Category : Game of Thrones S5 ep1
〓 キングズランディング 〓

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内緒で森に来た事を後悔する黒髪の少女の手を引き、どんどん森の奥へ進む金髪の少女。
二人は薄気味悪い森にある、魔女が住むと噂の汚い小屋を見つけた。
小屋の中にいた女は少女達を威嚇して追い出そうとしたが、金髪の少女は全く恐れず
未来を予知できるという魔女に向かって、自分の未来を予知しろと言い出す。

ここは私の父の領地、私の領地なのよ。
私の未来を教えなさい、さもないとそのつまらない両目をくりぬいてあげるわ


魔女は少し笑い、金髪の少女にナイフを渡す。
そして魔女はナイフで切らせた少女の指を舐めて言う

未来についての質問は3つだけ、喜べるような未来じゃないわよ
私は王子と婚約してるの、私達はいつ結婚できるかしら?
あんたは王子とは結婚しない、王と結婚するの
じゃあ私は王妃になるのね?
そう、あんたは王妃になる・・・一時はね・・
それから別の若くて美しい別の男が現れる、あなたを蹴落として、全部奪うために・・・

王と私に子供はいるの?
王は子供を20人作る、あなたには3人の子ができるわ
なによそれ・・
金がその子たちに冠になるわ・・・そして金の死装束にも・・・・アハハ

魔女の不吉な高笑いに、さっきまで自信に満ちていた金髪の少女の顔が強張る
サーセイは駕籠の中で、あの森で魔女に予知された未来を思い出していた。
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ベイラー大聖堂前の階段には各地から参列した多数の領主、貴族達が並んでいたが
サーセイは誰にも挨拶などせず、ただ参列者を待たせておくように言いつけ
父タイウィンの遺体が安置されている大聖堂へと入っていく。

死んでなお威厳を示すような死装束に身を包むタイウィン、そして遺体を守るジェイミー。
ウェスタロスで誰からも恐れられた最高権力者であるタイウィンが亡くなり
まるでその参列者達は、今まで恐れていた男の死を一時でも早く確認したいかのようで
これから父が築いた物を自分達は維持していけるのかと不安になるジェイミー。

しかしサーセイは参列者達の腹の内などより、ティリオンへの怨念で頭が一杯だった。
ジェイミーとサーセイが長い間離れる原因を作り、ミアセラをドーンへ渡し
ジョフリーを毒殺し、そして父を殺した小男。
家族を崩壊させ、そしてのうのうとどこかへ逃げたティリオンへの恨みは
サーセイの中でまたさらに大きくなっていた。

そしてティリオンを牢から逃がしたジェイミーにも、怒り混じりに呆れるサーセイ
頼みどおりにティリオンを殺さなかったから結果として父は死んだ、と
一方的な自責の念を植えつける。
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その後、参列者達は王宮にて食事やワインが振舞われた。
ロラス・タイレルは長々としたタイウィンを悔やむ言葉をサーセイに喋り続けるが
サーセイそれを聞き流し、マージェリーに夢中になっているトーメンを不安そうに見ていた。
父を失い王宮のパワーバランスはタイレル家に傾き、まるで居場所をなくしたように
無気力にその場を立ち去ろうとするサーセイ、すると彼女の前に一人の男が現れた。

一瞬誰かわからなかったが、サーセイはその男がランセル・ラニスターだと気付く
彼は以前のような華奢な美男子ではなく、短髪でたくましく、僧のような服を着ていた。
ランセルはスパローズと呼ばれる七神教を信仰する一派に入ったらしく、風貌だけでなく
内面も成長したようで、どこか達観したような口調でサーセイと対等に話す。

ブラックウォーターの戦いでの傷は癒えたようね
癒しが必要だったのは私の傷ではありません・・・許してもらいたいのです・・
私に許しを請うような何をあなたがやったというのかしら?
あなたを闇に導いてしまった・・・
あなたは誰一人として、どこへも導いてないと思うわ
異常な関係へとあなたを誘惑してしまった・・・そしてもちろん王の事・・猪狩り・・ワイン・・
何の事を言ってるのかわからないわ
私はもう昔の私ではありません、私は七神の光の中に安らぎを見つけたのです。
あなたにも見えるでしょう、神は我々をいつも見守っていますよ。
今にも慈悲が与えられるでしょう・・・それとも正義の裁きか・・・
神々の世界はもうそこまで来ているのです・・・あなたの父上の魂のために祈りましょう

