Category : Game of Thrones S4 ep7
〓 リバーランズ 〓

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旅を続ける途中、略奪された村を見つけたアリアとハウンド
あらゆる物が奪われ、家は燃やされ、そして深い傷を負った老人が一人座り込んでいた
老人の腹の傷を見て、もう助かる事はないと言うハウンド
しかし老人は動かない体と力のない声でも、迫る死期を無視して生きようとする

何故生きようとする?
習慣てやつだ
死んだほうが楽になるぞ
無になるよりは今のほうがマシだ
死に良いも悪いもない・・・無はただの無だ
君は・・・誰だ?
私はアリア・・・・アリア・スタークだ
いつの時も公平な取引の観念を持っていた・・・そうやってきたんだ・・
何かを貰い、何かを返す・・・公平・・・調和だ・・・・・もはや調和は無くなった・・・
水をくれないか・・・死ぬってのは喉が渇くな・・・


ハウンドは老人に水を飲ませて一息つかせると、ナイフで老人の心臓を刺し介錯をした
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ナイフを鞘に戻し、立ち上がったハウンド
その時後ろから何者かがハウンドに飛びつき首筋に噛み付いた
突然の奇襲にもかかわらず、ハウンドは肩を支点にして男の首を力ずくでへし折る
そして振り返るともう一人、剣を持った男がいた

男はハウンドの首にかけられた賞金を狙いに来たらしく
ハウンドはその時初めて自分の首に銀貨100枚がかけられた事を知る
そしてジョフリーが毒殺されたという話も二人には初耳だった

おまえ・・・ヨーレンが私を壁に連れて行こうとしてた時にいた囚人だな
棒きれで私を犯して血だらけにしてやるって言いやがった・・


ハウンドはアリアにその男も殺すリストに入ってるのかと聞く
しかしアリアのリストにその男の名は無かった、そもそもアリアは男の名を知らなかった
そこでハウンドは何気なく男に名を尋ねると男は素直に答えた

ルージュだ・・”
ありがとう

男の名を聞いたアリアは素早くニードルを抜き、男の心臓を突き刺して殺した
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場所を変え、ハウンドは首筋の傷跡を見るため鎧を脱いだ
傷は思いのほか深く、ハウンドは糸と針で自分で自分の傷を縫おうと四苦八苦する
その傷口を見たアリアは、先に火で焼かないと膿んで感染症になると言い
焚き火から燃える木を一つ取ってハウンドに近づいた
ハウンドが火を苦手としてるのは気付いてたアリアだったが
立ち上がって大声を出し、火を拒絶するハウンドの反応にあっけに取られる

お前のその剣は兄に貰ったと言ってたな・・俺が兄から貰ったのはこの火傷だ・・
お前が以前言ってた通り・・火を押し付けられた・・・まるでうまそうな焼けた羊肉だった

原因は?
俺がやつの玩具を盗ったと思ったんだ・・・ただ遊んでただけで
最悪の痛み、最低の匂い・・・何より最悪なのはそれをやったのが自分の兄って事だ
父は兄貴を擁護して、まわりには俺のベッドが火事になったと言っていた・・・
そんなんじゃ頼れるのは自分だけってなるのもわかるだろ?

・・・・傷口を洗ってやる・・・縫うのを手伝うのはそれからだ・・・
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〓 黒の城 〓


クラスターズキープの反逆者達を殲滅し、黒の城へと帰還したジョン達
仲間に出迎えられ、抱き合って再開を喜びあう
早速現れたアリサーはジョンが無事戻ったのが気に入らなかったのか
腹立ち紛れにゴーストをどこかに閉じ込めておけと言う
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マンスレイダーの軍勢がクラスターズキープの近くまで来ており
次の満月には壁に到達するであろう事
そして彼らの襲撃に備え、壁にあるトンネルと岩と氷で完全に塞ぐべきだと
その夜の報告会でジョンはアリサーを初めとした幹部達に言う
しかしアリサーは脅えて隠れるのは臆病者のやる事だとジョンを笑う

