Category : Game of Thrones S6 ep9 Battle of the Bastards



〓 メーリーン 〓


こんな状況ですが、この街の好調ぶりをわかって頂けると・・・
メーリーンは強い、市場は賑わいを取り戻し、民はあなたを支持している・・・
も・・もちろん全ての民がではありませんが・・・
全ての民から支持された統治者など、どこにもおりません・・・
しかし、メーリーンが息を吹き返した故の暴挙なのですこれは。
主人達はメーリーンを成功させてはおけない
もしメーリーンが主人達や奴隷制度無しに成功したなら、主人達は不必要という証明となってしまう



主人達の船から絶え間なく発射される火のついた玉。
メーリーンの街は燃え、そしてピラミッドにも大きな衝撃音が鳴り響く中
ティリオンは帰還したデナーリスに今の状況と、それが自分の功績の上で起こった事だと
デナーリスの冷たい目線に刺されながら、バツの悪そうに説明する。

デナーリスはティリオンの采配については何も言わなかったが
メーリーンが攻撃を受けた事で、父親譲りの冷徹残忍な殺戮スイッチが入り
主人達を焼き払って皆殺しにし、彼らの国を灰に帰すまで、と囁く。
しかしそうなっては王都を焼き尽くそうとし、王朝を崩壊させた狂王と同じだとティリオンは言い
デナーリスに思いとどまらせ、再度主人達との交渉を提案する。
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メーリーンへの攻撃が依然として続く中、メーリーンの海沿いの砦で会談は行われた。
主人達からの要求はやはりデナーリス達の奴隷商の湾からの撤退、そして元は主人の所有物だった
グレイワームを含めたアンサリード、ミッサンディを奴隷に戻し、脅威となるドラゴンは始末する事。
燃えさかるメーリーンの街を背に、既に勝利気分で条件を突きつける主人達。

まるで状況がわかってないようね
私はあなたたちの降伏について話すためにここにいるのよ
そして私の統治は始まったばかり

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これで余所者のメーリーン支配も終わり、と笑みを浮かべる主人達。
しかしその時、つんざくような鳴き声をあげてドロゴンが砦に降り立ち
うろたえる主人達をよそに、デナーリスはドロゴンの背中に乗って飛び立った。
ドロゴンの咆哮に呼応するように、レイガルとヴィセリオンも地下墓地から這い出し
そして3匹は見せしめとするように、一斉に一隻の船だけに炎を吐き
その凄まじい火力で燃やすというよりも、押しつぶして溶かすように撃沈させた。
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主人達に雇われていた傭兵達は、恐れのあまり逃げ出し
そして街を襲っていたサンズオブハーピー達はドスラキ族によって蹴散らされた。
ティリオンが協定を破棄した制裁として、3人の主人のうち誰か1人の処刑を宣告すると
2人の主人は助かりたい一心で、身分の低い1人を推薦して背中を押す。
しかしグレイワームが切ったのは助かろうとした2人の主人の方だった。

ここで起こった事を仲間に伝えるんだ。
自分が女王陛下の恩恵によって生かされているという事を・・・
彼らが報復の考えを持ったり、奴隷制度の栄光を取り戻そうと企てた時は、それを思い出させるんだ。
メーリーンにデナーリスとドラゴンがやってきた時の事を・・
・”
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サンズオブハーピーの反乱、そして主人達の反抗を治めた後日
片方はティリオンも見覚えのある、姉弟がメーリーンに現れた。
ウィンターフェルで会った時は人質というより、少し軽率な従者といった感じだったシオン・グレイジョイ。
ティリオンはあの後はシオンに会うことは無かったが、彼がウィンターフェルを乗っ取り
スタークの小さな兄弟たちを殺した、という話は風の噂で聞いていた。
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あなた達は百隻の船を船員付きで私達にくれた、その代わりとして
彼女が鉄諸島の王座を奪うために、あなた達は私の協力が欲しい・・・そうね?
今までに鉄諸島で女王が君臨した事は?

ウェスタロス本島以上に無い事ね
あなた達の父親は酷い王だったとティリオン公から聞いたわ
あなたと私の共通点でしょ
そうね・・・どちらの父も強奪者に殺された・・・これで船は十分揃ったかしら?