フフフ・・・タイウィン・ラニスターの魂があなたの助けを必要とする日が来るなんてね

出家して改心したランセルは、過去にサーセイと交わした悪行を話始める。
いとこ同士での情事、サーセイの指示でロバートのワインに毒を仕込んだ事、しかし
サーセイはそんな遠い過去の事などどうでもいいかのように笑い、知らないと言うだけ。
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マージェリーがロラスを呼びに部屋に入ると、ロラスはベイリッシュの娼館で働くオリバーと
ベッドで男同士媾っている真っ最中だった。
オリバーを追い出し、婚約者がいる身分ならもう少し慎重な行動を、と兄に言うマージェリー
しかしロラスの男色趣味は広く知れ渡っていて、本人は開き直った様子。
婚約者だって?タイウィンは死んだんだぞ、つまりもう誰も結婚を強制なんてしないさ
よかったわね
おまえにとってはよくないよな
私があんな女と兄の結婚を願ってたとでも思うの?
彼女が俺と結婚しないって事は、彼女はハイガーデンには来ないって事だ
つまり彼女はここに残り、おまえは義理の母のサーセイと王都で一緒ってわけだ

かもね
かもねだと?
かもね
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〓 ペントス 〓

木箱に入れられウェスタロスから船出したティリオン
体がギリギリ収まる木箱から出された時は、体が固まって動く事さえ困難だった。
船上ではティリオンは空気穴から用を足し、ヴァリスがそれを海へと捨てる
ヴァリスに命を助けてもらったのは確かだが、木箱での長い船旅はそれはきつかった。
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ヴァリスとティリオンのいる館は、ペントスの商人イリオ・モパティスの所有物で
彼とヴァリスは旧知であり、二人は戦乱が始まったウェスタロスをターガリエン家の手に
返し、再び大陸を安定させるべく裏で尽力していた。
しかし結果的にはヴァリスはティリオンと共にペントスへと逃げ延び、今に至る。

聞いてますか閣下?
俺は・・・もう違うな・・・・父を殺しては閣下ではいれない
娼婦殺しの件で位を取り上げられるとは思わないがね・・・よくある事だ

我々は国の未来について話しているのです
未来は・・・・クソだ・・・・過ぎ去った過去だ

ティリオンはテーブルの上のワインを見つけ、しばらくぶりのワインを味わうが
いまだ船酔いは続いたままで、すぐに吐き出した。







身なりを綺麗にしたティリオンは、ペントスの海を眺め酒を飲む
守る物も、失う物もなくなった無気力感をひたすら酔いで埋めるように。

何故私を逃がしたのか教えてくれないか?断る事もできたはずだ
キングスレイヤーに逆らえと?それは危険な判断ですよ
私を逃がすよりは危険じゃないだろう、君は命や地位、全てを危険に晒した
なぜだ?君は家族じゃないし、私に借りなんかないだろう

あなたのためじゃない、私は王国のためにそうしたのです
酔っ払いのドワーフは王国の救世主にはなれないさ
救世主などを求めてはいません
来たる戦争で役割を果たせる才能のある人間を”求めているのです

他の戦士を当たってくれ。私はウェスタロスを捨てたし、ウェスタロスは私を見捨てたんだ
あなたには沢山優れた所があるが、自己卑下はその一つではないですね
どんな馬鹿でも機会があれば、力のある家に生まれた自分の環境を理解できましょう。
それを自分自身で稼ぐのは大変な仕事ですからね

私は仕事には向いてないのさ
私はそうは思いません、あなたには父親譲りの政治の才能がある・・そして慈悲も
慈悲?そうだな、私はこの手で恋人を殺し、クロスボウで我が父を撃ち殺した。
私はあなたが完璧だとは言ってません
何が望みなんだ
平和・・・繁栄・・弱国を食い物にしない強国・・・
ジンジャーブレッドでできた城やブラックベリーワインで満たされた堀もある
力ある者はいつも力なき者を食い荒らしてきた、だからそいつらはそもそも強くなれたんだ。

かもしれません、だからこそ私達は恐怖しながら育ったのでしょう
他に道はないのが当然だと思いながら・・・。
もしあなたが王座についたなら、国中に苦しみを撒き散らしますか?