この城は何千年も健在だ・・ナイツウォッチが守ってきたのだ
いかなる時代でも我々はこのトンネルを封じたことはない

巨人を実際に見た事がありますか、アリサー卿?・・・・俺は見ましたよ
トンネルにある門じゃ彼らは止められない

門のかんぬきは10センチの厚さの冷間加工鋼だぞ”
そんな物では彼らを止められない・・

アリサーとジョンの考えは噛み合わず、話は平行線のまま
いつもの如くスチュワードのジョンは壁の防衛に口を出す立場にないとし
アリサーはファーストビルダーのヤーウィックに判断を任せると言う
しかしそれはあくまで建前で、ヤーウィックに選択肢があるような空気では無く
あっさりとジョンの提案は却下された

その野人の軍に関する深い知識を持って
お前とターリーは壁の上からの夜間監視だ・・・次の満月までな

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〓 メーリーン エッソス 〓


デナーリスが部屋に戻ると、そこには窓から忍びこんだダリオが待っていた
遠くの島まで泳いで取って来たという花を渡そうとするダリオ
しかし勝手に部屋に入らないようにきつく言われ、花も受け取ってはもらえなかった

ダリオが生き甲斐とするのは戦争と女の二つだけで
求める女はただ一人、命を捧げ忠誠を誓ったデナーリス
ダリオは愛する女のために、どんな敵でも殺してくると誓う

ダリオの熱意を受け入れ、彼に新しい任務を与える事にしたデナーリス
そして戦いの他にもう一つの生き甲斐を与えるつもりなのか
目の前で服を脱ぐように命じた・・・
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翌朝早く、デナーリスの部屋から出てきたダリオと鉢合わせになるジョラー・モーモント
はだけた服を直しながら、満足気な足取りのダリオを見てジョラーはショックを隠せない
嫉妬ともどかしさでもやもやするジョラーは
何故あんな仲間を殺して寝返ったような傭兵の男を信用するのかとデナーリスに聞く
しかし一晩を共にしたにも関わらず、デナーリスはダリオを信用してはいないと答えた
その証にダリオとセカンドサンズにユンカイ奪還に向かわせたと言う

あなたが統治しない限りは・・・・ユンカイのワイズマスター達は侵略者が去るのを待ち
好機を見て再び実権を握るだけでしょう

だから私はダリオにユンカイの全てのマスター達を殺すように命じたのよ
マスター達は母親の腕から赤子を奪い何千もの男の子を去勢し・・・
少女には性技を教え込み、男は獣のように扱うと・・・・・あなたがそう言ったのよ

数千のマスター達を集めて閉じ込め殺す事もまた、獣のように扱う事になります
残虐的な事ならあなたが解放した奴隷達はすでに知っている事です
もしあなたが彼らに他の何かを知って欲しいのなら、それを示さなければ

じゃあ奴隷主人達には何をもって償ってもらうの?親切心?罰金?警告かしら?
敵を全て悪魔のように見てしまいがちですが、戦争や戦いには
どちらの側にも正義と悪があるものです

正義か悪かなんて聖職者にでも言わせとけばいいわ
奴隷制度は現実なの・・・私ならそれを終わりにできる・・・私が終わりにするの

私もかつて男達を奴隷商に売りました、カリーシ
でも今は彼らに自由を示すため私を助けてくれているでしょ
もしネッドスタークが私を処刑していたら、今あなたを助ける事もできなかった
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この前、磔になった父の埋葬を嘆願に来た男・・・・
ヒズダー・ゾ・ロラクですか?
彼を私の使者としてユンカイにセカンドサンズと同行させる事にするわ
彼の口からメーリーンの奴隷主人達がどうなったかをマスター達に伝えさせるの
そして選ばせるのよ・・・・
私の新しい世界で生きるか、それとも古い世界で死ぬか


デナーリスの奴隷制度根絶に向けた徹底した信条は変わる事はないが
ジョラーの説得によって、奴隷主人達にも選択肢は与えられる事になった

じゃあ、ダリオが出発する前に捕まえて私の気が変わったと伝えて頂戴・・・
違うわ・・・あなたが私の考えを変えたの・・・そう伝えて

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〓 ドラゴンストーン島 〓


ある夜、メリサンドルの部屋を訪れたセライス
メリサンドルは入浴中だったが構わずセライスを部屋に招き入れる

目のやりばに困って緊張するセライスに、棚に並んだ薬品の説明をするメリサンドル
多くの薬品には大した意味は無く、嘘と幻覚を神の力と思い込ませるために使われ
いずれ目の当たりにするであろう実際の光の神を知るきっかけにすぎないと言う