主人達から徴収した船と合わせると、なんとかウェスタロス侵攻に足りるだけの船は揃った。
しかし鉄の艦隊には本来もっと多くの船があり、ユーロンはシオン達を追って始末するため、そして
シオン達と同じくデナーリスと組むために、さらに多くの船を建造中だという。
経験豊富で船の数も力も勝るユーロン、そして百隻の艦隊はあれど追われる立場の姉弟
デナーリスがユーロンを待たずに姉弟と手を組むなら、それ相応の理由が要る。

ユーロンの申し出は、結婚の申し出でもあるわ・・・それは避けて通れない
つまりあなたの申し出なら、どんな結婚の申し出も無いと?
私は要求しないわ、まあ私はどっちでもいけるんだけど
私達の父は邪悪な男達だった、ここにいる全員の父がそう・・・
彼らは世界を酷いものにしてこの世を去った・・・私達はそうはしないわ。
私達は世界を今よりマシな物にしていくのよ
。”


ユーロンの狙いはデナーリスを踏み台にして殺し、七王国そのものを手に入れる事。
女が鉄諸島の王になる事を鼻で笑ったユーロンは、すなわちデナーリスの敵でもある。
姉弟がユーロンを倒すのに手を貸せば、グレイジョイ艦隊百隻が手に入るのなら
デナーリスにとっては願ってもない取引だった。
しかしデナーリスは協定を結ぶにあたり、ターガリエン王朝当時の決まり通り
鉄諸島の伝統でもある略奪、襲撃、レイプなどの無法行為を一切禁ずる事を2人に約束させた。
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〓 ウィンターフェル 〓


決戦前日、戦前会談で初めて顔を合わすジョンとラムゼイ。
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やあ、我が最愛の妻よ・・・会いたかった。
ボルトン夫人を安全に送り届けてくれて感謝するよ。
さて・・・馬を降りて私の前に跪け・・・兵を降伏させ、そして私が北部総督ならびに
真のウィンターフェル領主だと宣言するんだ。
ナイツウォッチからの逃亡については恩赦を与えよう、私を裏切った諸侯にも恩赦を与える。
私生児・・・お前には兵も馬もない・・・ウィンターフェルもない・・
なぜそんなシケた面々を、むざむざ死に導くんだ?
戦う必要などないだろ、馬から降りて跪け・・・私は慈悲深い男だ

そうだな、戦いは必要ない。
何千人も死ななくていい・・・俺たちだけで・・・
古いやり方で決着をつけようじゃないか・・・お前と・・俺で・・

君の噂は聞いてるよ私生児、北部人はみな君が最高の剣の使い手だと言うんだ。
俺は勝てないかもしれない、だが私の軍は君を倒す・・・
こっちは6千人だ、君は?半分か?・・・それ以下か?


ああ、数はお前のほうが上だ・・・
だがお前が彼らの為に戦わない事を彼らが知っても、彼らはお前のために戦うだろうか?

言うじゃないか・・・
じゃあ教えてくれ、君の降伏を認めないその思い上がりのせいで弟を死なせるのか?



スモールジョンはリコンが手の内にある事を証明するために、シャギードッグの首を投げ渡す。
ブラフではないという証拠を出されて言葉を無くすジョン。
笑みを浮かべて人質のリコンと引き換えに、交渉を再度進めようとするラムゼイ
しかしサンサがそれを遮り、覚悟を決めたように走り去った

あなたの命は明日までよボルトン公・・・・ゆっくり休みなさい・・・
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その夜、テントで戦術会議が開かれた。
どうしようもにない戦力差だが、ボルトン側の兵は恐怖で動かされているため
戦場の流れ次第では何とかなるかもしれない、と淡い期待を持つジョン。
ターマンドは壁の向こうでスタニスに蹂躙された事もあり、何よりも騎馬隊を恐れていたが
両脇に塹壕を掘る事で、騎馬隊による挟撃は防げると言われ安堵する。

会議は終わったが無難な策しかない話し合いの最中、ずっと不安気な顔をしていたサンサ。
ジョンはラムゼイをただの自惚れ屋と思っているが、サンサはラムゼイの抜け目の無さを知っていた。
狡猾で残忍で裏をかくのが何よりも得意なあの男が、ジョンの策にはまるわけがない事を