私は王座には座らないさ
あなたはそうでしょう、しかし他にその階段を上ろうとしてる者を助ける事はできる。
七王国はトーメンより力を持ち、スタニスより寛大な誰かが必要なのです・・・
貴族達に睨みを効かせ、民を鼓舞できる支配者が・・・・
強力な軍隊を持った、何百万人に愛される由緒正しき家の統治者が・・・

がんばってその男を探してくれよ
誰が男だと言いました?

どちらでも選んでください、我が友よ。
このイリオ・モパティスの屋敷で死ぬまで飲んだくれるか
あるいは、私と一緒にメーリーンへと行きデナーリス・ターガリエンに会い
この世界に戦う価値があるのかどうか決めるのです

メーリーンへの道中で死ぬまで飲むってのはどうかな?
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〓 メーリーン 〓

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人間の女と鳥が混ざった半人半鳥の怪物ハーピー
メーリーンの象徴のようにピラミッドの上に立っていた巨大なその銅像は、デナーリスの
命によって引き倒され、ピラミッドを滑り落ちた。
仕事を終えたアンサリードの一人は、何故か娼婦のいる区画へと足を運ぶ。
去勢されて女性に興味などないはずのアンサリードだが、記憶にない母親の愛に
似たものを感じたいからなのか、ただ娼婦の胸で子供のように眠る。
戦うためだけに生きてきたアンサリードだが、デナーリスに仕える兵士になってから
多少は人間らしい感情が戻ってきたのかもしれない。
しかしその瞬間、娼婦に気を許していたアンサリードの喉元をナイフが裂いた。

アンサリードの遺体のそばに置かれていた不気味な仮面
サンズ・オブ・ハーピーと名乗るその組織は、宣戦布告のようにその仮面を残した。
初めてアンサリードが殺された事もデナーリスにとってはショックだったが、それよりも
侵略ではなく都市を開放した自分に対し、レジスタンス勢力が発生した事が問題だった。
デナーリスはホワイト・ラットという名のそのアンサリードの葬儀を盛大に行うことで
サンズ・オブ・ハーピーを挑発しておびき出し、見せしめに殺すように命じる。



ユンカイから戻ってきたダリオとヒズダーは、ユンカイを再度支配しようとした
ワイズマスターから支配権を奪い、デナーリスが作った議会へと戻った事を報告する。
それとは別にワイズマスターから一つ譲歩の願い出があった事を報告するヒズダー
それはかつては奴隷同士を戦わせていた闘技場を再開させて欲しいとうものだった。
もちろん奴隷制度は一切禁止されたので、自由になった人間同士が戦うものだが
デナーリスはそれでも許可はしなかった。

デナーリスが闘技場再開を認めなかったのは、ヒズダーの信用度の問題で
闘技場再開自体に関してはデナーリスは許可してもよいと考えていた、そして
それを後押しするように、ダリオも闘技場再開をデナーリスに勧める。
ダリオは12歳で母親に売られて奴隷となったが、既に戦いの才能が出始めていて
奴隷商からトロスという街の闘技場で戦う奴隷戦士を訓練する男の下に売られた。
ダリオが奴隷として売られた過去を持つと聞いて、哀れみの目で見るデナーリス
しかしダリオは笑い、今の自分があるのは闘技場のおかげだと話す。

俺の最初の試合は16歳の時だった
ドスラキ戦士、ドーボシの僧侶、ウェスタロスの騎士、色んな戦い方を学んだ
やがて俺は有名になり、俺が闘技場に立てば1万もの男女が俺の名を叫んだものさ。
マスターのために大金を稼ぎ、彼は死ぬ時に俺を自由にしてくれた
その後俺はセカンドサンズに入り、そして君に会えたのさ

君は女王だ、人々は君に真実を話すのをとても怖っている・・・俺以外はな。
君は数千の敵を世界中に作り出した、彼らはやがて弱点を探し出し攻めてくるだろう
君の力を見せ付けてやるんだ・・・今・・・ここで
だれだって金さえ持ってりゃアンサリードは買える、君はアンサリードの母じゃないだろ

またドラゴンに焼かれた子供の骨を見るなんて耐えられないわ・・・
もう誰もドロゴンを何週間も見てないの・・
わかってるのはあの子が世界のどこかを飛んでるという事だけよ・・
私はもう彼らを制御できないの・・・