信心深く真面目なセライスは、そんな嘘さえも神の前では罪だと思うような人間で
光の神を信じず、反抗的な娘のシリーンをとにかく目の仇にしていた
メリサンドルが火の中に見たお告げ通りに、スタニスの軍は北への遠征を控えていたが
そんな不信心な娘は置いていくべきだとメリサンドルに言う

あなたの気持ちはわかるわよ・・・でもそれはできないの
あなたには薬品の類も嘘もいらない・・・あなたは火を見るに十分な力があるわ
神の示す真実を自分で見れるほどの・・・
それがどんなに不快なことでも・・・理解し難い事でも・・・
あなたは私の助けなんかいらない、でも私はやがてあなたが必要になる・・
船出する時はあなたの娘も一緒でなければならないの・・・
神があの子を必要としてるのだから

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〓 リバーランズ 宿屋 〓


キングスランディングから壁に向かって旅の途中のブリエンとポドリック
ずっと野宿の旅だったが、その日は数週間ぶりに宿に泊まれた
やわらかいベッドとまともな食事にブリエンも素直に喜び
出されたキドニーパイが美味しくて、上機嫌で店員を褒めるほどだった
するとその太った店員はイスを持ってきて座り込み話し出した

良いキドニーパイは材料が決めてなんですよ
小麦粉、脂、水、卵、牛乳は問題ない・・・だが肉だ・・
戦時中でなかろうと良い外モモ肉と子牛の腎臓を手に入れるのは簡単じゃない
歳をとった牛の腎臓で妥協する奴もいるが、そんな奴は料理人失格だね
それと肉汁だ、俺は肉汁にうるさいんだ・・・かなり難しいんだこれが
肉汁を捨てるやつも多い・・・それじゃ駄目なんだよ
肉汁無しじゃパイとは言えないね・・当然だろ


太った男はキドニーパイへのこだわりを語り終わると、今度は質問をし始めた
立派な鎧を着たブリエンは騎士なのか?首都から来たのか?何故ここに来たのか?
ブリエンは少しうんざりしながら答える

我々はある人を探している・・・背が高く、赤毛でとても魅力的な女性だ
名はサンサ・スタークというが偽名を使ってるかもしれない
私は彼女の母親のケイトリン・スタークに命をかけて誓ったのだ
彼女の娘達を家に連れ戻すと・・・


太った男はスタークという名を聞くやいなや、顔色が変わり
ブリエンの話に何か都合が悪い事でもあるかのように急に仕事に戻ろうとした
しかしブリエンがスタークの敵ではないと知り、また少し様子が変わった
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明くる日、馬に荷物を乗せブリエンが旅の準備をしていると
何やら言いたそうなポドリックの困り顔が目に付いた
ポドリックが気を病んでいたのは、宿でブリエンが旅の目的の話をした事についてで
どこにラニスターの手の物がいるかわからない場所で
サンサを探してる事を口に出さないほうがいいと申し訳なさそうに言う
するとそこへ例の太った店員がやってきた

あなたは信用できるまともな婦人のようだ
俺はサンサ・スタークには会った事はないが・・・彼女の妹のアリアは知ってる

彼女はずっと行方不明でもう死んだとなってるが・・
俺と話した時は生きてたよ・・ウォッチと一緒に北へ向かった時だ
彼女はアリーと名乗り少年の格好をしていた・・・鎧のないあなたみたいにね

それでどうなったんだ?簡潔に頼む
俺達はラニスター達に捕まって・・脱走した、それからブラザーフッドに捕まった
俺はこの宿屋に売られ、アリアはリバーランの彼女の母親に売ると奴らは言っていた
もう一人の人質と一緒に・・顔が半分焼けた口汚く醜い大男だった
もし彼女を見つけたらこれを渡しておくれよ・・・前よりうまくなってるから