俺は壁の向こうで奴よりもっと酷い敵と戦い、そして壁を守ったんだ!
あなたは奴を知らないわ
わかった、話を聞こう・・・リコンを取り返すためには俺たちはどうすべきだ?
あの子は取り戻せないわ・・・リコンはネッド・スタークの嫡男よ
ラムゼイよりも、私生児のあなたよりも、女の私よりも、名高い境遇にある・・・
あの子が生きている限り、ラムゼイのウィンターフェル領主の資格に異論が出続けるわ・・・
つまりあの子は長くは生きれない

弟を見捨てることはできない
お願い、よく聞いて・・・ラムゼイはあなたがミスを犯すのを望んでるの。
当然だ、なら俺はどうしたらいいんだ!?
私にもわからないわよ!戦争の事なんかわかるわけない!ただ・・・彼の・・・思うように動かされないで・・・
ああ・・・・ありがたい助言だよ・・・
ありきたりだと思ってるのね?
ああそうだ、当たり前の事じゃないか!
もっと早く私に聞いてくれていたら、大きな戦力を手に入れるまでは
ウィンターフェルに攻めないように助言したわよ、それもありきたりかしらね!?

いつ俺達が大きな戦力を持てるって言うんだ!?
望みのある各諸侯にはすべて嘆願してまわった、ブラックフィッシュは助けてはくれない・・・
今の戦力があるだけでも恵まれてるんだ!

十分じゃないわ!
ああ十分じゃないさ、だがこれが持てる力の現状だ!!・・・戦争では時にオッズが覆る事もある・・・
もしラムゼイが勝った時は・・・私は生きてウィンターフェルには戻らない・・・この意味がわかる?
奴を二度と君に触れさせはしない・・君を守る・・・約束するよ・・・
誰も私を守れはしないわ・・・誰かが誰を守れる事なんて無いのよ・・・

家族から孤立し、他人の欲望のために利用され続けてきたサンサ。
王都で見た王家の者達、ベイリッシュ、そしてラムゼイ、誰もが欲しい物のためなら手段を択ばず
勝って生き残るために貪欲かつ残酷な選択をしていた。
それを見てきたサンサからすれば、ジョンの希望的観測からの一か八かの戦争は
甘い考えの頼りない物に見えた。
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その夜、ジョンは藁にもすがる思いでメリサンドルに助言を求めに行く。
そしてもし戦争で負けて自分が死んだ時は、もう蘇らせないで欲しいと頼むが
戦争の勝ち負けも、生き死にも、すべては神がそう望む結果としてあるだけで
メリサンドルの意思によるものではないので、どうにもできないと断られる。
今やメリサンドルは自身と神のつながりにも不安を感じ
出きる事といえばただの仲介役として、自信なさげに神の啓示を待つだけだった。


その頃、ダヴォスは一人で野営地を離れて明日の戦争について考えを巡らす。
雪に埋もれかけた人為的に焼けた木々を見つけ、何気なしに探ると
そこから焼け焦げた木彫りの牡鹿が出てきた。
それは黒の城へ発つ前に、シリーンにプレゼントするために自らが彫った牡鹿で
その焼けた牡鹿と祭壇跡を見て、シリーンに何があったのか初めてダヴォスは理解した。
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明け方、ジョン率いる野人連合軍と向かい合うボルトン軍。
数では圧倒的に勝るボルトン軍がウィンターフェルを背にし、ボルトンの象徴である
逆さ磔の死体がフィールドに設置され、戦い前の威嚇のように燃やされていた。
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決戦の前の静けさの中、ラムゼイはリコンを連れて現れ
そしてリコンの手の縄を切って自由にすると、走って逃げるように言う。
わけのわからないままジョンのほうへと向かうリコン、しかしただ逃がすわけでなく
ラムゼイは弓を引くと、リコンを狩るように矢を放ち始めた。
急いで馬にのってリコンを助けに走ったジョン、しかし手が届くすんでの所で
矢はリコンの心臓を背後から貫いた。
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ジョンは死んだ弟を見て我を忘れ、そのまま単騎でボルトン軍に向かっていくが
馬が矢で倒され、フィールドに一人転がった。
サンサの懸念していた通り、気づけば敵の思惑通りに動かされ、戦場の真ん中で孤立したジョン。
ラムゼイはほんの少しだけ笑みを受かべ、騎馬隊に一斉突撃を命令した。

