱を起こさなきゃ、俺は14もの海を制覇する事も無かった。


挑発するジェイミーをよそに、家族や鉄諸島など取るに足らないと言うユーロン。
一方で鉄艦隊さえあれば全ての敵を退け、海は思いのままだと言い切る。

見返りに何を望むのかしら?
子供の頃から思ってたんだ・・・大人になったら世界一美しい女と結婚したいってな
だから俺はここに来た、千の船とともに、両手だってあるぜ

あなたの申し出は断らせて頂くわ
なぜだ?
信用するに値しないわ、あなたは過去に同盟の誓いを破り
そして身近な獲物を殺した・・・自分の兄を

試してみたらどうだい、悪くないもんだぜ。
まあそうそう信用してもらえるとは期待してはなかったが、俺が本気だって証明がいるよな。
経験上、女を落とすには贈り物が一番だ。金では買えない贈り物だ。
俺はそれを手に入れるまで王都には戻らないぜ。


サーセイの再度の返答を聞くまでもなく、自信たっぷりに言い残して出ていくユーロン。
欲しいものは力で証明し奪い取る、鉄諸島の男の一方的なプロポーズ。
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オールドタウン



メイスターとなるためにオールドタウンのシタデルにやってきたサム。
七王国の数千年もの歴史と知識が詰まったその場所で学び、一刻も早くメイスターとなって
死の軍団と戦うジョンをサポートするのが彼の目的だった。
しかし見習いのサムの主な仕事は書庫の整理、患者のおまるの交換と洗浄、そしてメイスター達の給仕。
人類の危機が迫っていると焦るサムは、最上級メイスターの解剖助手の最中に話を切り出した。
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私の申し出を検討して頂けたでしょうか・・・
何の話だったか思い出せんな
私が北部で見た事に関しての事です・・・もし書庫の制限区域に私が入れたなら・・・
あの場所はメイスターのみが入れる場所だ、君はメイスターだったか?
そんなに大した話でもないのだろう?

最上級メイスター・・・失礼ながら、私はやつらを見たのです・・・死の軍団とホワイトウォーカーを。
私は奴らを倒す方法を学びにここにやってきたのです。
しかしシタデルの誰もまるで話にならないのです、そもそもそんなモノが存在するかも疑わしいと。

シタデルにいる者達は全てを疑うよ、それが私達の仕事なんだ。
だが長い夜の話に関しては完全な作り話ではないな、出処の違う資料の類似点が多すぎる。

制限区域の資料がですか?
全く同じと言って良い・・・簡潔に言うと、君の耳障りなホワイトウォーカーの話が本当だという事だ。
信じていただけるのですか?
そういう事だ、心臓は量り終えたか?
ツインズより南部でそれを信じるのはあなただけだ・・
我々はツインズより南部とか北部だとか、そういう類の人間ではない。
シタデルでは様々な人間が、様々な理由のために過ごしている。
我々こそがこの世界の記憶なのだよサムウェル・ターリー
我々無しでは人類は犬より少しマシな生き物にしかならん
最後に食った物以外は忘れ、次の事だけで先々の事を見もしない
おまえが家を出て扉を閉める度に、お前が永久に帰って来ないと吠える。

ロバートの反乱が激化してきた時、人々は終わりが近いと考えた
ターガリエン王朝が終わったら、自分達はどう生き延びようか?と

征服者エーゴンが西に目を向け、ドラゴンがブラックウォーター湾に飛来した時もそう
この世の終わりだ!どうやって生き残ればいいんだ?と

数千年前の長い夜の時、彼らがこの世の終わりと考えた事も仕方ないだろう
だが世界は終わらなかった、どれ一つとしてだ。

壁は常にそびえ立ち、そしてどんな冬にも終わりはあった。
さあこの話はもう終わりだ、片付けをやっておけ。

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最上級メイスターに話は聞いて貰えたものの、自分が求める資料がある制限区域の立ち入りは
認めて貰えなかったサム。
しかし諦めきれないサムは深夜にメイスターの寝床から鍵を拝借して
制限区域に入り込み、目当ての資料を鞄に入れて持ち帰った。

その夜、眠い目をこすりながらギリーとリトルサムと共に住む家で、遅くまで資料に目を通すサム。
遥か昔、最初の人達はドラゴングラスを使いホワイトウォーカーと戦ったが
数百年前にターガリエンがウェスタロスを征服した際、彼らはそれがそういった物と知らないまま
自らの武器の装飾にドラゴングラスを使っていたという記録があった。
さらにページをめくるとドラゴンストーン島のドラゴングラスが埋まっている場所が
地図入りで記されていた。
かつてドラゴンストーン島を根城にしていたスタニスも、ドラゴングラスの存在を知っていた。
その事を思い出したサムはすぐにジョンに送る手紙を書き始めた。
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サムはその後もシタデルで見習いを続けるが
ある時、感染病患者のいる隔離病棟の食器回収をしていると
狭い取り出し口から急に手が飛び出し、サムを驚かせる

彼女は来たか・・・・?
だ・・・誰の事です・・・
ドラゴンの女王・・・・嵐の生まれのデナーリスだ
何も聞いてませんが・・・

サムがそういうと鱗のような皮膚で覆われた手は取り出し口の中に戻っていった。
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ドラゴンストーン島




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まるで故郷に帰ってきたように、ドラゴンストーン城の周りを飛び交う3匹のドラゴン。
島に上陸したデナーリスは初めて目にする自分の生まれた場所の土を触り
自分の故郷を実感しながら城へと進む。
ドラゴンの装飾、城へと続く細い階段、岩山をそのまま彫って作ったような
荒々しくも荘厳なドラゴンストーン城。
残されたスタニスの幕を床に落とし、広間にある玉座の前に立ったデナーリス。
征服者エーゴンを初め、数々のターガリエンが座ったその玉座
しかしそこには座らずに、デナーリスはすぐ隣の部屋へと向かう。

海の見えるその部屋の壁にはドラゴンが装飾され
そして部屋の中心にはウェスタロスを模した巨大なテーブルが置かれていた。
それは300年前に征服者エーゴンがウェスタロス征服を始める際に作られた物で
今では所々は朽ちて欠け、塗装は剥がれホコリにまみれていた。
デナーリスはそのテーブルを指でなぞりながら、テーブルの正面に立ち、言う。

さあ、始めましょうか?
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