ホットパイはそう言って以前アリアにあげた狼の型のパンをブリエンに渡す

ブリエンが店員に旅の目的を話したことから思わぬ情報を手に入れた二人
さっきまで気を病んでいたポドリックは少しバツが悪そうだった
ケイトリンも死に、リバーランがウォルダー・フレイの物になった今
ブラザーフッドはアリアをアイリーの叔母に売るだろうと考えた二人
サンサもそこにいるのではと予想し、二人はアイリーへと向かう事になった
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〓 キングスランディング 〓


ティリオンが決闘裁判を要求した事で、落とし所が消えた王殺し裁判
弟の命を助けるつもりで父と取引をしたジェイミーの決断も無意味な物となり
ティリオンはティリオンでシェイの嘘の証言がどうしても耐え切れず
さらに彼女と心の底から相思相愛だったつもりの自分に腹をたてていた

今となっては目障りなティリオンを壁送りにし、言う事を聞かないジェイミーを家に戻し
家督を継がせるために父タイウィンが仕組んだ事だとわかる
もちろんタイウィンはティリオンが暗殺犯でない事は承知の上だった
同じように父の思うままに人生を動かされようとしてた二人だが
ティリオンから見ればジェイミーはまだまだタイウィンに大事にされていた
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狂王を殺し、手を失い、実の姉とヤろうが兄さんはいつだって期待の息子だ
言葉に気をつけろよ・・俺はお前に残された最後の味方だ
ともかく・・・あいつらに言いたい事は言ってやった
ああ、最高の演説だった・・・やつら忘れられないだろうな
俺はお前を現実主義者だと思ってたよ・・・まさか誇りのために死のうとするなんて

まだ殺さないでくれよ、今回は兄さんの助け無しでも生き延びる事ができたんだ
次回も助ける事はできそうにない・・・
練習してわかったよ・・・この左手じゃ馬番の少年にも勝てない


冒険心はどこへ行ったんだ?もし兄さんが負けた時の父の顔を想像してみてくれよ
我が家の名は消滅だ・・剣の一振りで・・・

・・・・それは見てみたいな・・・

ティリオンの精一杯のジョークも今の無力な兄弟には虚しいだけだった
兄が戦えないとなるとティリオンに残された決闘代理人候補はブロンしかいなかった
親しい付き合いとはいえブロンは金のためにしか動かず
命をかけた戦いの借りはティリオンの生涯をかけて支払うほどのものになるだろう
しかしそれもブロンが勝てば、の話
ティリオンは相手側の決闘代理人がメリン・トラント程度であれば、と願うが
タイウィンの用意した代理人はマウンテンこと、血に飢えたグレガー・クレゲインだった
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ジェイミーにブロンを呼んできて貰うよう頼んでから幾日かが経ち
待ちくたびれたティリオンの牢にやっとブロンは現れた
しかしブロンの身なりは以前とは違い、立派な貴族のような服を纏っていた
その上ブロンはロリス・ストックワースという貴族の娘と結婚したという

ティリオンが牢に入ってるうちにサーセイはブロンと、とある領主の娘の結婚を仕組み
そしてその城や領地もいずれブロンの物となる絵図を描き、ブロンを買収していた

お前さん前に言っただろ、俺を買収しようとする奴がいたら二倍の額を出すと
2人目の妻が欲しいのか?それとも二つ目の城か?
それは一つずつで十分だ・・・だがもし俺にマウンテンを殺してほしいのなら
クソでかい城でないとな

今のところ城に持ち合わせがないんだが・・金なら提供できる
金は持ってる
こういうのはどうだ、私の妻はウィンターフェルの相続者だ
この厄介事から抜け出せれば、私はいつか北部の統治者となる
そうなったら君への分け前は大きいぞ

たらればはいらん、それに北部は寒い・・・ロリスは柔らかくて暖かいぜ
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ブロンはマウンテンの実力を認めながらも、勝てない事はないという
しかしわずかなミスが死につながるようなリスクを背負い戦う価値は見出せないという
傭兵として命と金を天秤にかけて生きてきたブロンにとっては
見合う見返りもなしに強敵のマウンテンと戦うという選択はなかった