ドラゴンのいないドラゴンの母は・・・それはもう女王とはいえないな・・
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ダリオにそう言われ、デナーリスはドラゴン2匹を閉じ込めた地下墓地に下りていく
昼でも暗い地下墓地は、夜ではさらに暗く何も見えない。
やがてドラゴンの吐息とともに鎖が鳴る音が聞こえ、デナーリスは何ヶ月ぶりかの
ヴィセリオンとレイガルの名前を呼ぶ。
すると暗闇から炎を吐き、うなり声をあげ2匹のドラゴンがデナーリスを威嚇する。
閉じ込められた怒りからか、母の顔を忘れたのか、牙をむく2匹のドラゴン
閉じ込めた時は何とか制御できていた2匹も、今ではデナーリスの手に負えなくなっていた。
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〓 アリン谷 〓

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アイリーからさらに東にあるロイス家の領地ルーンストーン
ベイリッシュはサンサとどこかへ旅立つ前に、ロビン・アリンをロイス家に預けた。
今までライサに過保護に育てられたロビンは、木の剣を持ち練習するのも始めてで
初陣を飾ってもいい13歳という歳で、まるで女の子のように剣を振る。
剣だけでなく他にもこれといって才能、特技のないロビンだが
このウェスタロスでは名家の名だけでも、時に大きなアドバンテージとなりえる。

ロイス卿にロビンを預け、故郷のフィンガーズへサンサと行くと話したベイリッシュ
しかし馬車はアリン谷東端のフィンガーズではなく、西へと進んだ。
実直なロイス卿にまで行く先を教えないベイリッシュに、流石にいくらなんでも
用心しすぎなのではと思うサンサ。
ロイス卿は彼自身が思うとおりに立派な男でしょう、しかし城には彼一人だけではない
あなたは騎士達や婦人達、馬丁の少年、女中、その全てを信用できますか?

いいえ、でもあなたは御者や、私達を護衛する騎士達を信用してるのですか?
いいえ、でも彼らには十分な金を渡してあります
そして彼らは私を失望させた人間がどうなるのかも知っています


ベイリッシュは結局行き先をサンサにも教えなかったが、少なくともサーセイも
手出しできないような遠い場所だと言う。
ベイリッシュとサンサが乗った馬車が通り過ぎた道の近くでは
アリアに逃げられたブリエンが目的を失い荒れていた。
仕える事を誓った主人達は次々と死んで行き、守ると誓ったスタークの娘は
自分に刃を向けた挙句にどこかへ行ってしまった。
何事もうまく行かず、ナイトでもない自分に従者がついている滑稽さ
ふがいなさと苛立ちでポドリックに八つ当たりするブリエン
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〓 壁 黒の城 〓


テン族に村を襲撃され、親を殺された少年オリー
黒の城に逃げてきた彼はそのままナイツウォッチに入り、まだ小さいながらも
野人達の襲撃を生き延びていた。
ブランと同じくらいの少年兵に少しでも生き延びるチャンスを与えようとしているのか
ジョンはオリーに戦闘の基本を何度も教える。


スタニスに呼ばれたジョンはメリサンドルと一緒に昇降機で壁の上に上がる。
氷の壁を登っているというのに、南部にいるような薄着の謎の女
不思議そうに見ているジョンの手を取り、自分の頬に当てるメリサンドル
イーグリットしか女を知らないジョンは、メリサンドルの妖艶さに少し当てられる。
上に着くなりスタニスの前で膝をつき挨拶するジョン、私生児とはいえ名門スターク家で
学んだ貴族の礼儀が染み付いているのか。
誰が今のウィンターフェルを治めてるか知っているか?
ルース・ボルトン・・
そうだ、ロブ・スタークの心臓に短剣を突き刺した反逆者だ・・・復讐したいか?
やりたい事は山のようにあります陛下、しかし今の私はナイツウォッチに誓った身
ウォッチの者達とは話したよ、やつらの多数はおまえを愛しているな
彼らは良い奴らです
そうでもないな

ジョンはイーグリットの遺体を壁の向こうへ抱いて行き火葬したが
野人に情が沸いたのか?とウォッチ内部でも少なからずそういう声も出ていた。
その事に疑問を持つダヴォスに、ただ壁のどっち側で生まれたかの違いだけで
向こうで生まれたからといって怪物になるわけではないと説明するジョン