波のように向かってくる騎馬隊に、ジョンは半ば諦めたように剣を抜き構えるが
丁度ダヴォスが動かした騎馬隊が間に合い、ジョンは騎馬隊同士の混戦に巻き込まれる。
戦場の中心で敵味方が混ざり、ダヴォスは矢が味方に当たるのを恐れて弓の援護射撃を止めるが
ラムゼイは気にせずに雨のように矢を打ち続け、敵味方関係なく死体が積み重なっていく。
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騎馬隊は相殺されたが、数の少ないジョンの側は消耗戦となれば分が悪く
わずかに温存していた後続隊を引き連れて、ダヴォスも剣を抜き前線へと走る。
ジョンの側の全ての戦力が投入されたのを見て、ラムゼイは算段通りに第二陣を動かした。
混戦に乗じて外側から大盾と長槍で固めたファランクス陣形で敵の周囲を囲み
身動きの取れない野人達を次々と長槍で削っていく。
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背後の死体の山の上ではスモールジョンが待ちかまえ
固く密集したファランクスは巨人でも崩せず、文字通り八方塞がり。
ジョンは長槍から逃げ出す野人の波に巻き込まれ、海で溺れたように必死でもがいて這い上がるが
もはや一歩も動くことが出来ない箱詰め状態だった。
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しかしその時、遠くから角笛が響き
あさぎ色の隼の旗を掲げた谷の騎馬隊が現れ、津波のようにファランクスをなぎ倒していく。

わけがわからず唖然とするジョンとダヴォス
構わず目の前のスモールジョンの喉を食いちぎり、めった刺しにするターマンド
顔をしかめて、崩壊する自軍を凝視するラムゼイ
そして泥まみれのジョンを哀れむような目で見つめ、ベイリッシュの隣で笑みを浮かべるサンサ。
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ラムゼイはウィンターフェルへ戻ると、焦った様子もなく籠城へと切り替える。
冬間近の堅牢なウィンターフェル城なら形勢逆転も十分望めるはずだった。
しかし巨人という想定外の要素が、ウィンターフェルの大門を破壊し
乗り込んだ野人達は次々と兵達を射抜き、城壁の兵も始末していく。
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1対1でやりたいとか言ってたな、考え直す事にしたよ。
それはいい考えだと思うね


兵達は殺され、野人達に囲まれてもラムゼイの態度は変わらず
まるでゲームをやってるかのように笑みを浮かべて、ジョンとの決闘をを勝手に始める。
ラムゼイは素早く矢を放ち続けるが、ジョンは全ての矢を盾で受けながら間合いを詰め
そして盾を叩きつけて、倒れたラムゼイに馬乗りになって殴り続けた。
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ボルトンの旗が下され、何年ぶりかにスタークの旗が掲げられたウィンターフェル
しかし犠牲は多く、場内に勝利の賑わいはなかった。
野人は巨人を失い、ジョンはリコンを救えず、ダヴォスはシリーンを想い
炭となった牡鹿を握りしめて、遠くからメリサンドルを見ていた。
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その夜、サンサは一人で猟犬の檻へと向かう。

やあ・・・サンサ・・・ここが私の新しい住まいかな?・・・違うな
2人一緒の時はもう終わり・・・まあ構わないさ・・・
君は私を殺せはしない・・・・私は君の一部だ・・・

あなたの言葉は忘れ去られる・・・
あなたの家は消え去る・・・
あなたの名前も消え去る・・・
あなたの記憶も全て消え去る・・・


ラムゼイは戦争に勝った後は、自分の猟犬を使ってジョン達を処刑するつもりでいたので
犬たちには7日間も餌をやっていたなかった。
厳しく躾けた忠実なはずの飼い犬も、餓死寸前では理性を保てず
目の前の血だらけの肉の匂いに誘われ、近寄ってくる猟犬たち。
ヨダレを垂らして唸りながら、顔の血を嘗め回し、そして叫ぶラムゼイに食らいつく。

すぐに声も聞こえなくなり、噛み殺されて猟犬の餌となったラムゼイ。
サンサの顔から冷徹な怒りの表情は消え、暗闇の中に満足げな笑みが浮かぶ。
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