君は私の友じゃないか
そうだ、俺はお前さんの友達だ
じゃあ一体いつお前さんは俺のために命をかけてくれた?
お前さんの事は好きだ・・・でも俺だって自分が大切だ

わかったよ・・
役にたてなくて悪いな
何を謝る事がある、君は血も涙もない悪魔みたいなやつだろ?
だから私は一目で君を気に入ったんだ

お前さんと一緒に過ごした日々は楽しかったぜ

ティリオンはブロンと最期の握手を交わす
しかしティリオンはその手をなかなか離そうとはしなかった
理屈では納得していても、やるせない気持ちを押し殺すのに必死だった

これからどうするつもりだ?
自分でマウンテンを殺すしかないだろう・・・・さぞかし立派な歌が作られるかな?
いつかその歌を耳にしたいね
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ある夜遅くに、ティリオンの部屋を訪れたオブリン・マーテル
オブリンはおもむろにイスを取って座ると、サーセイの事について話し始めた

ティリオンの裁判が行われる数日前、オブリンの元を訪れたサーセイは
長く会ってない娘のミアセラへの思いを語り、彼女に贈る船をオブリンに託した
オブリンはそんな息子を亡くし、遠く離れた娘を想う可哀想な母親サーセイの中に
隠し切れないティリオンへの殺意も感じ取っていた
オブリン自身もラニスターに復讐したいという気持ちを持って首都に来ていたが
まさか自分と同じ程ラニスターの死を願うラニスターがいるとは思ってもみなかった

そしてティリオンは今まさにサーセイの喜ぶ結末に向かおうとしていた
壁で生きる道を捨て、頼れる代理人もなしに決闘裁判を要求し
自らサーセイの望む結末に進んでいた
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俺とお前は以前に会った事があるんだ・・ずっと昔にな
お前が丁度生まれた頃、親父は俺と姉のエリアを連れてキャスタリーロックへ行ったんだ
俺はロックの全てが気に入らなかった・・飯を気候も・・その言葉遣いも
だが一番ガッカリしたのは・・・お前だ

ドーンからの道中はずっとタイウィン・ラニスターにできた化物の子の話でもちきりだった
頭は体の二倍の大きさ、尻尾と爪、赤い片目、両性具有・・・
ロックに着きお前の姉に会った時、お前を見せてくれると約束したのに
毎日まだかまだかと聞いても「近いうちに」と言うんだ
そしてある日ついにお前の兄と姉は俺を育児室に通してくれた

彼女はその化物を公開してくれた・・
小さい頭と手足・・・だが爪も赤い目もない・・・股には尻尾でなくピンク色の小さいモノだけだ
落胆を隠す気にもならず、これのどこが化物だ?とサーセイに言ったよ
そしたら「この子が私のお母様を殺したのよ」と言って
彼女はお前の小さいモノをきつく摘んだ・・・取れるんじゃないかってくらいに・・・
お前の兄が止めるまでずっとな

「気にする事なんかないわ、この子はもうすぐ死ぬって皆言ってるわ
当然だわ・・・早く死ねばいいのに」

彼女は俺達にそう言った

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そうか・・・・遅かれ早かれサーセイの望み通りになるんだな・・・
俺の望みはどうなる・・・俺の姉と彼女の子達の仇は・・・正当な報いは・・・
もし公正を求めるなら・・・あなたは間違った場所に来てしまった

それは違うな・・・俺は理想的な場所に来た
俺は俺に不当な真似をした奴らを引っ張り出したかったんだ・・・
そしてそいつらはこの場所にいる・・・
俺がお前の決闘代理人になろう


生まれた時からずっと実の姉から死を望まれていた事を知ったティリオン
生まれながらに不当な扱いを受け、そして不当な裁判で今殺されようとしている
忌み嫌われる事には慣れてたはずだが、たまらず目が潤む

しかしその不当は今、オブリンの正義を果たすための場所を作った
オブリンの姉エリアの子達を殺し、その血がついた手でエリアを犯し殺した男
グレガー・クレゲインとの決闘裁判
オブリンはティリオンの代理として戦う事を決めた
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〓 アイリー アリン谷 〓