いずれにせよ、私は盗人の手から北部を取り戻すだけだ。
タイウィン・ラニスターは死に、やつらを守る者はもういない
私がルース・ボルトンの首を木の先に突き刺してやろう。
しかし私がウィンターフェルを奪取するには、もっと沢山の兵が必要だ

ナイツウォッチはそういうのには関わらないという誓いが・・
役立たずのナイツウォッチの話などしていない・・・野人の事だ

スタニスは野人達を自分の指揮下に入れ、戦わせようと考えていた
そしてウィンターフェルを奪い、北部を取り返したあかつきには、野人達に土地を与え
国民として受け入れる事を約束しようとジョンに言う。
マンスが膝をつきスタニスに忠誠を誓えば、その交換条件は実行されるが
あくまで忠誠を誓うのを拒むのなら、スタニスはマンスを火炙りで処刑スルと言う。
ジョンがマンスに敬意を持っているのを見透かしたスタニスは、ジョンにマンスを説得する
役目を与えた。
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マンス説得の期限はその日の日没まで
ジョンはすぐにマンスが閉じ込められている部屋に行く。
スタニスは既にマンスに先の条件を断られていたようで、次にジョンが説得に来るだろうと
どうやらマンスにはわかっていたようだった。
スタニスの出した条件は傲慢だと言いつつも、マンスはスタニスに敬意も持っていた
堅物ではあるが実直なスタニスは、これまでの王達よりは良い統治者になるだろうと
マンスは言う、そしてそれでも彼に仕える気はないとも。

壁の向こうにいれば冬になれば皆死ぬ・・
だから彼らを救うために、ここまで連れてきたんだろう?
彼らの生死より自分のプライドのほうが大切なのか?

プライドだと?・・私のプライドなどいくらでもくれてやる・・・そんなものではない・・・
彼らは私を尊敬してるからついてきてくれた、私を信じているからだ。
だが私が南部の王に跪いた瞬間、それは消えて無くなる

何万人が今向こう側にいてる?どれだけの女が?どれだけの子供達が?
あなたが向こうへ行かず助けてやらない理由は?
怖気づいてる自分を見られるのが怖いんだろ?

あぁ、私は怖気づいてる・・・・恥じてはいないがな・・
で、私はどうなる?斬首か?吊るしか?

彼らはあなたを生きたまま焼く
それはまずいな・・・正直に言おう、私は死にたくない
火炙りで・・・死ぬ私の姿を皆の目に焼き付けたくない・・
叫び、そして焼け焦げる・・・だが自分の信念にそむくよりはマシだ

あなたを慕ってついてきたやつらはどうなる?
あなたは立ったまま威厳を保ち死ぬ、そして彼らはあなたを称える歌を歌うだろう
跪くよりも焼かれる方がまし、と・・・・偉大な英雄だ・・・冬が来るまではな
ホワイトウォーカーが攻めてくれば・・・誰一人歌を歌うやつは残らないさ・・・

お前は良いやつだな・・・本当に・・
だがなぜ私が仲間をスタニスの戦争に参加させないか
それをお前がわからないのなら、説明してもしかたが無い・・・

あなたは酷い間違いをおかしている・・・
自分で道を誤る自由・・・それはずっと私が欲していた物だ
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このまま野人達を見捨てるくらいなら、生きる道を選ぶべきとジョンは考える
しかしマンスにはジョンがまだ理解できない何か信念があるようで
ジョンはそれ以上は平行線の説得を続けるのを諦めた。

その日の夜更け、黒の城の中庭に火炙りの処刑台が作られた
ウォッチや野人達が処刑台を囲み見守る中、スタニスは再度マンスに忠誠を勧める。

跪き・・生きろ
ここはかつて何年も暮らした私の故郷でもある・・
来たる戦争での・・・あなたの幸運と成功を祈ろう・・・

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堂々と死を選んだマンス、そしてスタニスもその意思を汲んで頷いた。
処刑台に上げられ縛られるマンス、そしてメリサンドルが処刑台に火をつけていく。
野人の仲間達も見ている中で、何とか動揺を見せまいとしていたマンスだが
火がつけられると、その恐怖で目がうつろになっていく。

煙で咳き込み、大きくなっていく火に脅えうろたえるマンス
その姿にジョンは耐えれなくなり、その場を離れる。
サムに泣きつくギリー、目を閉じるシリーン、縛られながらも今にも暴れだしそうなターマンド
その瞬間、苦しむマンスの心臓をジョンの放った矢が貫いた。






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