降り積もった雪で白く染まったアイリー城の中庭
サンサにとっては2年以上ぶりに見る懐かしい雪景色
北部育ちで雪遊びに慣れたサンサは積もった雪で精巧なウィンターフェルを作り
もう今は燃えて無くなってしまったという生まれ育った場所を思い出していた

するとそこにロビン・アリンが現れ、サンサの作った雪の城に興味を持つ
気に入らない人間を月の扉から突き落として楽しむのが領主の仕事と思っているロビンは
ウィンターフェルに月の扉がない事を不思議に思う
サンサにも突き落として殺したい人間がいなかったわけではないので
もし本当に殺したい人間を突き落とす事ができたら~と、物騒な考えが少し頭をよぎる
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しかしロビンが乱暴に触ったせいで雪のウィンターフェルの塔が崩れ
そこから言い争いになり、サンサはロビンを引っ叩いてしまった
泣いて走り去るロビン、すると一部始終を見ていたベイリッシュが中庭に下りてきた

叩くべきじゃなかったわ・・
いえ、彼の母親がずっと前にそうすべきでした・・・彼の軌道修正を
もし彼がライサ叔母様に告げ口したら・・・
彼女の事なら私にまかせてくれればいい
ウィンターフェルがどんなだったか思い出したかったの・・・もう二度と見れないのだから
生きていれば色々あります、新しい良い家を建てるのなら、まず古い家を壊さなければ

何故あなたはジョフリーを殺したのですか?・・・・なぜです?
私はあなたにはわかり得ないほどあなたの母を愛してたのです
機会が巡ってきたなら・・・自分が愛する人を傷つけた者達をどうしてやります?
愛が力や責務に勝てる世界でなら・・・あなたは私の子となっていたでしょう・・・
だが私達はそんな世界では生きてはいない・・・あなたはかつての彼女よりも美しい・・・


ケイトリンの復讐のためにジョフリーを殺したと言うベイリッシュの言葉を聞き
そのストレートな感情に同調してしまったのか、自然と少しだけ笑みがこぼれるサンサ
そしてベイリッシュは警戒の解けたサンサに歩み寄りキスをした
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その後、サンサにライサから呼び出しがかかった
ライサは静かな口調でサンサを月の扉の縁に呼び寄せ話を始める
落差数百フィートの下の岩場に落ちれば、体は床に落ちた卵のようにバラバラ
月の扉から落とされた者の生々しい死に様を語るライサ

あなたのした事・・知ってるのよ
ご・・ごめんなさい・・ライサ叔母様、ロビンを叩くべきじゃなかったわ・・・もう二度と・・
可愛い子ぶるんじゃないわよ・・・この泥棒猫
彼にキスしたわね・・・・ピーターにキスしたでしょ!
嘘ついたってだめよ・・・この目で見たんだから・・・
この嘘吐き!売女!・・・彼は私のものなのよ!


サンサは言い訳する間もなく、ライサに首根っこを掴まれ
崖下から風が吹き上げる月の扉の中に押し込まれそうになる
狂ったように何度もサンサの頭を月の扉に押し込もうとするライサ
すると、その時ベイリッシュが現れライサを止めた
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彼女を放しなさい
この子がいいの?・・・・こんな頭空っぽの子供が・・・
この子は母親と同じよ・・・・あなたを愛する事なんか無いわ
私はあなたのために嘘もついたし、殺しもしたわ・・・
なのに何でこんな娘をここに連れてきたのよ・・・

彼女はどこかへ追い払う・・・命に・・神にかけて誓うよ・・・彼女を放すんだライサ

ベイリッシュがそう言うとライサはサンサを突き飛ばすように放し
そして月の扉の縁に座りこみ泣き出す
ベイリッシュはゆっくりとライサに近づき、そっと抱き寄せる

我が愛しの妻よ・・・愛しく・・愚かな妻だ・・・
私が愛した女は一人だけだよ・・・・生涯でたった一人だけ・・・・・・・君の姉だ


そう言って彼女の両肩を突き飛ばしたベイリッシュ
ライサは絶望的な表情と断末魔をあげ、月の門へと落ちて行った
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